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UFO

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UFO、未確認飛行物体についての話です
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#未確認飛行物体

UFOのまま逃げ切れ!

 全く、せっかく人が文章にしようと思っているのにあっさり認めるんじゃないよ、中国政府! お前らにはがっかりだよ! アメリカ相手だと弱腰かよ!

 まあ、例のアメリカ上空の中国のスパイ気球だが、だいたい宇宙人が「宇宙船ですよ」という乗り物で来るはずが無いだろうと自分なんかは思っていて、こういう一見ありふれていそうな気球こそ、よくわからないやつの偵察行為に思える。

 じゃ、よくある「UFOとされるも

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ザイダベック考

 特撮テレビ番組『アクマイザー3』には折からの(広義の)オカルトブームの影響を受け、地球内部の空洞に住むアクマ族という設定が出てくる。原作の石ノ森章太郎はオカルトに詳しかった。というのはあちこちで聞く話である。

 その第1話から、そしてエンディングテーマでも登場するのが「ザイダベック号」である。空飛ぶ幽霊船(もう「空とぶゆうれい船」って言ったらそりゃ石ノ森章太郎だよね)から飛べそうにない怪魚のよ

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仙台上空

>仙台上空に未確認物体 午前4時ごろから浮遊か 気象台「全くもって不明」

>仙台市南西部の上空で17日朝、風船のような丸い物が浮かんでいるとの目撃例が、相次いで河北新報社に寄せられた。気象台は「全くもって不明。宮城県、仙台市、自衛隊に聞いても分からない」と困惑
https://t.co/8naVYObDSA

 仙台上空に観測気球によく似た飛行物体が滞空していたとの事。
 高度はジェット旅客機の

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ロズウェルの全翼機?

(この記事を書くにあたっては、ツイッターでのゲッター・ショーンさん、蒲田典弘さん、秋月朗芳さん、花田英次郎さんの意見を参考にさせて戴きました)

 UFO趣味を結構続けていると、「あれ? この話ってこうだったっけ?」と思う事が時々ある。

 その中の一つが有名なロズウェル事件。もともと1947年に起きているのだけれど、その時は一応解決(実は正体不明の物体ではなく、気象観測用の気球であった)となって

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注視はするけど(昨日からのUFO)

 前から上がっていた、あるUFO動画の出所が本当にアメリカ海軍だとわかった件についてのあれこれの意見が、昨日から回ってくる。

 映像だけの範囲では専門外なのでスルー。現段階では自分の興味を引く要素もないしね。これに妙な憶測や尾ひれが付いたら、どうかわからんが。

 ちなみに米軍のパイロットが未確認飛行物体を目撃するというのは、1950年代にも結構あったりするので、特に珍しい訳ではない。

UFO趣味(始めてから就職前まで)

 ツイッターで冗談半分で「UFO的生い立ち」を書いたら「いいね」もらったんで、こっちにも。記憶通りなんで間違っているかも。

 小学校低学年(1976~1977位)、友達のS君やG君がUFO本を買ってもらっていて、そこに何人か集まって読んでいた。特にG君の母親が「UFOと宇宙」を購読していて、ガキどもにも見せてくれた。
 テレビでも「報道特バン」などのUFO特集見たし(ワイドショーでもUFOやった

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ふた付きドンブリ円盤

 宇宙人とかUFOというのは何か怖い存在だ。しかし時代によってはそうではないのかも知れない。

『UFOと宇宙』1976年10月号には東北地方でのUFO目撃の例がいくつか載っている。
 その中で私にとって最もユニークで興味深いのが『フタ付きドンブリ型円盤-蔵王山麓に出現』という記事である。
 目撃されたのは1974年8月6日午後8時頃、宮城県遠刈田温泉近くの別荘地『蔵王園』。目撃者は当時71歳の小

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大原で何が起こったか

 ユニバース出版社からかつて出た「にっぽん宇宙人白書」には、なかなか興味深い事例がいくつも現地調査されて載っている。日本のUFO事件に関する重要な1次資料と言えるだろう。今回はその中の一つを紹介しよう。

 1974年、京都・大原に住む河上むつさんは、深夜、山鳴りの音に驚いて外に飛び出し、その帰りに庭を見たところ、そこに異様な「小人」の姿を見る。しかもそれは「飛行物体」を伴っていた。まとめると次の

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UFO伊豆熱川事件

 韮澤潤一郎氏と言えば、日本のUFO界の有名人である。年末のバトルでもお馴染みだ。

 一度取材でお会いした事もある。私は何をするでもなく、同人誌の編集長の隣に座っていただけだったが。集合写真ぐらい撮れよ。

 私と韮沢氏のUFOに対する見解の違いはこの際関係無い。情報を持っている人には話を合わす。それが漢の生きる道(笑)

 実際にお会いした韮澤氏はアダムスキー信者どっぷりな人という訳ではなかっ

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19世紀末の飛行船騒動 6

◆神話は続く

 こうやって機械の姿を獲得した「謎の飛行物体」だが、その後も形を変え、間を開けて目撃され続ける。20世紀初頭になろと実用化したツェッペリン飛行船の脅威を感じていたイギリスに現れる。その後、本物に爆撃されるんだけど。
 1930年代にはスカンジナビア半島に、巨大な単葉でエンジンのいくつも付いた飛行機が現れる。これは当時のソ連で開発されていた「マキシム・ゴーリキー」号や「カリーニンK7

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19世紀末の飛行船騒動 5

◆大発明時代

 この時代は皆さんご存知の通り、様々な発明家が現代に繋がる発明・実用化を行っている。
 トーマス・エジソンやニコラ・テスラは有名だし、ライト兄弟もこの頃はグライダーの研究をしている。
 幽霊飛行船の話には、兄弟も教えを受けたというオクターブ・シャヌートが関わっているという噂もあった。

 稲生平太郎さんは「実用に耐える飛行船が初めて試験飛行に成功したのは1901年のことで」と述べて

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19世紀末の飛行船騒動 4

◆それは二次元からやってくる?

 現実世界を長距離航行可能な飛行船が飛び回る前に目撃されたのが「幽霊飛行船」なのだが、でも実はそれと前後して飛び回っていた場所がある。二次元世界だ。
 アルベール・ロビダの描く風刺に富んだイラストレーション作品、ジュール・ベルヌの科学小説「征服者ロビュール」(1886年)、アメリカの「フランク・リード・ライブラリ」(1891年から新聞連載)、他にもダイムノベルと呼

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19世紀末の飛行船騒動 3

◆グレートエイプリル(フール?)

 1897年2月になると「幽霊飛行船」の目撃はネブラスカ州に移る。3月から4月になると、目撃はテキサスからミシガンに至る中西部に広がった。代わりにカリフォルニアからの報告はぱったり途絶えてしまう。
 特に面白い話が爆発的に増えるのは4月に入ってからである。

・4月1日ミシガン州ベントンハーバー「イブニング・ニューズ」紙
 迷信深い人たちはそれ(ケースビルのサギ

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19世紀末の飛行船騒動 2

◆カリフォルニアからの旋風

 その最初の前兆は、もとをただせば1870年代に始まるらしい。1880年にはニューメキシコ州で魚の形でファンのような物体のある不可解な気球の目撃があり、人影はあったものの言葉はわからず、東洋から飛来するものとされた。

 1884年6月6日にはネブラスカ州南部ダンディ郡で、ブンブンという音と共に燃えながら歯車などの機械部品が落下、その中には幅16インチ、厚さ3インチの

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