マガジンのカバー画像

UFO

85
UFO、未確認飛行物体についての話です
運営しているクリエイター

記事一覧

TR-3Bのオカルトな部分

 ステルスB-2爆撃機あたりがビーフェルド・ブラウン効果という、電磁気的な手段で飛行しているという与太話は、自分の場合は「ムー」で知ったのではなかった。確か「ワンダーライフ」という雑誌であった。他にも「空想科学への大冒険」(1999)というマジメな顔をした本ににしれっと紛れ込んでいた

 素人考えなのかも知れないが、イオン風を起こすだけでなく、それ自体が推力になる程の電磁波を発生させる事ができるな

もっとみる

【感想】創作講座 料理を作るように小説を書こう 山本弘

 私は娯楽作品の「作り手」の本を読むのが好きだ。昔は特に、好きな映画にしろテレビ番組にしろ、観ていて「どうやって作っているんだろう」と思う事が多かったってのもある。特撮人形劇「サンダーバード」の制作裏話が知りたいって言うと、共感してくれる人は多いと思う。

 一番好きな娯楽作品ジャンルというとお笑いという事になる。やっぱり世代的な事もあって「ザ・ドリフターズ」が(全部が全部じゃないが)好きで、作り

もっとみる

山本弘はもう来ない

 山本弘さん、SF作家である。SF作家っぽい珍しい名前や、読みにくい名前や、難しい名前ではない。

 自分が山本弘さんの文章を最初に読んだのは、当時いた会社の偉いさんが怪しい水の機械にハマって、その関連の仕事をさせられている時に、上司がこっそり「こんな本もある」と「トンデモ本の世界」を渡してくれた時だと思う。「何か怪しい」がどこが怪しいか分かりにくい本の、怪しい部分についての解説が面白かった。

もっとみる

SFと古代宇宙飛行士説

 エーリッヒ・フォン・デニケンの「未来の記憶 : 超自然への挑戦」(1969)のような疑似科学的な話と、ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」(1977)のようなSFでは、どちらが先に「古代に他から来た宇宙飛行士との接触」を描いたのだろうか。

 1961年に来日したジョージ・ハント・ウィリアムソンは、この説の初期の論者であり、日本にかつて存在したコンタクティ系のUFO団体CBAの思想にも影響を

もっとみる

特に指定しない場合の空を飛ぶ道具

「ドラえもん」の「四次元ポケットにスペアがあったのだ」回では、田野金平の家に行く為に「空とぶ道具」が登場する。これである。

 特に指定しないとこれが出てくるんかいな。
 音を立てているが飛行原理は不明。パネルラインが多いのは当時のSFの影響か?
 誰か(特にムー民)に目撃されたら大騒ぎになる事必至の道具である。

 上から見た様子は介良事件の円盤にも似ている。上から乗り込むのかな?
 それにして

もっとみる

UFOと党派性

 超常現象について「肯定派」「否定派」という言葉を持ち出す人がいるが、どちらも「一枚岩」では決してない。

 まず「否定派に見える人」同士の仲が悪い。「あいつはやり方が荒い」、「パクり」、「非科学的」こんな事を言っている人を見ていたりする。あんまりクビを突っ込む世界でもないようだ。

 同じ穴のムジナに見える「アポロ陰謀論派」と「UFO異星人起源説肯定派」は仲が悪い。なぜかというと、アポロ計画その

もっとみる

場違いなテイルシッター

 旧ツイッターでJeff Knoxさんという人の投稿から、CUFOSというアメリカのUFO団体が収集した事例の中に、興味深い話がある事を知った。

 1982年3月21日夜、カール・スチュワート氏はインディアナ州ウェインからオハイオ州ミドルフィールドまで、州間高速道路80号線に沿って東へ車を走らせていた。

 1時間半程走った夜8時か9時頃、オハイオ州北西部を通りかかると、丘の上に着陸態勢のジェッ

もっとみる
「UFO手帖」文学フリマに出現

「UFO手帖」文学フリマに出現

 未確認飛行物体、UFOというのはどこか神話的な存在である。この「神話」がキリスト教的か、あるいは他の文化圏にも普遍的に存在するものかは別として。

 こんな事が言えるのも「時代」なのかもしれない。
 かつてはUFOは間違いなく、ボルトナット的な宇宙船が想像され、おそらく今でもそういう人は多いからである。

 UFOに関して、凝り固まった解釈ではない、別の道を常に探し続ける人々による同人誌が「UF

もっとみる

でもヘビでしょ

 その昔、矢追純一氏が「さんまのまんま」に出演した際、明石家さんまに「今度はつちのこを追いかけてみたらどうですか?」と言われ、「でもヘビでしょ」と答えた事があった。

 さんまは「幻のヘビ」と強調するのだが、ヘビはヘビである。確かにそうだ。せいぜいジャンプ能力がある程度のヘビが1種類新種として登録されても、世の中はそんなに変わらない。

 それまで矢追純一氏が追ってきたのは、「地球外生命の乗り物が

もっとみる

ある「ナチスの円盤」

 ナチスドイツの開発した空飛ぶ円盤という話がある。

 しかし、その真相のほとんどは円形翼の固定翼機、円形翼のジェット式VTOL機、ジェット式のオートジャイロ、ダクテッドファンを多用したマルチコプター、そして円盤によく似た形をした新発明のエンジン等(エンジンだけでは飛行できない)といった所である。

 つまり、ミステリアスではあるけれど、決して実現不可能ではない。あるいは存在しても不思議ではないと

もっとみる

「仮面の忍者赤影」の「大まんじ」について

「仮面の忍者赤影」は、一応時代設定は決まっているが、割と自由な忍者もので、テレビドラマ版は1967年4月5日から1968年3月27日まで放送された。

 この作品の「まんじ党編」には「大まんじ」という飛行要塞が登場する。大砲まで装備したその姿は「空飛ぶ円盤」であり、さすがにやりすぎだろうとも思うのだが、実は海外ドラマ「インベーダー」の放送が1967年10月4日から1970年7月25日と、被っている

もっとみる

映画『風立ちぬ』と空飛ぶ円盤

 6月24日は空飛ぶ円盤の日である。1947年のこの日、ケネス・アーノルドという実業家がワシントン州レーニア山上空で謎の飛行物体を目撃、新聞記者に説明するのに、水面に投げた受け皿(ソーサー)という例えを使った事から、「フライング・ソーサー」、「フライング・ディスク」という言葉が生まれた。
 日本ではこれを「空飛ぶ円盤」と呼んだ。今に至るUFO(未確認飛行物体)に関する議論の発端とされる。
 よくよ

もっとみる

きっと見つかる、あなたにぴったりの陰謀論

 上岡龍太郎は霊能力の話は嫌いだが、東日流外三郡誌は信じていたという。

 こういう話は笑ってはいけない。

 UFOが宇宙から飛んでくる話は否定する人が、引っ越しする時の方位を気にし、神社に厄払いに行ったという話を聞いた。

 みんな、何らかのオカルトに、どこかで頼っているのだと思う。

 日本でも結構知られているが、
「アメリカ政府は宇宙人の乗り物を隠匿し、その技術で新兵器を開発している」
 

もっとみる

夏休みの工作・UFO

たまたま思いつきで。

いや、もしかしたら小型のエンバンぐらい作れそうな気がしたものだ。

エンバンにはそんな側面もある。

実際イオノクラフトを飛ばした中学生もいたし。

なんか、コンデンサとかコイルとか買ってきて、適当な回路組んだら飛びそうな気がしたし。

いま、ラジオ少年とかいないだろうけど、昔は電子部品いじっている子が結構いたもんだ。

そういえば、介良のエンバンには、ラジオのような配線が

もっとみる