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読書の参考書〜習慣化・速読術・記憶術・行動化について〜

1 .はじめに

ここに辿り着かれた方は、良く本を読まれている、または読書に興味があるという方ではないでしょうか。

本好きのわたしとしては、皆さまに見て頂けてとても嬉しいです。

今回は、読書をするに当たって習慣化する方法や速読また記憶そして行動に移すにはという、読書の参考書となるような内容について記載しております。

ぜひ興味のある部分だけでも読んで頂けたらと思います。


2.習慣化

読書のメリットはわかっているんだけど、続けるのが難しいんだってという方は、ここをお読み頂ければと思います。

また、冊数を増やしたいかも。(結びつけとか使えます)

実際に私も試している方法を3種類ご紹介いたします。


2-1
習慣に結びつける
まず、第一の手法として、生活に結びつけてしまうという方法です。

普段の生活では、歯磨きをする、トイレに行く、お風呂に入るなど習慣化されていることがあると思います。

この習慣化されている行為と一緒にやってしまうという、結びつけの手法です。
例えば、歯を磨くときには5ページ読むというルールを決めます。おそらく1日に3回歯を磨かれるとして、日に15ページ。1ヶ月では450ページになります。約2冊程度読めるでしょう。

いつも行なっている歯磨きという行為に5ページ結びつけるだけで、月に約2冊読めてしまうということになります。簡単です。

ここでひとつ気をつけたいことは、読書をするという新たな習慣を確立するのではなく、今の習慣に結びつけることで、ハードルを下げるということです。ハードルが下がることによって続けられようになります。

2-2.スケジュールに入れる
次に第二の手法としてスケジュールに組み込むという方法です。

仕事では、客先に出向くや締め切りなどスケジュール表に書き込むこともあると思います。

同じように読書に関してもスケジュール表に読書の時間を確保することで、絶対にその時間に行うというスケジュールブロッキングをしましょう。

このスケジュールブロッキングは時間管理にも有効であり、仕事の予定管理にも使うことができます。(To Doリストは意味ないようですよ。)
詳しくはケビンクルーズ著「1440分の使い方」にあります。

2-3.習慣化アプリを使う
第三の手法として、習慣化アプリを使うという方法です。

みんちゃれというアプリをご存知でしょうか。
A10Lab株式会社から出されている3日坊主防止のアプリでして、
仕事から生活まで様々な習慣化を行なっていこうというものです。

このアプリを使って読書を習慣化する方法をご紹介いたします。
例えば、次のようなチーム「毎日5ページ読もうの会」があるとします。

そこにいるメンバーで読んだページの写真をLINEのようなチャットに載せていくという手順を踏みます。

そこでは、Aさんは「7つの習慣を読みました、アップします」、Bさんは「人間失格を読みました、登場人物が私にそっくりです」など本の画像やコメントを投稿します。

これにより他者が習慣化されている様子を見て、プレッシャーを感じること、また「みんなやってないな、わたしはやっているけど?」と優越感を感じることなど、感情を利用して習慣化することができます。

下に「みんちゃれ」のHPとアプリのリンクを貼っておきます。
みんちゃれHP: https://minchalle.com/


3 速読術

今回ご紹介するのは、本を読み進める前に行う方法と読み進め方になります。

この方法をすることで、一日に10冊読めます、とは言いません。わたしもその領域に達していません。

ですが、全体の読書時間として20−30%程度は短くすることができると思います。わたしは、この方法で日に1冊程度は読めています。

どちらもあまり、小説には向かないやり方ではありますので、ビジネス書や技術書を読むのにお使い頂ければと思います。
(わたし自身も小説を読むときは時間は気にしておらず、世界観を楽しむということが大事だと思っております。)

3-1.読み進める前にすること
読む前に目次を読みましょう、そして想像しましょう、ということ方法です。

目次を最初に読まれている方は多いのではないでしょうか。

わたしも「ふむふむ、この本にはこんな感じか」と書店で眺めることもあります。

しかし、ここで終わりにしないでください。
眺めて終わりではなく、一度目次から内容がどう書かれているか、自分だったら何を書くか想像してみましょう。

一度想像しておくことで、実際に本を読み進めていったときに、想像と違ったら熟読、想像通りだったら読み飛ばしと選択することができます。

これにより読む量を減らせ、1冊に対するスピードが上がります。


(ここから余計なお世話情報です。)
知識量に比例するため、自身にとって1冊全部新しい知識という本はあまりオススメはしないです。

良い本とも言えるのですが、挫折がしやすい点と前提とする知識が必要とされることも多く得られる知識量に対し時間が大幅にかかってしまうことがあります。


3-2.目的読みをする
次の速読術は、目的読みの方法です。

まず、読書の前に自身が選んだ本の読む目的を決めます。(詳しくは行動に移すためにで後述。)

その目的にあった部分以外は読まないという方法です。

必要な部分以外を読み飛ばすことで圧倒的に早くなります。
デメリットとして関連知識の見逃しといったことは出てきますが。

そのためこのやり方は、ある程度(選んだ分野について3、4冊読まれてから)やるのがオススメです。また前提の知識量があるという方にはとても有効な方法であると思います。


4記憶術

前提として本の内容を一度読んだだけで全部覚えるというのは難しいです。

諦めましょう。
複数回読むことで、記憶が定着するということは科学的にも示され、多くの書籍に書かれています。

ここでは、一回読んだ際に、今までよりも10%、20%でも少しでも良いので上げていこうという方法になります。参考となれば幸いです。

4-1.読む順番を変える
では、まず読む順番を変えるという方法です。
これは上述した”目的読み”を行う際にわたしが使っている方法です。

人間の脳は、記憶しやすさ関して次のような傾向が研究で明らかになっています。
   ・初頭効果(はじめに学んだことを覚えている)
   ・強調されていることはよく覚える
   ・五感を刺激するもの
   ・親近性効果(一番最近触れたこと)

この傾向を利用して記憶に本の内容を定着させます。

本を読む際の目的となっている内容を、最初と最後に読む順番を持ってくるという簡単な方法です。

そして、他の内容は途中に目を通します。これにより、欲しい情報の記憶の残りやすさは、アップします。


4-2.マインドマップを使う
次に、マインドマップを使うという方法です。

マインドマップとは、放射状にキーワードを関連づけて記録していく方法です。

読書マインドマップについての詳しい内容は別途記述したいと思います(少しながくなりそうなので。)

簡単にまとめますと、マインドマップは脳に適した記述方法で、中心のワードから連想されるものを枝を生やしてキーワードを書き込んでいくという方法です。

読書へどう使うのかというと、読む前に目次から簡易なマインドマップを作成します。

そして、面白かった本に対してフルマインドマップを作成し、一目でどんな内容であったかを見渡せるようにするという方法を行なっています。

これにより、内容を忘れたときにマインドマップを一目見るだけで、簡単に思い出すことができます。

マインドマップについて詳しい内容を知りたいという方は記事をお待ちいただくか、以下の本が参考になるかと思います。

トニー・ブザン著「ザ・マインドマップ」(マインドマップを作られた方の本です。)


4-3.ひとに話す
読んだ内容って忘れてしまうのに対し、友達との会話などは意外と覚えていたりしないでしょうか。

これは感情が結びついているということが関係します。

会話を利用することで、アウトプットと感情が結びつきます。

この2点により本の内容の記憶の定着率が非常に高まります。
(文章を書くというアウトプットも良いです、しかし感情を絡ませることは有効なので話すということをベースにする良いでしょう。)


5行動化

最後に、読んだ内容を行動に移すという段階です。

知識を得るということはとても大事ですし、大変面白いです。

ですが、行動に移すことができなければ効果は半減すると言っても過言ではないでしょう。

そこで、どうやって行動に移せば良いのかということを述べたいと思います。

方法としては、読む前と読んだ後にノートを取るという方法です。

何を取るかというと、まず読む前に、なぜ読むか目的を書きます。
最初に目的を書くことで、読み進める際に意識が内容に向きます。

また、目的読みをしても良いでしょう。(速読術を参照ください)
そして、読んだ後に、内容を簡単にまとめ、内容を元に今後何をしていくか考えます。

さらに行動できたらノートにチェックをつけます。

このノートを作ることで、何をしていくか明確になることに加え、行動に結びついているか、読んだ意味があったかがわかるでしょう。

ぜひ、どんどん行動に移して楽しい人生を。

また、このノートはマインドマップの記憶術と組み合わせるのも有効です。(記憶術参照ください)

6さいごに

読書に関連する技術を習慣・速読・記憶・行動の観点から書かせていただきました。

少しでも読書生活の参考になれば幸いです。

感想・質問等頂けましたら喜びます、コメントでもツイッターでもお待ちしております。
Twitter:@vc_monogusa

今後も、何か生活や仕事に対し手のお役立ち情報を発信できればと思いますので、ぜひフォローお待ちしております。

では、楽しい読書生活を。

新たな情報提供のタネに。