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子どもの人生は代われないから、今できること

子どもは生まれてから自立するまで24年かかるとモンテッソーリ教育では考えられています。

でも、私たち親が自立するまでの24年の間、子どものそばにくっついて、いつも人生の切り開き方や困難の乗り越え方を教えれるかというと、それはありえません。


小学校にあがれば、親よりお友達といることが楽しくなってきて、その後はどんどん自分の世界を広げて、徐々に親のそばから離れていきます。

私たち親は、子どもが苦しい時、代わりに乗り越えてあげることも、悲しみを代わりに味わうことも、代わりに試験を受けることも、代わりに人生の選択をすることもできません。


子どもは自分の力で選択をして、行動し、何か困難に直面した時に乗り越えたり、逃げたり、かわしたりしながら、自分の足で人生を歩んでいかなくてはいけないのです。

しかし、そのためには知識や能力、高いIQや手先の器用さよりも先に、まず心の土台が育まれていることが大切なのです。
自己愛自己肯定感他者や世界への信頼があって始めて、もっている力を発揮することができます。

そして、その心の土台を育むのが0〜6歳の時期なのです。

だから、そばにいる0〜6歳の間にまず、生きることの楽しさや愛されている安心感、自分への信頼や自分は大丈夫・できるという有能感を心の奥深くに届けてあげたい


親として子どもにできる最大の贈り物です。

知識や能力よりも心の栄養が何よりも大切。
どんな知識や能力があっても、自分への信頼や世界の信頼なくして、自分の力を発揮することも、困難を乗り越えることもできません。

だから、まず「どうせ子どもだから」ではなく、目の前にいる子どもを信頼して、一人の人間として尊重したかかわりをすることが欠かせません。

大切に敬ってかかわってもらった子は、心が満たされ、人を大切にできるようになります。


子どもの人生は、代われないから。

そばにいる間に、心の土台を育むお手伝いをすること。

それが、今子どもと一緒にいる私たち親にできること。 

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