49日目 「今年の」人の育て方

新入社員、若手・中堅社員、派遣社員の教育計画を立てるのも課長の仕事です。

新入社員や新たに契約した派遣社員には指導者をつけて業務の進め方を指導する様にしています。

右も左もわからないのが新入社員ですので、トイレの場所や非常口の場所など当たり前の事も教えなければなりません。

また、指導者に若手社員をアサインし、教わる立場から、教える立場にすることで若手社員の教育にもなります。

新たに契約した派遣社員の場合は、若手社員より年上の場合もあったりして、そういう状況でも対応できるようにしていくのも教育の一つです。

特に新入社員の場合は、最初に教わったやり方が今後の社会人生活でのベースとなるので、かなり重要です。

「今年の」新入社員は特別ですね。

入社式や集合教育は「密」になるので、全てオンラインでした。配属後の業務も基本的にオンラインです。

そのため、「先輩社員の背中を見てやり方を学ぶ」ということができません。

在宅勤務だと背中は見えませんので、ちゃんと文書や声で伝えないといけません。

また、昔ながらの「上司の鞄持ち」で、顧客との打ち合わせに同席することもありません。

鞄持ち係から議事録係って感じになるにでしょうか?
オンラインでの打合せだと、会議室の大きさや椅子の数を気にしなくていいので、出席者を容易に増やせます。

また、これまで座学でやっていた教育は基本的オンラインでやっているため、オンライン会議システムで録画を押すだけで教育コンテンツができてしまいます。

古い生活様式(新しい生活様式の反意語)の時に、録画してコンテンツ化しようとすると、集合教育を録画しようという発想で、カメラとカメラマンを用意しなければという発想になっていたでしょう。

オンラインで教育するとなると、録画ボタンを押すだけでいいのでコンテンツ作成のハードはかなり下がりました。

コンテンツ化しておけば、教える側も欠席者した人に再教育したり、昨年と同じ内容で有れば、コンテンツを紹介するだけで良くなります。

また、受講者も復習したくなった時に、そのコンテンツを見に行けばよいので、学習効率が上がりそうです。

処理能力が高い人は、倍速で再生すれば良いので、時短になります。

座学型の教育は、オンライン化でかなり効率化していくと考えられます。

今年は、オンラインでの業務が一気に普及したので、いろいろ効率化できそうですね。

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