腹ごしらえにオムライス
たまごがふわっふわのスフレになってて
わぁと心踊るお食事の始まり

ま、何はともあれたまごって

たまご色って

ほっこり
ふんわり
やさしい
気持ちにさせてくれる

そんな気持ちのなか聴こえてきたもの

どこかのテーブルの

離婚相談

調停離婚だとどんな感じか

こどもの親権とか

もうその家族はいずれ

食卓には誰かがいない未来を迎えるだろう

おいしいね

それを伝え合う
語り合う

家族の誰かがいなくなる

もうすでに語りあうことのない食卓かもしれない

食事をしているからなのか、それを思った

先日、楽しくお出かけしようと乗り込んだ電車の座席の前にいる女性のグループ

出かけるのに家事を全部やってからじゃないと家を出られない

と愚痴をこぼす

こちらのお出かけ気分まで下げてくれてどうも…

乗り換えで乗った電車の長椅子座席の隣に居合わせたのは

ひたすら旦那の文句を言う女性

イヤホンを持ってこなかったことをひたすら後悔

「あの人って絶対自分の意見を曲げない」らしいが

第三者できいていても

【あなたもね】

人間関係には

それぞれの正義の剣の形状や材質が違うので

調整

が必要なのだろう

結婚の当初か

付き合い始めたときには

バランスなんてものはどこか吹っ飛んで

二人の甘美な世界に

そんなリアリティーなんて野暮

時を経て

許し合うことの誓いは

互いの正義を一方的に主張する関係を造り出した

親しき仲にも礼儀あり

古い慣用句の辞書にしか載ってないのかというほどの

そんな様相の昨今の人間関係模様

自分を尊重して欲しかったら相手も尊重しようね

汝の隣人を愛せよ

いやぁもう隣人すら怖い時代

敵か味方か

嗅ぎ廻ってすり減らす嗅覚と神経

疑心暗鬼のなかで

いかにそれなりにハイスペックの異性をゲットするか

容姿がいい人でないと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　モテる人って浮気するんでしょ？

働きたくないから高収入でないと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　倍率高くって惨敗

女の幸せって　結婚と出産っていうじゃない？

世相が混乱してくると
【安定した拠り所】を求める女性の集団無意識の作用だろうか

・・・これは封建社会の残骸なのではないか

どこかの【イエ】に入って安定的な衣食住確保のためのもの

生きていく手段だったもの

夫婦別姓が叫ばれる現代に

【イエ】

はどれほどのものとして各々の価値にあるのか

【長男】じゃなくて【次男】

を求める女性の

いや母親の、いやもっと前からの

【長男の嫁は苦労するから】

その語り継がれ…

一人っ子の家族形態に

【長男】も【次男】もあるのだろうか

誰のために

なんのために

結婚

はあるのか

それは男女の愛の形の成長のセレモニーだと捉えている

幼い恋愛から

認めあい尊重し協調していく

その関係となりますね？の確認と覚悟のための結婚というセレモニー

家族となり

愛は拡張し奥行きのある包み込む慈愛へと変化するとともに護っていこうとする強さも兼ね備えていく

こんな穏やかなものを謳っていられなかった封建社会

【家】【国】【身分】

奪い合う時代にいかに守っていくかが問われる社会

自由を謳う憲法下にあっても

実際のところ【法の下の平等】を手放しで体感することは少ない

現代においても

【学歴】【家柄】【地域】【職業】【性差】【世代】【収入】…

さまざまな【差】を生み出すファクターが存在する

女性たちは与えられたなかで

ベストな選択をしなければならないと

そう植えつけられている

世間からつまはじきにされないように

はみ出すと生きていくことに苦労をするという暗黙知

またそれは女性として不幸であると

土から風へと移行しつつあるというが、

この集団無意識の移行はどのくらいかかるのだろう

風の時代は女性時代の再来

そういう言葉も囁かれるが

こびりついて剥がれない歴史の置き土産はアセンションとともに手放していけるのだろうか