大木 美穂

ドイツ在住ピアニスト・ピアノ教育者・音楽家のメンタルトレーニング研究/実践者・ドイツ語…

大木 美穂

ドイツ在住ピアニスト・ピアノ教育者・音楽家のメンタルトレーニング研究/実践者・ドイツ語通訳翻訳者。娘(5)と双子息子(1)、3児の母。noteでは主にドイツでの生活、メンタルトレーニング、海外子育て、語学学習、その他普段感じたことや学びなどをシェアしていきます。

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    音楽家とパフォーマーのためのメンタルトレーニング関連の記事をまとめました。

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日々のエネルギーを高めるために大切なこと

先月の音楽家のためのメンタルトレーニングLABOのテーマは「エネルギーを高める」でした。 気やエネルギーを流し増幅させ上手に使えるようにするにはどうしたら良いのか、というテーマで講義&ワークショップをさせていただき、講義後「エネルギーを高めるために日々に何を取り入れたいですか?」という質問に、「自分で自分の機嫌を取る」こと、そして「勘を信じ磨くこと」と答えて下さった参加者さんがいらっしゃいました。 そう。日々のエネルギーを高めるためにとても大切なこと。 それは、自分で自

    • 障害や制約がある方が「考える力」は伸びる

      新年度になりました。 花や緑が美しい季節。しかし鼻が…(花粉症 笑) 昨年自分の本を出版したことがきっかけで、様々な本の著者の方々と出会う機会に恵まれるようになりました。 最近は樺沢紫苑さんが主宰する「ウェブ心理塾」というコミュニティにて、今年1月にご著書を出された佐藤恵子さんと知り合う機会があり、今恵子さんの本「キャリアにこそマーケティングを!」を少しずつ読み進めています。 (最近風邪や花粉症や夫の手術やらでバタバタしていて読書する時間がなかなか取れず亀ペースですが

      • 一瞬のために生きること

        私たちはどこか一瞬のために生きている生き物だなぁとつくづく思う。 日常生活では一度しか着ないかもしれない服や一度だけ旅行に使うかもしれないものを買ってみたり、一瞬雨が降るときに備えて傘は持って出かけたり、少し肌寒い朝のために上着を持って出かけたり。 数分間気球に乗るのに数万円を払ってみたり(娘が昔あれに乗りたいと言っていたので高いけれどいつか娘と乗ってみたいと思っている)、たった数秒のバンジージャンプにも数万円を払ってみたり(ちなみに私はバンジージャンプはしたことがないし

        • 言葉や映像では伝わらないものがある

          言葉や映像では伝わらないものがある。 そんなことを大学通勤中にふと思った。 美しいドイツの春の始まりをみんなとも共有したくて、写真を撮ってみるが、なかなかその美しさは写真に収まりきらない。 鳥のさえずりや川の水のきらめきを移せば伝わるかもしれないと思って動画にしてみるが、肌に触れる朝の空気や温度感はそれでも伝わらない。 時は遡り、逆のこともあった。 10代から20代始めの頃、私はコンパクトデジタルカメラで撮影をするのが趣味のひとつだった。 あるとき目の前に広がる景色が

        日々のエネルギーを高めるために大切なこと

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          この子はこの子のままでいい

          最近すごく良い本を読んだ。 児童精神科医・佐々木正美さんの 『この子はこの子のままでいいと思える本』。 教育に携わるすべての人に読んでほしい! 夫とのチームワークで 「こんな家庭に育ってみたい」と自分自身が思える家庭を築けていること、 自分自身は素直な子どもであれなかったぶん、 子どもに対しては素直な親であれていることが、 親としての自信にもなっていくと思う。 私が3人の子育てをする中で心がけていること。 それは、「信じる」こと。 3人ともこんなにも違っていて、こんな

          この子はこの子のままでいい

          頭ではなく、心から湧き出る本音の夢を。

          みなさんは、定期的に夢やビジョンを書き出していますか? 私は3児の母になった今、子どもたちが可愛い反面、なかなか自分の時間が取れず(昔からひとりの時間が好きなタイプ)、子どもが熱出したり双子がごはんぶちまけたり(ほぼ毎食)、自分自身も体調が数週間優れず(季節の変わり目)、研究を続けるための計画をドイツ語や英語や日本語で作成したり(なかなか進まず)気になっていた大学の公募の準備をしつつ(書類は全部準備したのに時期尚早な気がして結局応募できず)来年の移住計画を立てつつ(やること

          頭ではなく、心から湧き出る本音の夢を。

          音楽とともに語学を学ぶ。

          2021年12月にドイツ、ハレに立ち上げた日本語学校にて、本日最後の授業を務めさせていただきました。 「音楽とともに語学を学ぶ」 をモットーに、子どもたちのたくさんの笑顔と成長が見られた2年3ヶ月でした。 授業は地元の大学で学ぶ日本人の学生さんに引き継ぎ、これからその時間をピアノや音楽メンタルトレーニング研究や出版のための時間に充てさせていただきます。 この調子でバイリンガルキッズたちみんなが引き続き楽しく日本語に触れられますように☺️ 良いイースターを!

          音楽とともに語学を学ぶ。

          初出版を、そこから始まる第一歩にしたい

          まずはじめに、ご報告から。 去年末にヤマハ様より発売した「音楽家のためのメンタルトレーニング」。 なんと、おかげさまで重版決定となりました・・・! みなさまのおかげでここまで来れました。感謝いたします。 引き続き、必要とする音楽家のもとに書籍が届きますように。 さて、重版が決まった上記書籍の参考文献のひとつに、 精神科医・樺沢先生の書籍「いい緊張は能力を2倍にする」があります。 実は、3日後に読書会を一緒に開催させていただくことになっている友人、小幡茂人 さん(通

          初出版を、そこから始まる第一歩にしたい

          最近の双子/3人育児事情

          今日は朝から(拾えないタイプの)朝ごはんを息子に3回連続でひっくり返されてだいぶへこんでいた私(昨日のLABOでは「エネルギーの高め方」の講義をしたにも関わらず笑)。へこんでいたというか、正直私は、怒っていた(昨日は感情とエネルギーの関係についてお話ししたばかりなんだけどな笑)。食べ物を無駄にするなんてこの食べ物に関わったすべての命に申し訳ないし許さないわよと(昔から食べ物を無駄にしたり捨てたりするのが苦手な私)。 娘はここまでひどかった記憶がなく… 男の子あるあるなのか、

          最近の双子/3人育児事情

          ピアニストは暗譜で演奏しなければならないのか

          再来月にソロコンサートの機会を頂いた。 のだけれど… 子ども3人がいてしかも3ヶ月後に新たなプログラムで70分ってちょっと胸騒ぎがしたので(話があった月曜は嬉しい反面、間に合わない悪夢をみた)、 今日はピアニストはソロのとき暗譜で演奏しなければならないかということについてお話ししたいと思います。 (練習しろ) 試験やコンクールでは暗譜がほぼスタンダードだし、コンサートでもソロのピアニストは暗譜で弾くのが自然の流れのようになってますよね。 そもそもピアニストが暗譜し始め

          ピアニストは暗譜で演奏しなければならないのか

          2月、ドイツからのお便り

          2月になりましたね。 2024年も12分の1が過ぎました。 2024年の音楽家のためのメンタルトレーニングLABOの1月のテーマは「Goal-setting(目標設定)」。 わくわくする目標設定の秘訣とは? 目標を達成できる人の特徴とポイントとは? 目標設定しやすくなるとっておきのツール、目標との上手な付き合い方などを勉強しました。 みなさんが実際に立てた目標、見ていると私もとてもわくわく。 これから1年間みなさんがどうメンタルトレーニングを日々に取り入れて変わって

          2月、ドイツからのお便り

          明日まで!“カラダ”と“ココロ”の専門家による音楽家のためのメンタル×カラダ講座マスタークラス in 東京!

          ドイツよりこんにちは! こちらの講座、メルマガと公式LINEとXで募集をかけたところ、受講生枠は残席ゼロとなりました。 聴講生枠はまだ空いております。聴講生とは言っても個別の演奏をしていただかないだけで、ワークショップでのワーク・質問等で積極的に参加していただけるのでぜひご参加ください。 申込み締め切りは明日までです。 去年よりもバージョンアップした “カラダ”と“ココロ”の専門家による 音楽家のためのメンタル×カラダ講座マスタークラス in 東京! ◆講座スケジュー

          明日まで!“カラダ”と“ココロ”の専門家による音楽家のためのメンタル×カラダ講座マスタークラス in 東京!

          音楽家のためのメンタルトレーニングワークショップ& LABOローンチパーティー🎉

          明日12月23日日本時間21時に、 音楽家のためのメンタルトレーニングワークショップ& LABOローンチパーティー🎉開催します! 2024年、1年間かけてメンタルトレーニンングを日常の一部にしていける「音楽家のためのメンタルトレーニングワークショップLABO」のリニューアル版のローンチをお祝いしつつ、 音楽家が緊張とうまく付き合いパフォーマンスを楽しみ実力を発揮できるようになるロードマップもお伝えしていきます(出版の裏話も聞けるかも!)。 音楽家のためのメンタルトレーニン

          音楽家のためのメンタルトレーニングワークショップ& LABOローンチパーティー🎉

          勇気を持つということ

          今朝のほっこりした話。 家の前の小さな通りには、ドイツの伝統的な革製品を作る小さなマニュファクチャーがあります。 その前でいつもパイプをふかしている革職人のおじさん。 まさに職人雰囲気が漂っており、私が挨拶をしても頷くだけ。 前を通るたびに、子どもたちとバタバタわいわい通る私をいつも厳しそうな目で見ていて。 私のことをあまりよく思っていないのかなとか、外国人だからかな〜、なんて思っていました。 いま私は今週末11/26と来月12/10に開催する今年最後のコンサートの宣伝

          勇気を持つということ

          優雅な時間〜三人の乳幼児との朝の1コマ

          優雅な時間に憧れている。 …そんなことを、最近たくさん動き回るようになって保育園のありとあらゆる準備に時間がかかりまくる1歳双子ボーイズと、自分の世界に入って周囲の音が聞こえなくなる能力(それを人はフローと呼ぶ)を持つ5歳になったばかりの長女を幼稚園に送って行ったあとに、思う。 双子はジタバタ動き回り服を着せるのに15分×2回かかり、朝ごはんではすべてを床に落とし(「あーあ、昨日の夜も掃除機かけたのに…」)、何とか手と顔を綺麗にして歯磨きさせて出発直前になった時に、少食長

          優雅な時間〜三人の乳幼児との朝の1コマ

          出版祭!クラウドファンディングを始めました!

          ドイツ在住・音楽家のためのメンタルトレーニング研究実践家の大木美穂です。 11月末に一般発売予定の書籍『音楽家のためのメンタルトレーニング』の出版を記念し、発売に先駆けて、今週、クラウドファンディングを始めました。 音楽家がメンタルトレーニングを実践して ひとりでも多くの音楽家のあがりの悩みが減るように。 音楽が好きな人たちと音楽との関係がポジティブなものであるように。 このページに今の私の最大限の想いをぎゅっと詰め込みました。 また、 ・メンタルトレーニング講座!

          出版祭!クラウドファンディングを始めました!