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長寿の秘訣は「気付く」こと

「100歳の誕生日を
水の中(プール)でお祝いする」
をモットーに水泳指導を行い続けて
20年近くになります。

100歳を目指して、
水泳をやられていた生徒さんの中には、
一時離脱されている方もいらっしゃいます。

小さなガンが見つかったので手術をされた方、
骨折をしてしまいリハビリをされている方、
膝や腰を痛めてしまい療養されている方、
白内障の手術をされるということで
お休みをされている方など…

そんな皆さんが
プールに戻って来てくれたときに
「お帰りなさい😊」と言うため、
日々レッスンを続けております。


さて、
今回は「長寿の秘訣」ついてです。


約600万年前に人類が誕生したときから、
人はどんなに長命でも
120歳位までには亡くなる様に
作られているようです。

史上最高齢はジャンヌ・ルイーズ・カルマン氏,フランス,122歳164日


それは人間には
生命の回数券と言われる「テロメア」が
120年分しかないからだと言われています。

老化により
脳神経細胞の老化、
各細胞の遺伝子情報の誤報、
免疫力の低下、ホルモン分必不足、
動脈硬化、肝臓重量の低下などが
筋肉量の低下と同時進行していきます。


老化は完全に止めることは出来ませんので
この宿命を出来る限り制御する方法を
自分なりに考えておくことが、
健康で長生きの秘訣となります。

しかし
実際のところ
加齢と共に直接生命を奪う物は
「免疫力の低下」です。

老衰で無くなるのは殆どが
このタイプになります。

つまり衰弱した身体が
ありふれた菌やウイルスに
攻撃されて負けてしまうのです。

多くの場合
軽い風邪の後に
肺炎を起こして
死亡してしまう事が多いようです。

本来ならば
菌やウイルスに攻撃されると
炎症やアレルギーが起き、
激しい症状でそれを知らせてくれるハズですが、
免疫の低下でそれが起きずに、
結果、治療が遅れてしまったりします。

例として
肺の細胞は肺炎菌により食されてしまい、
肺機能が低下し、
酸素不足で亡くなってしまうのが
多くの老衰での死因です。

肺炎が起きても、
高熱がでて自然に備わっている治癒力が、
感染を知らせてくれるので、
適切な処置をうければ、
回復に至るようになります。


ガンもこの一つです。

ガンは自己の細胞が
発ガン性物質、放射線や
発ガン性ウイルスなどで
遺伝子情報が狂い
とんでもない間違った細胞を
作り始めた現象です。

正常な免疫力があれば、
ガン化していても絶えず処理され、
正常細胞に戻るように仕組まれています。

しかし免疫力が低下すると
ガン細胞はどんどん増殖して行きます。

胃であれば痛みを感じる神経があり、
皮膚であれば自分の目で見る事で
変調を知る事が出来ます。

しかし、そうした不快感を
早くから教えてくれない臓器、
例えば肺や肝臓、すい職、直腸、子宮などでは
発見が遅れる事がしばしばです。

なので、
増殖した部位が胃なら、
極初期に自分でも、
「どうも胃が変だ・・・」と
感じることが出来るわけです。

病気は
自分で発見(きづき)できなければ
誰も教えてくれません。

日頃自分の体調を
よく観察しておくことが肝心ですね。


予防医療にもなる東洋医学が
腎臓や肝臓に注目しているのも
そういった「沈黙の臓器」の不調を
早期で気付けるように・・・
という理由があります。

尚、
スポーツをやられていると
自己治癒力や免疫力を強めるだけでなく
自分の病気を感知する力を強めます。
(なんかパフォーマンスが悪いな…と、なるので)


世界大会2大会連続メダリストの
大橋悠依選手も
大学1〜2年の長い期間、
原因不明の体調不良で
まともに練習ができなかったようです。

更に精神的にも不安定になり
人を避けるようにもなってしまい
常に孤独を感じていたそうです。

体調不良の原因は
「貧血」だとわかるまでは
「どん底だった」と話されていました。


このように
体のことを誰よりも気遣っている
トップアスリートですら、
貧血に気づけないわけですから
そうでない我々でも
体の異変に気付くのは難しいと思われます。

長寿の秘訣は、
気付きです。

それが結果
老化を制御することになるのです。

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