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血圧降下剤を飲む前に知りたい!!本当は怖い副作用とは?

こんにちは!
分子栄養学食生活アドバイザーの盛上です^^

前回に引き続き高血圧についての記事を書いていきます。
今回のテーマは「血圧降下剤を飲む前に知りたい!!本当は怖い副作用とは?」になります。

Q,皆さんは高血圧だと診断されたことがありますか?
Q,高血圧だと診断され服薬されていますか?
Q,ご家族の方に血圧降下剤を服薬されている方はいらっしゃいますか?

「血圧降下剤を飲む前に知りたい!!~」というタイトルにはしていますが、もちろん現在すでに服薬中の方にも是非読んで頂きたい内容となっております。
現在、ご自身が飲まれている薬の事をよく知って頂き今後の減薬・断薬への知識として理解を深めていただけたらなと思っております。

具体的な減薬や断薬に関する話は次回以降に書かせて頂きますが、その為にまず血圧降下剤の種類と副作用について知る事が大切になります!


今からお話する内容を理解して頂くことにより以下のメリットを得ることが出来ます!!

✅血圧降下剤がなぜ血圧を下げるのか?仕組みが理解できる☝
✅血圧降下剤のデメリットと副作用が分かる☝
✅デメリットや副作用を理解した上で血圧降下剤と今後どう向き合うべきか?考えるキッカケになる☝

それでは血圧降下剤の種類と副作用について今回はお勉強していきましょう♪

はじめに

高血圧 人

そもそものそもそもですが…血圧降下剤を理解する為にはまず、「高血圧になぜなるのか?」を理解しなくてはなりません。

一般的に言われている説は…

食塩に含まれるナトリウムは体内に水分を保持させる働きをしている。
その濃度が高くなると体液が増え、その結果、血管を通る血液の量も増えて血圧が高くなるのは事実である。
(引用 本:医学常識はウソだらけ 著者:三石巌)

皆さんもご存じの高血圧の仕組みではないでしょうか?

ここから「高血圧=食塩の摂り過ぎ説」が生まれました。

今回は日本でよく使用されている血圧降下剤を3つの種類に分けてお話しさせて頂きます!!

①利尿剤

利尿剤

高血圧では第一選択薬として日本で最も多く使用されている薬になります。

さきほども申し上げましたが、血圧が高くなるのは血管を通る血液の量が多すぎる為です。
そこで手っ取り早く血圧を下げるには、体内の水分を外に出して血液量を減らすことです。
なので利尿剤を使うことにより尿(=水分)の排泄量を増やして血圧を下げよう!という目的で処方されます。

しかし!!

利尿剤には見落とされがちなデメリットと副作用があります!!

✅利尿剤により減るのは水分だけである。
✅血液は水分だけで成り立っているのではない。
✅血液の全体量は減っているものの、水分が少なくなることで血液の質が変わってしまう。
✅血液の濃度が高くなる分、利尿剤を服用する前よりも血液の粘り気が増す。
✅血液は粘度が高いほど血栓を起こしやすい。
✅利尿剤の副作用として脳血栓を起こすケースが多い。

そして夏場などは熱中症に注意が必要ですが、利尿剤を服用することにより通常よりも尿の量が増えるので脱水症状になる恐れもあります。


②交感神経の働きを邪魔するブロッカー型降下剤

うつ病

血管を縮めるのは平滑筋(へいかつきん)という筋肉の役割です。

平滑筋とは…
・自分の意志では動かす事の出来ない筋肉。
・内臓や血管の壁に存在し、緊張を保つこと、収縮することによって内臓や血管の働きを維持している。

その平滑筋の働きを支配しているのが交感神経です。
ですので、その交感神経の働きをブロックしてしまえば血管の締め付けが緩み、血圧が下がるという仕組みです。

しかし!!

交感神経ブロッカー型の降下剤にも見落とされがちなデメリットと副作用があります!!

✅交感神経の働きを必要としているのは血管だけではない。
骨格筋(一般的に言われる筋肉の事。自分の意志で動かすことが出来る筋肉。)も交感神経に支配されている。
交感神経は脳にもかなり影響を及ぼしている。
✅交感神経の働きが鈍る事により、うつ病を起こす可能性がある。

交感神経とは、自律神経の中で興奮の刺激を全身のさまざまな器官に伝える神経です。交感神経をブロックすることにより副交感神経が優位になりすぎてしまいだるさ・身体が重い・末梢循環や代謝機能、免疫機能など、身体の細部での働きも低下させる可能性があります。


③カルシウム拮抗剤(きっこうざい)

カルシウム

比較的新しい血圧降下剤になります。

血管の周りにある平滑筋を含めてあらゆる筋肉にはカルシウムが入ると収縮するという仕組みがあります。
したがって、カルシウムと拮抗(力・勢力がほぼ等しく、互いに張り合うこと)する薬を服用すれば、平滑筋の収縮力が弱まって血圧が下がる仕組みです。

しかし!!

カルシウム拮抗剤にも見落とされがちなデメリットと副作用があります!!

✅血圧に関係のある筋肉だけを選んで作用するわけではない。
✅血圧と無関係な他の筋肉も同時に収縮力が弱まる可能性がある。
✅上記2つの薬に比べれば副作用は少ないと言われているが、全身に与える悪影響は決して小さくない。
✅カルシウム拮抗剤により無気力症状を起こす可能性がある。

副作用が少ないからといってすぐに服用を開始するのではなく化学物質を身体に入れるということはどういうリスクがあるのか?を一度立ち止まって考える必要があります。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事のポイントは以下になります!

💡利尿剤の副作用には脳血栓になる可能性があり、特に夏場では脱水症状(尿の量が増えるから)に注意が必要で熱中症で病院に運ばれるケースも多い。

💡交感神経の働きを邪魔するブロッカー型降下剤の副作用には脳に影響を与え、うつ病になる可能性があり、免疫力低下にも注意が必要である。

💡カルシウム拮抗剤の副作用には無気力になる可能性がある。

どの薬にも言えることですが、「Aの症状が出ているからBで対処しよう!」という安易な目的で処方されることが残念ながら少なくありません。
まさに「木を見て森を見ず」状態です。

もちろん適切なタイミングで適切な量をある一定の時期だけお薬に頼るという事は私も必要なことだとは思いますが、長期で服薬する場合は
・なぜこの薬を自分は飲む必要があるのか?
・長期的に服薬した場合の本当の副作用はなんなのか?

を考える必要があると思います。

医者に言われたからなんとなく服薬を悩まれている方・現在すでに服薬されている方も多いと思いますが、今回の記事で

「この薬はこんな理由で勧められていたのか!!」
「この薬にはこんなデメリットや副作用があるのか!!」

と分かっていただけたのではないでしょうか?
もしかしたら現在、服薬中の方で思い当たる症状があった方もいらっしゃるかもしれません。

私は今回、血圧降下剤の種類と副作用について書きましたが、もちろん高血圧に悩まれている方を怖がらす目的で書いた訳ではありません。
ただただ血圧降下剤の副作用に恐れるのではなくデメリットを理解した上で、今後は「どう高血圧と向き合うべきか?」とご自身で考えて頂きたく思います。

今後は、薬に頼らず食事(栄養素)で高血圧を改善する方法についての記事も書いて行きます。

高血圧に関する関連記事もぜひ合わせてお読みいただけると嬉しいです^^
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皆さんの健康ライフのお役になれば嬉しいです^^


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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参考資料
・祥伝社黄金文庫 医学常識はウソだらけ 著者:三石巌
・e-ヘルスネット(厚生労働省)→骨格筋
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-026.html
・健康長寿ネット→平滑筋
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/kinniku-kinou.html
・名古屋ハートセンター→自律神経
https://nagoya.heart-center.or.jp/div04_7_archive/div04_7_170401.html
・みんなの介護→利尿剤による脱水症状
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/pharmacist/no17/

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