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『フランス女性は太らない』罪悪感ナシの美味しいフレンチ読本


本日はミレイユ・ジュリアーノさんの『フランス女性は太らない』を読みました。

冬太り解消のヒントにと選びましたが、フランス人の食事の考え方が、エッセイ風に綴られていて。

まるで旅をしているような面白さや発見がありました。

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フランス料理のイメージはこってりしていて逆に太りそうな印象がありますよね。

この本に書いてあるフランスの料理は、今が旬で新鮮な食材を選び、シンプルな調理法で食すること。

健康的に食を愉しむ秘訣が書かれています。

お酒にしても、何をどのように嗜むのか。
ルールを決めておくこと。

ビールやカクテルなどを選ばない。
食欲を増進させたり、お酒そのもののカロリーも気になるし、何杯も飲みがち。

一方でワインはフランス人にとってはとても大切なもの。

人が集まる場では、ワインを飲んでいるように見せながら雰囲気を壊さずに一杯だけを、一口ずつゆっくり味わう。

このさりげないエレガントさで自分を見失うことなく、楽しく美味しくお酒を嗜み、健康にも気を遣う。

そして、大切なのは水。
フランス人は水へのこだわりがあり、常に飲むと言います。

喉が渇いたからと言ってコーヒーを飲んだりすると、逆に体の水分を排出してしまうので逆効果になると言います。

水分が不足していることに、気づかない人は多いそうです。

さらには、空腹と勘違いして食事や間食を摂ってしまいがち。

本来ならば喉の渇きを水で潤すだけで、その空腹感は満たされることもあるそうです。

だからフランス人は水を常に持ち歩くとか。

そして、スープがよく食卓に出るそうですが、健康的な一品として、さらには水分補給としての一面も。

とても参考になります。

フランスと言うと、パンやチョコレートなども美味そう!

なのに、どうしてあんな高カロリーなものを食べてるのにフランス女性は太っていないの?という疑問が湧きます。

答えは明快。


"パンとチョコレートを食べても、太りたくないなら、(略)返ってくる喜びを最大にして、犠牲を最小にす
るのだ。"


チョコレートを食べるのはただし少量だけ。
ちょっとした楽しみが成功の鍵だと言います。


"どう扱うかによって友だちにも「敵」にもなりうる食べ物を、フランス式に楽しむ方法をドクターは教えてくれたのだ。

大切なのは、感覚を意識すること、つまり分量、品質に対する感覚、全体的な健康を思い描く目だ。"


巻末には、美味しそうでシンプルなレシピも掲載されています。

私はお野菜たっぷりのラタトゥイユをよく作っています。

無理な食事制限より、日頃から美味しいものを少しずつ味わい、食を愉しむ。

巷に溢れるダイエット系の本より、読みやすく納得できる部分も多かったです。

日々の食事に感謝することから、自分の健康にきちんと向き合うことができるのだと感じました。

食生活が正しければ、おのずと佇まいも美しくなる。
太る痩せるというよりも、その人の雰囲気を作ってくれるものが、毎日の食事なのだと思いました。






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