【してない】

「嘘つくな！」
「してない、してない！してないってば！
なんか証拠でもある訳！」
「なんで逆ギレするん？
聞いただけなのに、
しょーもない誤魔化し方しくさって！
最低やわ！
結婚しててもしょうがないかなとは思うとったけど、
見え透いた嘘を突き通すなんて、
ちっちゃい男！
下半身と一緒やな！
ぎゃはははは！」
「てめぇ、この、クソ女！」
下半身をバカにされた俺は、
頭に血が上り、
乱子ちゃんに馬乗りになり、
首を
両手でグイグイ締め上げた。
不意をつかれた乱子ちゃんは、
真っ赤な顔で、
初めは俺の手を首から剥がそうと、
ガリガリ爪で引っ掻いてきた。
幸恵のアトピー肌をかく音より激しい。

俺が痛いのを我慢して両手を緩めないで締め付け続けると、
乱子ちゃんは全身で暴れ、
俺の顔を引っ掻いてきたが、
俺は体重で乱子ちゃんが起き上がろうとするのを押さえつけ、
負けずに両手に力を込めた。
気がつくと
乱子ちゃんは、俺の下で
ぐったりと動かなくなった。

BADEND 絞殺

【結婚】に戻ってやり直す。

【ゲームの取り扱い説明書を見る】に戻り、
最初からやり直す。