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伊佐 知美
2017年1月16日 22:06
「それはまるで、夢の景色のように」と、船に乗った帰り道、星空へと変わっていく夕焼け空を見つめながら、心の中で何度も、なんども繰り返す。昼から夕へ、夕から夜への、息を呑むような空、波、音の変化と調和。誰もいない無人島の海のビーチで、ひとり立ち尽くすのは私。止まらないのは、シャッターを押す指だけ。降り注ぐ陽射しに肌を焼いていたのは、ほんの1時間ほど前のことだった。信じられないほど透き通った、海