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アメリカ人も知らない歴史的黒人大学(HBCU)

みなさんこんにちは。da_shuです。
今日は、改めてHBCUについて気づきがありましたので記事にさせて頂きます。

【アメリカ人も知らないHBCU】

先日、アメリカ北部州出身の白人の方に対して、
トゥーガルー大学を案内しました。

出会って、キャンパス内を案内している際に、
「ここって、黒人の人が殆どの大学なんですよね?」と尋ねられました。
詳しく聞いていると、HBCUの歴史もあまり精通していないようでしたので、説明してみました。

ずっと黒人に囲まれて生活をしているので、感覚が変わってきていましたが、改めて考えると、黒人って全体の人口比率で言えばマイノリティなんですよね。

州にもよりますが、アメリカは北部に行けば行くほど、白人の割合が多くなる傾向があります。

ミシシッピ州は、全米でも1,2を争う割合で、黒人の割合が高く、37%くらいが黒人で占められています。ヒスパニックやアジア系を合わせると、半数近くが白人以外の地域となっています。
北部の州になると5%以下の地域もたくさんあります。
そんな中で99%黒人に囲まれて生活しているので、めちゃくちゃ貴重な経験ができていると思っています。

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改めて思いますが、アメリカは地域によって全く文化が違うので、同じアメリカ人でもHBCUについて知らない人がいるという事は全く不思議ではありません。

【公民権運動以前の黒人差別】

ここで日本ではあまり知られていない差別の歴史を紹介します。

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こちらの写真。あるアメリカン小学校の写真です。
白人の子供たちが机に座っていますね。

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こちらの写真。黒人の子供ばかりが映っている写真です。
撮影された時期は、上の写真と同じ1953-1954年の写真です。

当時、アメリカでは白人と黒人の勉強する場所も明確に分けられていて、黒人の子どもたちは机もないような場所で押し込められながら勉強していました。

格差が尋常ではありません。

トゥーガルー大学も黒人にも教育が必要であるという理念から設立されました。
設立年が1869年です。南北戦争が終わった後まもなくの時期です。
一期生が卒業したのが、12年後の1881年でした。

なぜなら、文字も全く分からない大人たちが大学に通っていたので、
大学でイチから文字の読み方、書き方、計算の仕方をすべて教えていたので12年も最初はかかってしまいました。

世界には、日本では伝わってこない事実がたくさんありますね。
また、アメリカの中でも伝わっていないことがあるということが改めて気づきました。

Youtubeでも動画アップロードしています。
ご覧いたらければ幸いです。

それでは、次回の記事でお会いしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。

da_shu

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