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退職〜職業訓練校〜再カウンセリング

新卒で入った会社を辞めて、その後の話。

記憶が朧げだけれど、失業保険の手続きをして、パソコンの基礎スキルを習う職業訓練校に通った。

これも、今考えると、失業した人が通る、レールに乗っかっていたように思う。

特にパソコンスキルを習いたいという意思もやる気もなく、なんとなく、何にもしないで過ごすことに抵抗があったり、家で親の目があったり、自分自身、外れたレールに早く戻らねばという焦りみたいなものがあった気がする。

そんな精神状態のなか、私は不安定になり、中途覚醒が増えたりしていた。

そんなとき、わたしが頼った、助けを求めてすがったのは、一度途中で終わってしまった学生時代の相談室のカウンセラーだった。

そのカウンセラーが、カウンセリング内でも活用していたある技法を、都内某所で個人レッスンしていると知り、私はコンタクトを求め、面談の機会を作ってもらった。

今思うと、私には、本当に苦しい時、困った時、SOS、助けを求める、頼りにしていたのは、親や家族でも友人でもなく、ましてやその当時付き合っていた交際相手でもなく、生まれて初めて心を開き、中途で終わってしまっていたそのカウンセラーだったということになる。

ともあれ、そうやって、私は、学生時代以来、3、4年ぶりにそのカウンセラーのもとへと面談へと向かうことになった。

その途中で異変が起きる。


続く

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