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読書への境界を破壊するには?

ホリエモンがこんな話をしてた。

「サッカーJ1リーグの鹿島アントラーズはサッカー観戦の境界を壊した」

鹿島アントラーズは、サッカーを普段見ない人に対してアプローチするのが上手だそうだ。その鹿島アントラーズがホームスタジアムとして活用する茨城県立カシマサッカースタジアムは地域の日常に溶け込むスタジアム、というのを理想に掲げている。

どういうことか。

スタジアム内に整形外科や、フィットネスクラブを経営しており、フリーマーケットやビヤガーデンなども開催している。試合が開催されない日でも地域住民が訪れるような仕組みだ。

最初はサッカーに全く興味を持ってない人もスタジアムに訪れるのがだんだんと当たり前になる。そして、最初はサッカーに興味を持ってなかった人たちもサッカーに興味を持ち始める。実際にサッカー観戦する。こうやって、鹿島アントラーズは地域住民が持っていたスポーツ観戦の境界を破壊した。

この話を聞いたとき、わたしはこう思った。

読書に興味ない人が持っている読書への境界を破壊するにはどうすればいいのだろう。

鹿島アントラーズを参考にすれば、地域の日常に溶け込む本屋をつくればいい。通うことが当たり前。
一つの成功例は、蔦屋書店。代官山だったり二子玉川だったり、若者からお年寄りまで多くの方が訪れている。本を買うのが目的というよりは、蔦屋書店に行くことが目的な人の方が多いだろう。まずはそこからでいいのだ。その後に、いかに本に興味を持ってもらえるか、を考える。
札幌のコーチャンフォーもそうだろう。郊外店で車を使ってしか行けない。だが、毎週末駐車場には車が溢れるほど停まっている。コーチャンフォーも地域住民の日常に上手く溶け込んでいる。

今後の書店が目指す方向のひとつはこれだろう。

他にも読書への境界を破壊している方法はある。

本の要約サービス「flier(フライヤー)」をご存知だろうか? ビジネスパーソンをターゲットとし、ビジネス書や教養書を約10分で読める分量に要約したサイトだ。

時間をかけずにできるビジネスパーソンになりたい。スキマ時間でなにかできないか。そんなとき、スキマ時間に読めるflierはぴったりだ。たった10分で読め、要約の質も高い。その証拠に、利用者数は年々増加している。そしてflierには面白い現象が発生しているという。

人気の要約記事の基になっている書籍の売上が伸びているということだ。10分で読んだ要約が本の売上に繋がっている。これは意外だった。要約を読めば内容が頭に入るのだから、本を買う必要はないはず。しかし逆の現象が起きた。

この売上には、本を読む習慣がない人も少なからず貢献しているという。

時間がなかったり、単に興味がなかったり、本を読まなかった人が本を読んでみようと思う気になった。ひとつのサービスが読書への境界を破壊した。

このようなサービスがもっともっと増えればいいと思う。というより、自分で作っていきたいと思った。

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