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株式会社グランドビジョン代表取締役社長、プロデューサーの中尾賢一郎氏

人間力・技術力を絶妙なバランスで兼ね備える事業プロデューサー集団を率いる中尾賢一郎さん。天神のど真ん中で一際目立つ外観のオフィス。入口では個性を放つ盆栽とドドン!と響く太鼓の音に歓迎され、インタビューに伺って参りました。

中尾賢一郎さんプロフィール
出身地:鹿児島県
活動地域:福岡、東京日本各地
経歴:1975年 鹿児島県生まれ。
(株)電通九州では企業のマーケティング、セールスプロモーション、行政の観光推進キャンペーン、地域活性化事業においてプランナー、プロデューサーとして活躍。2011年11月に(株)グランドビジョンを福岡に創業後は、経営理念であるクライアントの「真のパートナー」を目指し、事業プロデュース業に特化。全国にまずは100人事業プロデューサーをつくることを目標にしている。
創業から一貫して企業の成長・課題解決に向けたブランディング、マーケティング戦略から制作まで一気通貫したビジネスを展開。強みであるダイレクトマーケティングの知見で徹底したコスト効率による事業計画立案、また独自のアイデアを活かしたコミュニケーションプランニングで通販番組の制作やWEB関連、紙媒体など最適なクリエイティブを生み出し、数々のクライアントの売上増大に貢献。
社長兼プロデューサーとして自らもパートナーの課題解決のために日々奮闘。
自然と心の調和を有益な活動にするために、糸島市休耕地にて自然農法の障がい者雇用農園 「ホームラン農園」の運営にも取り組む。
現在では企業、経済界での講演に留まらず、 日本の将来を担う学生たちに多くの希望と勇気を伝えたいと、中学や高校、大学や専門学校での講演活動にも力を注いでいる。
現在の職業および活動:株式会社グランドビジョン代表取締役社長、プロデューサー
座右の銘:「おもしろきことなき世をおもしろく」「自ら機会を作り、その機会によって自らを変えよ」



中尾賢一郎さん(以下、中尾):どうぞよろしくお願いします。

記者:来た人を楽しませるアトラクション満載の素敵で個性的なオフィス、感動しました!笑

       グランドビジョン株式会社オフィスビル

中尾:ありがとうございます。個性を出していく時代ですしね。「今までの組織はこうだから、これからもこうでないといけないはない。」と思っています。

より個がフォーカスされ、発信される時代には、一人一人が生き生きと充実した人生を歩んでほしいですね。大きい組織なら安心という神話が崩れた今、個々が力・パーソナリティー・スキルをつけ、そんな仲間と仕事が溢れる組織企業を作りたいです。

Q:AIが多様な仕事を代替していく時代、中尾さんが目指しておられる組織のあり方にも繋がりますか?

中尾:そうですね。私たちの仕事は事業をプロデュースすることですが、これはいつの時代にも求められています。手段は変われどもマーケティングの本質は変わらない。血が通っている人間同士が人間らしく頭を使うことです。AIが握る寿司には特に感動しないけど、目の前で貴方が握る寿司がいい!じゃないですか?笑

人とディスカッションしてる方が気付かないことに気付けたり、リフレッシュ出来たりしませんか?そこに新たな発想力・企画力・コミュニケーション力・課題解決能力が培われていくと感じます。

記者:確かに。中尾さん率いる会社ならAI時代にも競合に負けることなく生き残って行けそうですね。

中尾:競合はない!と思っています。少ないシェアを競うと競争になりますが、似たような会社なら手を組んでやったらいいでしょう。

       『本業でできる社会貢献を考える』

地方創生事業が盛んですが、もっと社会を良くしていこうという楽しい会社が増えれば地方の会社も元気になるし、たくさんの企業が元気になれば雇用が生まれ経済も循環します。

実はうちには営業部門がないし、ノルマもないんです。

記者:え?!驚きです!!どうしてそんなことができるのでしょうか?

中尾:気づき力、PDCAが大きいと思います。良い声、そうでない声もすべて反応を伝えてどのように改善していくか、きめの細かさを大事にし、共に汗をかくパートナーとして伴走していく関係性こそが宝だと思っています。

ご依頼の多くが東京の上場企業ですが、想いとしてはもっと中小企業にもフィードバックしていけたらいいなと思います。

Q:普段組織ではどんなことを実践されていますか?

中尾:私は急成長よりもコツコツ地味でいいと思います。結局企業は人。一昼一夜ではできない。よちよち歩きの子どもがすぐには走れないように、人も会社も一緒。人の成長が企業の成長。

弊社理念十訓を実行していますが「感謝」は親や家族、先祖と身近なところからしていくことだと思います。100年後の人たちは100年前の人たちを知らないけど、100年前の DNAがあるからこそ今がある。社会も日本という国も。当たり前ではないことに失う前に気付くこと。私自身も感謝すること、そしてまだ足りてないと思うけれど謙虚であろうと常に心掛けています。

意識しているからこそ、旧友に会った時「全然変わらないね!」って言われるとそれが褒め言葉にも聞こえるんです。

記者:なんだか、中尾さんがとてもフラットな方でこちらまでホッとするような安心感を頂いている気がします。

中尾:ありがとうございます。「西郷どん」は観ていましたか?薩摩には郷中教育という階級で見るのではなく、可能性を見出して育てる教育があったように、私にも愛情を以って人のやる気や志、頑張りを見てあげたいという想いがあります。

長く生きているのであれば当然めんどうを見るという意味での教育は大事です。しかしそれは指導の為の指導ということではありません。

          学生たちに熱く講演する中尾賢一郎氏

Q:会社名にもありますが、中尾さんが描く未来ビジョンとはどんなものですか?

『日本のプロデューサースペシャリスト集団を』

中尾:独立起業した時からずっと思っていますが「本当の事業プロデューサーのスペシャリストをたくさん育てること」ですね。

新しいクリエイティヴは全部ここ、頭から生まれています。分かりやすい面白さのある発想ができるプロデューサーを増やしたいです。

自分の会社でさえも、自分が一番よく分かっていると思い込むことは傲りだと思います。自分よりも印象が分かる人の観点を外から取り入れ客観的に見て、それも含めたプロデュースを意識していますが、時代も今本当のプロデューサーを求めていると思うのです。

記者:それにはどんな資質が必要でしょうか?

中尾:コミュニケーション力、スキルいろいろありますが一番大切なのは、「誰よりもその人やその企業を幸せにしたい心があるか?またそこに喜びを感じられるかどうか?」だと思います。

その心があってライティング力や互いの多様な能力を補い合ったチームプレーが活かされやっていけるし、長く続けることも出来ますよね。

Q:そのグランドビジョン達成に向けて今年はどんなチャレンジを掲げられていますか?

中尾「超戦」ですね!丁度スタートから8年目を迎えるので、今迄のグランドビジョンってこういうイメージだよね!という固定観念を超えて行きたいという気持ちの上では戦いです。

記者:インタビューは以上です。本日は貴重なお話、ありがとうございました!

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中尾さんの活動、連絡についてはこちらから↓↓

Facebook:  https://m.facebook.com/keniciro.nakao
HP: http://gvn.co.jp/company/

【編集後記】

インタビューの記者を担当した風見、荒牧、吉田です。

縁って素敵だよね!このご縁もね!と笑顔でお話しになる中尾さんからは、好奇心旺盛で人の出会いにワクワクされているのがありのままに伝わって来ました。年齢に関係なく、人材の中にある可能性を見出して本物を育てていこうとチャレンジされているお姿に、21世紀の島津斉彬を見ているような感覚に陥りました。

今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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