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オムツ交換はきまった場所で

オムツ交換で気をつけていることシリーズ第一弾。
布オムツ、紙オムツ問わず言えることですので、ぜひ参考にしてみてください。

オムツ、どこで替えてる?

小さい子の日々のオムツ交換、皆さんはどこでしていますか?
外出先のオムツ交換台があるトイレなどとは違い、
おうちだと言ってしまえばどこでも交換できてしまいますよね。
ついつい排泄していることに気づいたその場で交換ということも。

これっておうちの話だけではなく、
保育園によっては同じようにどこででもオムツ交換をおこなっている
というところもあります。

きまった場所にすることで見通しが持てる

赤ちゃんおむつ替え足上げ

ConoCoでは、オムツ交換はかならずきまった場所でする
ことにしています。
これは小さい子どもたちに、次に起こることへの
見通しを持ってもらうためにほかなりません。
毎回かならず同じ場所に行ってオムツ交換をすることで、
「 ここへ行ったらオムツを交換するんだな 」
と子どもに理解して安心してもらえるようにするのです。

オムツ交換は不安なこと

生物としてとても無防備な状態になるオムツ交換は、
実は赤ちゃんにとっては不安でいっぱいなこと。

「 これからどうなるの?」
「 いったいなにをされるの?」

おうちでずっと一緒にいるお母さんやお父さんにしてもらうときにはあまりないかもしれませんが、
たまに来るくらいの人相手だったり保育園でだったりすると、
オムツ交換で泣きだす子がいるのもこのためです。

不安を感じる状態において、
人間の脳はコルチゾールというホルモンを分泌します。
このコルチゾールは過剰に分泌されると
脳の健全な発達をさまたげるといわれています。

子どもが安心して過ごせること(保育用語では情緒の安定と言います)は、
子どもの脳にとってなによりの栄養なのです。
思いっきり発達していくために、絶対に必要なもののひとつ。

それなのに、1日に何回もおこなわれる
オムツ交換のたびにストレスを感じていては、
子どもが気の毒なのは言うまでもなく、
発達の面からみても残念と言わざるをえません。

でも、たとえば前回はおもちゃ部屋、今回はソファの上などと
毎回ちがう場所で替えられていると、
子どもたちはいつまでたっても
オムツ交換のたびにこれからなにをされるかわからず
不安なままなのです。

不安を安心に変えてあげる工夫を

だからこそ、毎回かならずきまった場所
というのがポイントになってくるのです。
「 この場所に行くとこういうことがおこなわれる 」
という見通しができてきたら、オムツ交換の際の不安は解消されます。

ConoCoでは、毎回きまった場所で交換するだけではなく、
できるかぎり毎回同じ保育者が交換するようにもしています。

ご家庭ではそこまで気にする必要はありませんが、
保育者はそのあたりも気にしてみてくださいね。

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