見出し画像

「みんなと仲よく」の正体とは・・・

昨日は、スーパーに買い物へ。
レジの店員さんがなんとまあ愛想のいい方で。
品物を捌きながら笑顔で対応。感謝です。
こうやってどの日でも
働いてくださる方がいるおかげで
毎日買い物ができるなと改めて思いました。

と、
またまたフォロワーさんが30人ほど増えました。
ありがとうございます。
2日間で60人くらい増加?驚きです。

さて、今回は「みんなと仲良く」のお話。


子どもの自己主張と親の価値観

親として、大人は子どもが
「みんなと仲良く」することをよく願います。

そりゃ「揉めてきてほしい」なんて思わないです(笑)
たまにはぶつかって
コミュニケーションの練習をしてこい!
というのはあるかもしれませんが。

しかし、この願いの裏には、
私たち大人の都合が隠れている
ことがあります。

大人の価値観が、知らず知らずのうちに
子どもの自己主張を形成する上で
大きな影響を与えています。
これは避けようがありません。

例えば、公園での遊び。
子どもが一人で遊びたいとき、大人は
「他の子と遊んだ方が楽しいよ」
と声をかけるかもしれません。

ここで大切なのは、
”子どもが一人で遊びたい”という選択を尊重すること。
子どもにとって、一人で遊ぶ時間は、
自己と向き合い、内省する貴重な機会とも言えます。

本当は友達と遊びたいのに。と
子どもが思っている場合は助けてあげましょう。

また、子どもが何か新しいことに挑戦したいとき。
大人はよく「それは難しいかもしれない」と言ってしまい、
子どもの挑戦意欲を削ぐこともあります。

子どもの「やりたい」という気持ちを大切にし、
失敗を恐れずに挑戦する勇気を持たせることが、
自己主張を育む上で重要です。

これが難しいんですけどね。
「難しい」かどうかは本人が決めるはずですが、
経験値の多い大人はつい口を挟みたくなります。

親の価値観と子どもの価値観は
必ずしも一致しないもの。
当然ですが忘れやすいことです。

子どもの選択や考え方が親と異なるからといって、
それを短所と見なすことなく、
むしろその違いを肯定していきたいものです。

子どもの独自性を認め、それを伸ばすことが、
子どもの自信と自己主張の力を育む
鍵となるのではないでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「みんなと仲良く」の落とし穴

「みんなと仲良くね」という言葉は、
子どもたちにとって一見優しく響くものです。

しかし、この言葉が意図せず
子どもの個性や自己主張を抑制してしまうことも。

子どもたちにとって、「みんなと仲良く」は時に、
自分の感情や意見を抑え、
周囲に合わせることを意味する場合がある
のです。

たとえば、クラスでのグループ活動。

子どもが自分の意見を持っていても、
「みんなと仲良く」という圧力により、
それを声に出すことをためらうことがあります。

”他人と意見がぶつかる=仲良くない”
そう感じさせないようにしたいです。

このような状況は、子どもが自分の考えを大切にし、
表現する力を育む上での障害となり得ます。

大切なのは、子どもが自分の感情や意見を
正直に表現できる環境を作ること。

それは、
「みんなと同じでなくてもいい」というメッセージ
伝えることから始まります。

自分の感じたこと、考えたことを尊重し、
表現することが、
子どもの自信と自己主張の力を育てる
と考えています。

また、子どもの興味や特性を認めることも重要。

子どもが特定の活動に興味を示さない場合、
それを無理に変えるのではなく、
子どもの興味のある領域を探り、支援することが肝心です。

子どもの興味や熱中できることを見つけることで、
自己主張の力を自然と育てることができます。

この”探り”が大人の腕の見せ所です。
子どもが自分では気づいていない場合も結構あるので。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

親子のコミュニケーションの改善

子どもの自己主張を育む上で、
親子間のコミュニケーションは非常に重要。

言うまでもないですが。

うまくコミュニケーションできていると、
子どもが自分の意見を
安心して表現できる土台を築きます


じゃあどんなコミュニケーションが良いか。

まず、子どもが話しているときは、
じっくりと耳を傾けること。

途中で話を被せたり決めつけたりしない。

子どもが自分の感情や考えを話しているときに、
親が真剣に聞いていることを感じると、
自己表現の価値を認識し、
自信を持って意見を述べることができます

次に、子どもの意見や選択を尊重すること。

たとえ親として異なる意見を持っていても、
まずは子どもの考えを受け入れる姿勢を示す。

その上で、異なる視点を提案する際も、
子どもの意見を否定するのではなく、
別の選択肢を一緒に考えるような形で行うことが
望ましいです。

また、子どもに対するダメ出しは
避けられない場面もありますが、
その際は必ずポジティブなフォローを入れる。

失敗や間違いを指摘した後、
子どもが何を学べたか、
次にどう改善できるかを話し合うことで、
子どもは失敗を成長の機会として
捉えることができるのではないかと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

研究から学ぶ子育て

ここでは、以下のページを参照しています。

日本の社会では、
他者との和や集団の和を重視する文化
つまり「みんなと仲良く」を強調する文化があり、
これが子供の自主性や自己主張に
どのように影響を及ぼすかが研究されています。

特に、子供が自己主張を示す方法が、
日本の社会的な期待とどのように関連しているのか。

この研究によると、
子供たちは集団の和を重んじる社会的期待の中で、
自己主張や意志の強さを
どのように発達させるのかが問われています。

また、日本の青年に見られる
親や社会への反抗が希薄化していることを示しており、
これは早い時期から親に対して反抗しない特徴があることを
示唆しています(ベネッセ教育研究所, 2004; NHK放送文化研究所, 2005)。

このような文化的背景を理解することは、
親が子供の自己主張を
どのように支援すべきかを考える上で非常に重要です。

子供たちが自分の意見や感情を
自由に表現できる環境を作ることは、
彼らの自己肯定感や社会的スキルを高めるために
不可欠であり、この研究はその重要性を強調しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後に

「みんなと仲良く」という言葉の背後にある意味、
子どもの自己主張を尊重する
親子間のコミュニケーション、
文化的背景に根ざした子育てについて深掘りしました。

子どもの価値観を尊重することは、
彼らが自信を持ち、
自分の意見を表現する能力を育むために不可欠です。

親として最も大切なのは、
子どもの個性を認め、
その成長を温かく見守ること。

子どもたちが自分自身を大切にし、
自信を持って生きていくための
サポートを続けたいです。

「仲良くする」と「協力する」は別もの。
これも覚えておきたいです。

仲良くしなくてもいいけど、協力は必要。
そんな場面はこれからたくさんあります。

子どもにもそこの理解はさせておきたいです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!!

【スキ】や【フォロー】、
【コメント】お待ちしています!!

いつもありがとうございます☺️
それではまた、次回の投稿でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?