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他人を見下す親の子どもはどうなる?

「あの子は頭が良くないから」
「あの子はちょっとおかしいから」

そう口にする保護者。

えっ?そんなこと言うの?

と思う人もいるよね。でも、これは事実。
なんでそんなこと言うかなぁと僕自身も
悲しい気持ちになる。

子どもは親の鏡。
私たちが言うこと、すること、
感じることすべてが、子どもの心に影響を与えている。

特に小学生は、親の言動を通して
人との関わり方を学んでいる。
だからこそ、
親が子どもの前で他人を見下すような態度を取ることは、
子どもの人間関係に大きな影響を与える。

これは教師も同じようなことが言えるね。

今回は、私たち大人が日常で口にする一言一言が、
子どもたちの他人への態度や見方に
どのように影響するのかを探っていく。

また、子どもに良い影響を与えるための
実践的な方法も一緒に考えていきたい。

子どもが他人を尊重し、
平等に扱う方法を学ぶために、
まずは私たち大人が模範を示すことが大切だね。


実体験に基づく事例紹介

「あの子は勉強ができないんだって」
という親の一言。

些細な言葉かもしれないけれど、
子どもにとっては重大な影響を持つ。

例えば、Aくんの話。
彼の母親は、よく子どもの前で
他の子どもたちのことを評価していた。
特に、「勉強ができない」「おかしい」
という言葉が多かった。

Aくんは学校で、Bくんのことを見下していた。
当たり方もかなりきつかった。
なぜなら、母親が同じように家で言っていたから。

この話を聞いたとき、僕は心を痛めた。
親の一言が、子どもの人間関係に
こんなに大きな影響を与えるんだなと。

この事例から学ぶべきは、
私たちの言葉が子どもの心にどう影響しているか、
常に意識することの重要性。

子どもたちは、私たちの言動を見て、
感じて、学んでいる。
そのため、私たちがポジティブな態度で接することで、
子どもたちも他人に対してポジティブな態度を取るようになる。

そう思っている。


専門家の意見と実践的アドバイス

子どもの心理について、
ある専門家はこのように言う。

「親の言葉は子どもの心に深く刻まれる。
 だからこそ、ポジティブな言葉を選ぶべきだ」と。

では、
実際に私たち親がどのような言葉を選べば良いのか?

例えば、
子どもが友達との関係で悩んでいる時、
「あの子はダメな子だから」と言うのではなく、
「どうしたらうまくやれるか、一緒に考えよう」と提案する。

これは、
子どもに問題解決能力を身に付けさせるだけでなく、
他人への理解を深める機会にもなるよ。

また、普段から子どもを認める言葉がけを増やすことも大事。

「頑張ったからできたんだよ!」というような
前向きなフィードバックは、子どもの自己肯定感を高め、
他人に対しても肯定的な態度を持つきっかけになる。

私たち親が意識することで、
子どものコミュニケーション能力だけでなく、
対人関係の質も大きく変わる。

自分に余裕のない子が、
他の子どもを気遣う余裕なんてないからね。

学校で子どもたちをみていても、
自己肯定感が低い子どもの方が、
他人を攻撃しがち。
と僕の短い教師人生の中での話だけど、そう感じる。


親子での前向きなコミュニケーションの重要性

子どもが他人を尊重し、平等に扱うためには、
家庭内でのコミュニケーションが鍵を握っていると思う。

親子でのポジティブな会話は、
子どもの社会的スキルを育むだけでなく、
他者への敬意を育てる基礎となる。


では、どうすれば良いのか?

まずは、子どもの話に耳を傾け、
感情を共有することから始めよう。

子どもが話す内容に真剣に耳を傾け、
感情を理解し、共感を示すことで、
相手の気持ちを尊重する大切さを学べる。

また、家庭内でのルールや決定事項について、
子どもを巻き込むことも重要。

たとえば、
家族でのルール作りに子どもの意見を取り入れることで、
彼らの意見が尊重されることを実感させることができる。

そして、ユーモアを交えたコミュニケーションも有効。
楽しい雰囲気の中での会話は、
子どもが他人との関係を楽しむきっかけとなる。

親子で笑い合う時間は、
他者との関係を温かく築く基礎を作るんだ。

僕もこれがすごく好き。
いつも教室でボケて子どもに突っ込んでもらう。
子どもへの指導を笑いに変えながら、楽しい雰囲気にする。
「でも、〇〇はダメだよほんとに。」と
真剣な眼差しも加えて。

良いか悪いかは分からないけど。

とにかく、
親子でのポジティブなコミュニケーションは、
子どもの社会性の基盤を形成していく。
日々の小さな会話から、大きな成長を促しているかもしれないね。


親としての自覚と子育ての未来

今回の話で、
私たち大人が子どもに与える影響の大きさを
改めて考え直すきっかけになれば嬉しい。

親の一言一言が、
子どもの他人への態度や考え方に深く影響を
及ぼすことを理解し、より良い子育てを目指したい。

子どもが健康で、他人を尊重し、
平等に扱う人間として成長するためには、
私たち大人が模範を示すことが不可欠。

日々の小さな会話、一つ一つの行動が、
子どもの未来を形作る。って言うと
かなり重く感じるけど。(笑)

でも、実際に与える影響はかなり大きいよね。

子育ては大変だけど、その他の家庭だって同じ。
同じなのに、なぜか攻撃しちゃう人がいる。

親子で、ある親子を見下すという状況だって
普通に目にする。

悲しいよね。


伝えたいこと


そりゃ人間だから、
合う人、合わない人がいるのは当然。

理解できないことだって多いと思う。
でもさ、それを子どもの前で言うのは違う。

心の中で思うのは自由さ。
「あの子はおかしい」とか。

言葉にするかしないかでは大きな違い。
何も良くないよ。

しかも、それをママ友で広げることだってあるんだ。
他人の子どもを悪く言うのは本当にやめてほしい。

自分の子が同じように言われたらどうなの?
と聞きたい。

まあそれは置いておいて。

今回言いたいことは、
「その言葉をあなたの子どもは聞いているよ」
ということ。

親の影響で
人間関係が崩れるかもしれない。
人間関係をうまく構築する機会を奪うかもしれない。
人を受け入れる優しい心が創られないかもしれない。
人との良い距離感の取り方が分からなくなるかもしれない。

僕はそう思う。

話したいなら、せめて夫婦間だけにしてほしい。
子どもはまだうまくコントロールできないし、
人との付き合い方を学んでいる途中さ。

そこに親の価値観を植えつけてはいけない。

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最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

今回の話、僕の記事を読んでくれる人には
ほとんど当てはまらないことだと思う。

でも、共感してくれると嬉しいな。

悲しいことに、今現在の学校でもあるからね。

スキ、コメント、いつもありがとうございます。
それではまた。

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