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自信を持つということ

わたしは、特別ルックスがいいわけでも、勉強が得意なわけでも、スポーツや音楽に才能があるわけでもない。
コミュニケーション能力も、別に秀でていない。

けれど正直なところ、不器用すぎて困るようなことはなかったかもしれない。ある程度のレベルまでは あまり苦労せず到達できた。でも、そこまでだった。

いつも、中途半端。これと言って自慢できることも特にない。”わたしといえば” ってものが何もない。ギャップもなくて、なんか予想通りで、つまらない。そんな自分に、自信がない。

もしかしたら、贅沢なのかもしれない。わたしは ”普通” でいられるのだから。
でも、そんな自分自身に、自分が一番 飽きていた。

そして、みんなはどうなんだろう?って、いろんな人の考えを漁った。
そしたら、みんな自信がなくてもがいていた。

わたしから見たら十分すごいのに、まだ自信がない人。
高みを目指して成長を続ける人。
いろんな人がいた。

そして気が付いた。他人と比較する限り、自分に自信なんて持てる人はいない。どんな分野にも上には上がいる。
どこで満足するのかは、自分次第なんだ。

みんな、同じスタートラインから走り始めたわけじゃない。願っているよりもきっと現実はシビアで、世界はそんなに平等じゃない。
だから、みんながみんな違う世界で生きていて 異なるフィールドの上にいるはずなのに、なぜだか比較をしてしまう。わたしにはこれがないのに、あの人にはあるのね、って。

でも、自分は 自分の出来る範囲のことしか出来ない。”自分の中での最大級”を目指すことしか出来ないんだ。
だから、絶対評価で 自分のことも他人のことも見られるようになれたらいいなって、今は思う。出来る限りの努力をして、「昨日より良ければいい」って思えるだけで、十分素敵なことなんだ。
自分には何もないって気が付けて、認められるだけで、十分すごいんだと思う。

そして、そこからが 成長への第一歩だとも思うんだ。
何もないって気づけないと、何が必要かもわからないから。

今は、周囲に対して あんまり劣等感を抱かずに、自然体でいられているような気がする。じんわりと、”自分の中での最大級” を 更新していけたらいいなあ。


#エッセイ #考え方 #成長 #自分 #自信

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