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今週の選挙(2024 5.12投票)


 先週はGWで選挙もお休み。 
 私も、これ幸いとばかりに記事を書くコトより疎かにしていた家のコトを優先していました。

 明けて今週。
 僅か1週間のブランクで、選挙をまとめる「脳」がドッカ行ってしまったようで、現状パニックです(涙)。

 ちゃんと書けるか分かりませんが、今週は3件と少なめなので書いていきましょう。 もし宜しければ、御参考に。




◎東京都・奥多摩町長選挙

 2期目を目指す現職に町の教育長だった新人が挑む一騎打ちです。

 現職は前回、都民ファーストの応援を受けて自民推薦の現職を破り初当選。 “2期目を目指す現職” というのは基本的に盤石ですが、この選挙にそれは当てはまらないかもしれないというのが、今回の争点となっている「新庁舎建設問題」。
 現職は現庁舎は完成から60年近く経っており災害の際に危険だと新庁舎建設を主張。 一方新人は庁舎建設に30億円以上かかり町民一人あたり65万円の負担になるとし、計画の見直しを主張しています。
 建設費用は基金と交付金で賄い一般会計は使わないとする現職。 しかし奥多摩町は “平成の大合併” をしていないため返済がラクな「合併特例債」は使えません。 また、現庁舎の半分はコンクリート建設物の新耐震基準(1981年改正)をクリアしているので使用継続派可能だと新人は主張しています。 ただそれも40年以上経過しているので古さと使い勝手の悪さは生じているでしょう。
 両候補の主張に一定の理が有る中、町民の選択はどちらになるでしょうか。 気になるのは現職の様子を見る限り、都民ファが関わっているようには見えないトコロですが・・・


◎奈良県・宇陀市長選挙

 2期目を目指す現職に前回敗れた元職と元奈良市議の新人が挑む選挙です。

 現職には自公立国の4党が推薦を出しておりそれだけで大勢は見えていますが、加えて元職は、

 当時進めていたホテル誘致を断念したコトで議会から不信任を喰らい失職。 出直し選挙に出馬するも現職にダブルスコアで敗れた人物。 更に新人は、

 2017年の奈良市議選に「日本維新の会公認」を掲げて当選しましたが、国政政党の維新とは無関係。 コレは国政政党の維新が当時「おおさか維新の会」の名称だったため「日本維新の会」という政治団体を作って通っちゃったという何とも狡い手口でした。
 その後「おおさか維新の会」が「日本維新の会」になると新人は同名の政治団体を解散し新たな政治団体、その名も「維新の会」を作り2021年の奈良市議選に出るも落選。 そこから県議補選と県議選の落選を経て宇陀市長選に立候補してきました。 選挙クラスタからは「ニセ維新のレジェンド」と言われる新人。 個人的には選挙の結果以上にコイツこの候補が何票獲るのかが気になります。


◎奈良県・宇陀市議会議員選挙(定数12/20人)

 現職9人、元職1人、新人10人が立候補し政党別では自民、公明、共産、日本維新の会、維新の会が1人ずつ立てている、女性候補5人の選挙です。

 お気づきかと思いますがコチラにも市長選同様に政治団体「維新の会」から候補が出ています。 しかも国政政党の維新(書いててもややこしくなってきた・・・)からも1人出ているからさぁ大変。 ニセ維新の候補は市長選と連動するコトで当選を目指しますが最年長81歳で候補者の4割が落選するという超激戦を勝ち抜けるかどうかは疑問です。
 一方の本家維新の候補も前回の市議選で落選(当時無所属)し、昨年の県議選に維新公認で出馬し落選を経て市議返り咲きを目指します。

(統一地方選後の近畿ブロック内の維新戦績 ※大阪を除く)
(クリックやタップで拡大してご覧ください)

 知事が維新の奈良県ですが五條市の「メガソーラー建設」ですっかり評判が落ちた中、この激戦を勝ち抜けられるでしょうか。


以上です
候補者の御健闘をお祈り申し上げます


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