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すたんどばいみ~。


親友の3人と半年ぶりに遊んだ。

年に1度か2度いつも集まって遊ぶ。


1人は背が高くて運動神経がいいのに、ニート気質な変な奴。1人は語彙力がなくいつも変なことばかり言ってる酒女煙草が大好きな変な奴。もう1人はそんなみんなを1番まとめてくれる真面目な1面を持つのに急に変なことし始める変な奴。


そんな彼らと遊びに行くと言っても、どこかに旅行をしに行くとか、テーマパークに行くとか、買い物をしにいくとかはほとんどしたことがない。理由は単純でお金を使いたくないから。

親友たちと遊びに行く時こそ、お金使ってなんぼだろって思う人もいるかもしれないが僕らはできるだけお金を使わないように何かをするにもできるだけお金がかからないように遊ぶ。

この夏は川で遊んだ。ただ川に行って、飛び込みをしたり川の流れに逆らいながら上流の方に行ったりして遊んだ。今年で23歳になる大人たちだが、昔からこんな遊び方で大はしゃぎして最後はみんな口を合わせて楽しかったと言う。次は山に行こうぜとか、また川行きたいなとかいう。

正直、どこかに行かなくても集まれるだけで楽しい。いつも会話はくだらない話しかしない。昔から変わらずいじりあいを昔と同じ熱量でいまだにやる。


社会人になって、久々に彼らにあった時1番落ち着く居場所だなと正直思った。こいつらとできるだけ遊んでいたいなとか、もっと高い頻度で集まれたらなとか思った。僕だけが今遠くに住んでいるので、4人で集まるとなったら年に1,2回なのは変わりがない。

これまでも4人では集まれなくても、3人とか2人とかで遊ぶことはあったが、そのたびにいないやつの話が必ずあがるので自分たちは4人のことみんな好きなんだなって思ったりする。


上京してきて、もともとこっちにいる同期の休日は友達と遊んでいる話なんか聞くと自分も気軽にあいつらと遊びたいなと思う。

そんな愚痴をすこし漏らしたが、あいつらはがんばれよと励ましてくれたのでまあがんばりますと思えた。


4人で集まるときの安心感や緩さ、楽しさなどなどいろんな感情は何とも形容しがたい。家族のような雰囲気でもない。6年間寮生活を共にした仲なので、家族のようなものなのだろうけど家族のような存在ですとは嘘でもいえない。こいつらといるときは家族といる時とまた違うものを感じるから。

いい言葉ないかなと思った時に浮かんだのが、


スタンドバイミーだった。


Stand by me.  日本語にすると、「近くにいてくれ。」とか「心の支えになってくれ。」という意味になる。たしかにこれがしっくりくる。

そして、洋画の『スタンドバイミー』は少年たち4人のロードムービー作品。ぼくらも同じように4人。そして、集まっていつもいくのは山とか川とか海とか。富士登山したり、川遊びしたり、ドライブしたり。死体探しはしないけど、いつも何かに向けて4人で出発する。そんなところが映画の『スタンドバイミー』に僕の中で重なった。

だけど、ぼくらはダッサイことしかしてないので、横文字は全然似合わない。だから、「すたんどばいみ~」くらいが緩さがあって、かつ1番自分たちをの仲を形容できていると思う。


すたんどばいみ~な仲間に自分の人生でもう出会えていることに感謝したし、お互いに頑張っていきたいと思えた社会人1年目の夏。出会って11年を超えた夏。

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