もずきち

日々野鳥に癒されながら医者してます。寺巡りも好きなアラフィフ♀のひとりごとです。

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マガジン

  • バードウォッチング日記

    趣味のバードウォッチングの記事をまとめました。写真の腕前は初級ですが、鳥への愛は最上級です。

  • 私の旅行記

    旅行の記録をまとめました。

  • 医者のひとりごと

    アラフィフ女医が日々の診療で感じたことをまとめました。

  • 私のことや思い出

    自分自身の人生の振り返りや思い出をまとめました。

  • 神社仏閣めぐり

    私の趣味の一つ、寺巡りに関連した記事をまとめました。

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野鳥との出会い

私はとある町で医者をしている。 当然ではあるが、医師は人が相手の仕事。患者さんの生老病死に関する様々な悩みを聞き、支えようと毎日奮闘している。 とはいえ、私も人。色々な人生を診ているうちに、心が疲れてしまうこともある。 「生きる」とは何だろうとふと空を見上げた時に、目に留まった小鳥たち。彼らは生きるために、子孫を残すために、必死で生きている。 そんな彼らの姿を見ていると、自分の悩みがちっぽけに思えてくる。 普段は群れずにひとりで狩りをするモズ。小さくてかわいいけれど、彼がとて

    • 奥日光の鳥見が楽しすぎて②:湯ノ湖・戦場ヶ原で野鳥観察

      湯元温泉に宿泊し2日目の朝。 5時に目が覚め、軽くストレッチをした後に大浴場へ。 夜の小雨が残る中、野鳥たちの声を聞きながら露天風呂を楽しむ。 ビュッフェ形式の朝食で腹ごしらえ。 出来立てのだし巻き卵が付いてくるのが嬉しい。 いつも朝食をたっぷり食べる私。 ご飯はおかわりだ。 さあ、今日も頑張って歩きますか。 (1日目の記事はこちら↓) 今日は湯ノ湖の西沿いから湯滝を抜けて、戦場ヶ原を通り抜けながら野鳥観察を楽しもう。 (散策地図はこちら) 標高の高い湯ノ湖から下っていく

      • 奥日光の鳥見が楽しすぎて①:湯ノ湖散策

        4月下旬、日曜から3連休をとれることになった。 東京はそろそろ20度に近づき、大半の冬鳥が帰ってしまった。 最近忙しかったので、日常を忘れて野鳥がたくさん見られるところへ行きたいな。 以前から気になっていたのは、戦場ヶ原や湯ノ湖がある奥日光。 雪解けが進み、4月17日に湯ノ湖を周回する散策路の通行止めが解除になっている。 よし、まだ夏鳥の季節には早いかもしれないが、今回は奥日光に行こう。 湯ノ湖そばの湯元温泉にあるホテルに2泊予約した。 当日朝の天気予報は雨マーク続き。 雨

        • 採用に100万円以上必要な介護福祉士。仕事が減るフリーター医師。

          私は診療所に勤務しているが、訳あって定期的に経営会議たるものに参加している。 複数の病院の経営陣が集まり、各自の経営状況について報告し意見を交わす会議だ。 先日その中で、病院が看護師や介護福祉士の採用に苦労していることが話題になった。 医療・介護業界では、足りないスタッフを探すのに紹介業者を利用せざるを得ない状況だ。 そんな中、最近は紹介業者を利用しても介護福祉士が集められなくなっているという。 介護福祉士はケアワーカーとも呼ばれ、月給に見合わない労働で最近なり手が減っている

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        野鳥との出会い

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        記事

          春本番。公園の野鳥たち

          平日休みの朝。 今日は近場で鳥を観ようと、いつもの公園に向かった。 園内を散歩する人はまばら。 先日の雨で散らなかった桜が残っている。 お花見しながら歩いていると、いつもの彼らが出迎えてくれる。 以前にも園内で出会った交雑種の彼。 羽模様から親を推測するのもまた楽しい。 ヒドリガモもトモエガモも同じカモ科マガモ属。 外見は違えど、彼はヒドリガモの群れで仲良く過ごしているようだ。 この日の園内はオナガが騒がしい。 群れでヒラヒラ、鳴きながら木を飛び渡っている。 オナガは

          春本番。公園の野鳥たち

          青梅野鳥の森で森林浴と野鳥観察

          まだ雨が残る日曜早朝。 朝には雨が上がるという予報を信じ、5時台の電車に乗って西を目指す。 今日の目的地は青梅。 駅のすぐ北に永山公園があり、その奥に野鳥の森が広がっている。 永山公園は青梅丘陵ハイキングコースとして賑わっているが、野鳥の森まで足を延ばす人はほとんどいないらしい。 いつも行く公園に比べると、野鳥観察の難易度が高く鳥に会えないかもしれないが、青梅の自然を満喫できそうだ。 どこも人で賑わう日曜日。 自然の中で静かな時間を過ごしたい。 駅前は人影まばら。 雨は上が

          青梅野鳥の森で森林浴と野鳥観察

          note一周年:読んでくださった皆さまへ御礼

          4月2日朝、noteからメッセージが届いた。 メッセージに、もう1年経ったんだとしみじみする。 初めて投稿した記事は、選んだ写真を見ながら5分ほどですらすらと完成。 プロフィールとしても使っている写真は、私が初めて写真におさめることができたモズ。 これまでにつもり積もった思いがわーっとわきだす感覚だった。 そっか。私、こんなに自分のことを誰かに話したかったんだ、と思ったことを覚えている。 毎週投稿する気は無かったが、noteから◯週連続投稿を誉められるうちに、気がつけば一

          note一周年:読んでくださった皆さまへ御礼

          初夏の陽気、東京港野鳥公園へ

          晴れた日曜日。 先週の疲労で遠出する気力が無かった私。 近場で、日曜日でも静かに鳥が観察できるところへ行こうと思い立つ。 電車で30分余り、東京モノレールの流通センター駅から東京港野鳥公園を歩いて目指す。 カメラや双眼鏡を片手に9時の開園を待つ人がちらほら。 訪問するのはこれで3回目だ。 実はこの公園。たくさんの鳥が見られるのだが、私はちょっと苦手としていた。 理由はその立地。 東京港の倉庫や太田市場と隣接し、近くに羽田空港がある。 トラックの排気ガスや飛行機の騒音に囲まれ

          初夏の陽気、東京港野鳥公園へ

          早朝の京都鴨川:野鳥達と父の思い出と

          実家に滞在3日目。 昨晩は母と妹とでお鍋をつつきながら色んな話をした。 明日から仕事ということもあり、今日は早めに帰ろうと実家を早朝に出る。 新幹線に乗る前に、もう一度鴨川の鳥たちを見に行こう。 (滞在中の記事はコチラ↓) 実家から荷物を抱えて最寄り駅に向かっていると、薄暗い中用水路でカワセミがホバリングしている。 あら、朝からラッキー。でも急がないと電車に遅れちゃう。 カメラがすぐに撮りだせない状況に、心の中で地団太を踏みながら駅へ急ぐ。 鴨川デルタに到着。 トンビの鳴

          早朝の京都鴨川:野鳥達と父の思い出と

          雨の近江②-琵琶湖を望む公園の野鳥たち-

          雨が降る休日。 人混みが苦手な私は混雑している所を避け、三井寺を拝観した後近くの長等公園に移動した。 長等公園は三井寺と同じ長等山に位置し、琵琶湖を望む桜で有名な公園だ。 野鳥も観察できるらしい。 三井寺の敷地内ですでにエナガ・コゲラ・メジロに出会えたが、他にも野鳥が見られるのではと期待する。 雨は随分小降りになったが、空は厚い雲が覆っている。 周囲を歩く人はいない。 心細くなりつつ、歩みを進める。 三井寺から長等公園までは徒歩5分程度。 小雨が降り続いている。 これだと

          雨の近江②-琵琶湖を望む公園の野鳥たち-

          雨の近江①-「不死鳥の寺」三井寺へ-

          3か月ぶりに訪れている京都の実家。 変わらない母にほっとするが、老いた母も猫も寝ている時間が増えた。 彼らが寝ている時間、せっかくだからどこかに出かけようと思い立つ。 京都はどこも観光客で溢れている。 人混みが苦手な私。しかも天気は雨。 眠る猫を見ながら、雨を見つつ静かに過ごせるお寺がないか思案する。 そういえば、滋賀県大津市にある三井寺(みいでら)のすぐ傍に野鳥観察スポットがあると聞いた。 昼過ぎに雨が上がりそうだから、三井寺をゆっくり回ってから鳥達に会えるかも。 自宅か

          雨の近江①-「不死鳥の寺」三井寺へ-

          早春の夕方、京都鴨川で野鳥観察

          金曜午後から週末にかけて連休をもらえたので、午前の診療を終えてすぐに東京を飛び出した。 目指すは京都。 正月ぶりに母の顔を見に、そして早春の京都で野鳥たちを見るのが目的だ。 天気予報では本日晴れ、明日以降は天気が崩れると告げている。 晴れが今日までなら、到着後すぐに鴨川に行ってみよう。 日没までの短時間だが、どれだけ鳥たちに会えるかな。 ワクワクしながら新幹線に乗る。 京都駅には15時半に到着。 その足で高野川と賀茂川が合流して鴨川になる「鴨川デルタ」へ向かう。 春休みの

          早春の夕方、京都鴨川で野鳥観察

          「医師アタマ」に翻弄される患者

          午前中往診先で状態の悪い在宅患者さんを病院へ救急搬送した後、診療所に戻って休憩していた私に1本の電話が入った。 先ほど病院へ搬送したばかりの80代のLさんの娘、Mさんからだった。 Mさんは泣きじゃくっている。 どうやら救急搬送先の病院でA医師から検査結果の説明を受けている途中にパニックになり、「信頼できる医師と話がしたい」と言って私に電話してきたようだった。 Lさんは長年難病を患い、Mさんは仕事をしながら献身的に介護してきた。 Mさんは母の病や老いをなかなか受け止められず、

          「医師アタマ」に翻弄される患者

          春を迎えた公園で野鳥観察:シメとワカケホンセイインコ

          休日の朝。天気は晴れ。 本当は遠目の公園に鳥を見に行こうと考えていたが、疲労が残っているのと来週遠出する予定があり、あまり無理はしないでおこうといつもの公園に変更した。 今日は日曜日。昼近くは混雑して鳥が隠れてしまうだろうから、今日も早朝スタートだ。 公園を入り、コサギを見つけてカメラを向けようとすると、目の前をシュッと小鳥が遮り、枝に留まる。 明らかに私を偵察に来た彼女。 じーっとこちらを見ている。 ジョウビタキのメスって、人のことあまり怖がらないようだ。 気も強いんだ

          春を迎えた公園で野鳥観察:シメとワカケホンセイインコ

          早朝の臨海公園に野鳥達と珍客

          日の出がどんどん早くなり、春らしくなってきた休日。 最近は早朝の野鳥観察にはまり、この日は葛西臨海公園に行こうと決める。 3月中旬ともなると東京の日の出は6時前。 まだ暗い5時半過ぎに自宅を出る。 カメラと双眼鏡を取り出し、歩き出す。 野鳥を探し立ち止まっていると、周りからカワラバトがたくさん降りてくる。 どうやらこの辺りで餌付けしている人がいるようだ。 ごめん、餌は持っていない。 私は普段餌付けはすべきでないと思っているが、20羽近くに囲まれると餌をあげなくてはいけない

          早朝の臨海公園に野鳥達と珍客

          障がいがあっても芸術を:森の中の展覧会へ

          晴れた日曜日。 用事の合間を縫って上野の森美術館を訪れた。 目的は台東区主催の障害者作品展「森の中の展覧会」を観ることにある。 上野公園は休日を楽しむ人でごった返している。 この展覧会は、区内に住む障がいのある人が芸術文化に携わる楽しさを知ってもらうことを目的として2021年から開催しているという。 障がいがあっても無くても芸術を楽しむ権利があるし、「自分で創作したい」「自分の作品を見てほしい」と思う人もいるはず。 1年かけて彼らが創作した作品がこの展覧会で展示されている。

          障がいがあっても芸術を:森の中の展覧会へ