見出し画像

✓川のほとりに立つ者は/寺地はるな

▽あらすじ
カフェの若き社長、原田清瀬は、
ある日、恋人の松木が怪我をして、
意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
松木の部屋を訪れた清瀬は、
彼が隠していたノートを見つけたことで、
恋人が自分に隠していた秘密を
少しずつ知ることに―――


▽印象に残ったフレーズ

川のほとりに立つ者は
水底に沈む石の数を知り得ない


▽感想

Audibleで視聴

無知とは、自分も他人も傷つけてしまう。
相手の生い立ちも、相手も得手不得手も
知らないと相手は知れない。
そして傷つけてしまう。

誰かや何かを批判することは、
必ず誰かを傷つけていることになる。
この本はそれが身に沁みて分かった。

出てくる例の女が本当に嫌いで
ずっと腹立つなあと思いながら読んでいた。
でも、あの女性もきっと
あそこまで捻くれてしまう理由が
過去やどこかにあったのかもしれない。
だって私はあの女性の事を知らないのだから、
知らないのに批判するのはよくない。
かといって人を傷つけたり
利用したりしていいわけじゃないけどね。


✓川のほとりに立つ者は/寺地はるな/双葉社

↳単行本

↳Audible

サンプルもありますので、ぜひ

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?