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なぜビヨンセ@コーチェラのステージはこれだけ大絶賛されたのか?

どーん。ビヨンセ。

そう、ビヨンセです。

遂に今年のコーチェラのセカンド・ウィークも終了しましたが、なんといっても今年のコーチェラはとにもかくにもビヨンセでした。

おそらくコーチェラ史上最も話題を呼んだし、あらゆるメディアやらアーティストも余りに大絶賛していたので結構目にした人も多いのではないでしょうか。

特に英米のメディアでの盛り上がりかたは尋常じゃなかったですよね?

と同時に日本にいると「なんでまたこんなに絶賛?デスチャが再結成したのに盛り上がった?」とイマイチこの盛り上がりにピンと来ない人も多いのではないかと思うんです。

もちろんステージ自体の圧倒的な完成度っていうシンプルな理由は当然ありきだとは思いますが、ウッドストックのようないわゆる伝説ともなぞらえられるほどの激賞を受けているのでは恐らくそれだけではない気がしたんですよね。

そして僕もリアルタイムでストリーミングを観ていましたが、と同時に色んな人のTwitterでの解説だったり、NYタイムズ等々いろんなメディアのレビューを後から読むことで、「ああ、そういうコンテキストがあったうえでの演出だったのね!」と理解したことも沢山(っていうかほとんど)あって、それによって各方面からの絶賛にようやく納得感が出てきたんですよね。

カルチャーは複層的なコンテクストで出来ている

表現、ひいてはカルチャーってコンテクスチュアルだし、それは常に複層的でもあるので、当然解釈も多様です。だからそうしたコンテクストを解さないと楽しみ損ねることもあるし、逆にそれが分かるだけで一気に楽しみが増したりもするものなんじゃないかと思う訳です。

特に海外のカルチャーだとそのコンテキストがパッと分かりにくいし、歴史的に重層的に折り重なってしまっているので一度ロストしてしまうとなかなかキャッチアップが難しく、自分もすごく苦労することは多いです。

ただハイコンテキストなものってうまく構造化しつつ、具体知識もフォローしていかないと一足飛びには「なるほど!」とは感じられないものだと思います。

前置き

という個人的な課題意識も踏まえ、自分なりに理解した「ビヨンセ@コーチェラ(その名もBeychella!)がこれだけ絶賛された理由」noteでも火が点いた図解(僕はチャートと呼ぶほうが馴染みがあります)してみることにしました。なぜなら情報の体系と論理を掴むには、構造の可視化ってやはり相性が良いと思うからです。

内容は事実をまとめている部分も僕個人の解釈も含まれます。まとめるうえでは、NYタイムズを始めとした欧米のメディアや、や渡辺志保さん等々の音楽を始めとする米カルチャーに造詣が深い方々の発信されている内容を参考しています。

これらは僕自身がビヨンセのステージを楽しむうえでとても有益でしたので、気になる方は是非チェックしてみて頂けるといいかなと思います

では、さっそく本題に入りましょう!

*スマホで見づらい方のために最初にPDFのリンクを貼っておきます。

PDFでダウンロード

今回は以下の構造で整理をしています。
1. 結論:最終的にどんな評価を得ているか
2. 根拠:結論の根拠になっていると考えられる主な要因。今回は4つの視点に整理してみました。
3. 根拠の背景(コンテキスト):2の要素が根拠たり得ている背景を今回は政治的文脈、カルチャー文脈の視点で整理しています。

ビヨンセのコーチェラのステージは結論として大絶賛だったわけですが、そこには大きく4つの視点による根拠が存在し、そしてそれらが根拠足り得た共有された文脈があったのでは?と考えてみました。

1. まずはブラック・ミュージックの歴史からの視点

2. 米エンタメ/ショービズの歴史の観点

3. ダブル・マイノリティとしての歴史

4. ビヨンセ自身の個人史

4つの根拠が根拠足り得た背景

とこれだけのコンテクストがあって、史上稀に見る絶賛を浴びたのではないか?というのが僕なりの解釈になります。

結構長いですよね。。。でも、おそらく「根拠足り得た背景」にはまた背景もあるし、色んな史実やそれに対する見解等々が折重なって今回の評価というものがメディア上に表出しているのだろうなと思う部分もあります。

とは言えどもまずはこれくらいの粒度で構造化することで、「あ、そういうことね、どれどれ・・・」と食指を伸ばす人が増えるきっかになるといいな~と思う次第です。

あとがき

作っていて難しいなと感じたのは、やっぱりハイコンテクストなものを構造化するとどうしても色んな複層的なコンテキストを表現するのが難しかったり、ジャーゴンをできるだけ減らしたいけれど減らしすぎると説明のボリュームが増えすぎて今度は消化が辛くなるだろうな、といったバランスです。

今回の図解は、「ビヨンセのコーチェラってめっちゃ騒がれてるけど、ぶっちゃけなんで?(今さら聞けない・・・)」と感じている人を読者として想定したので、「コーチェラって何?」「ビヨンセって誰だっけ?」という人には説明足らずだし、逆に詳しい人には「知ってるよ。」「あれもこれも抜けてるし」と感じられる可能性は当然あります。(ので、アレ抜けてる!とかこういう解釈のほうが正しいのでは?とかあればツッコミお願いします。)

と同時にコンテクストばかり積み上がって、少し糸口を掴めたら面白くなる可能性がめっちゃあるものを、益々遠ざけないためにも「構造化」はカギだなーと思っているので、試行錯誤続けたいなと思います。

おまけ:参考にした情報ソース

NY Times
Rolling Stone Magazine
NME-JP
など

そして肝心のライブのフル動画!!

では!

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KEIGO SADAKANE

主に欧米の音楽ネタと経営やビジネスについて発信します / スモールビジネス経営(ときどき音楽ライター):「論理と論点の可視化」、「Structure⇔Story」をテーマにプロダクト開発をしています / 2017年に起業 ← 楽天 ← 戦略コンサル ← 日系メーカー

(仮)図解シリーズ

主に音楽をはじめとしたカルチャー・トピックを図解(チャート)で解説します。目指すは「理解コストを1/100」に!
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