詩144「階段」

「階段」

階段の一番下の段に腰掛けて
八雲の『怪談』を一話読むごとに上がってみた
はて、随分と読み進めたが踊り場に差し掛からない
本から目を離してみようとすれば
寝床で目覚める夏の冷や汗



Masanao Kata©️ 2023
Anywhere Zero Publication©️ 2023


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