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月刊「パパが知りたい子育て」Vol,1

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月刊「パパが知りたい子育て」は、育児に積極的に参加したい、パパのためのwebマガジンです。

世の中には「育児情報」は多くありますが、子どもやママに特化したものが多く、育児に悩むパパの解決情報は多くありません。

「パパが知りたい子育て」では、そんなパパのためのお役立ち情報を発信します。

子育てテクニックやお悩み相談に関しては、メディア発信をしている「名城政也(2児の娘の父)」の経験をもとに解説していくため、すべてのパパに当てはまらないかもしれませんが、少しでも参考になればと思います。

今回の目次は以下の通り。

・【今月の子育てテクニック】ゲーム化で楽しむ教育
・【今月のパパの悩み】子育てしたいけど時間がない……
・【今月のパパ紹介】フリーランスライター名城政也
・【特集】世の中のパパの育児参加率は?
・【パパとお金】子供にかかる食費ってどの位?


【今月の子育てテクニック】ゲーム化で楽しむ教育

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今月の子育てテクニックは「ゲーム化で楽しむ教育」

子どもは基本的に言うことを聞いてくれないものです。

お片付けから家を出るまでの準備まで、時間がかかります。

たとえば、出かける前の靴を履く動作一つとっても、なにかとお話ししたり遊んだり……「家出るまでに何分かかってんの!」と怒ってしまうことも……。

そこで、僕が見つけた方法が「ゲーム化」です。

なにをするにも時間のかかる子供ですが「遊び」となれば話は別。言葉一つですぐにやる気を出してくれます。

たとえば、以下のような形です。

・家を出る用意
→「一番先にお靴履ける子だーれだ!ヨーイドン!」
・お片付け
→「いっぱいお片付けした子にお菓子プレゼント!ヨーイドン!」
・外を歩くとき
→「ここから家まで、白い線をはみ出しちゃいけないゲームね。白い線からはみ出したら負けだよ」
・電車の中
→「今から電車降りるまで小さい声で喋るゲームね、大きい声で喋っちゃダメだよ」

意外とこの方法で言うこと聞いてくれるのです!

とくにご褒美は必要ありません。

ご褒美をあげすぎると、ご褒美をあげないと言うこと聞いてくれなくなってしまいます。

大事なポイントは、パパが率先してゲームに参加すること。

「よーし!パパ一番になっちゃお!」
「パパ勝っちゃうからね!」
「パパこのゲーム強いから、パパに勝てないんじゃないかなぁ?」

など、競う相手としてパパが参加して煽ってあげると、ノリノリで参加してくれます。

ちなみに筆者な年子の娘が二人なので、二人で競ってくれます。子供が数人いる家庭では、とくに効果的かもしれません(※ただし負けた方が泣いたり悔しがることも……)。

基本的に子供は楽しいことなら積極的に参加します。

「やらないから怒る」ではなく「どうやらせるか」を考えてみましょう。

今回紹介した「ゲーム化」もぜひ実践してみてください。


【今月のパパの悩み】子育てしたいけど時間がない……

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「育児に参加したいけど、仕事が忙しくて時間がとれない……」このような悩みを抱えるパパさんは多いのではないでしょうか。

筆者は在宅フリーランスなので、時間を確保しやすいですが、それでも忙しいときは奥さんに任せてしまいます。

通勤してるパパさんとなると、さらに育児に参加する時間の確保が難しいでしょう。

では、そんな状況のとき、パパはどうするべきか。

結論から言えば、家族の理解を得ることを考えましょう。

育児のためとはいえ、仕事を削ることは現実的に難しいです。

できることは「伝える」こと。

「育児に参加したいけど仕事が忙しくて時間がとれない」この気持ちも、伝えなければわかりません。

伝えなければ「仕事仕事で育児に関心がない」と、誤解を生んでしまう可能性があるのです。

間違っても「仕事が忙しいんだからしょうがないじゃん!」なんて言い方はしないでください。

あくまで「育児に参加したい姿勢」を伝えることが大事です。

たとえば、以下のような言動を心がけてみてはいかがでしょうか。

・朝と夜、子供が起きてる時間だけでも子供と触れ合う
・「いつも任せちゃってごめんね」と伝える
・休みの日は育児に専念する
・奥さんの自由な時間を作る

多くのパパさんは「本当は育児に参加したい」と思ってるはずです。

しかし、その気持ちを伝えないために「やってくれない」と勘違いされてしまうのです。

言葉や行動で気持ちを伝えれば、家族の理解を得られのではないでしょうか。


【今月のパパ紹介】フリーランスライター名城政也

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本日紹介するパパは、フリーランスでWebライターをしている名城政也(ナシロマサヤ)です。

【パパプロフィール】
・名前:名城政也(ナシロ マサヤ)
・職業:webライター
・家族構成:妻・長女・次女

お察しの通り、初回ということで、このマガジンの発信者。

今後さまざまなパパへインタビューしていくので、どんな内容になるか参考にしながら「いつか自分がインタビューされるかも……」とドキドキしていてください。つまり今回は、自問自答です。


仕事はどんなことをされてますか?

-仕事は、webライターをしています。主にSEOに特化したライティングが主ですが、取材記事やHPに掲載する文章など、ライティングに関することはほとんどやっています。

ライターに至った経緯は?

-元々30歳位まで音楽を本気でやっていて。アルバイトしながら音楽やっていたんですけど、結果的にバイトしながらだと練習時間がなくなると思いました。当時は都心まで通っていたので、通勤の時間も合わせると、1日10~12時間とかで。帰ってお風呂入って寝るしかできないみたいな。
なので、いつでも練習できる環境にしたいなと思って、在宅でできる仕事がないかな~と探していたところ、webライターを見つけました。

いつからライターとして活動しているんですか?

-最初は稼げなかったので、アルバイトしながら副業程度にwebライターをしていたのですが、その期間も含めると、大体10年近くやっているかもしれません。

ちなみに音楽をやっていたということですが、子どもにも音楽はやらせたいですか?

-興味があれば積極的にやらせたいですね!ただ、別に「俺の夢を継いでくれ!」みたいには思ってないです笑
大人の夢を押し付けたくはないので、自由にやりたいことやってもらいたいな~と思ってます。

-仕事をするなかで子育てで悩んだことはありますか?

やっぱり生まれたばかりの頃は大変でしたね……。0歳児の頃って本当に2時間おきに起きるので。
嫁も十分に寝れてないのでできれば手伝ってあげたい、でも記事の納期があるから仕事をしないといけない……みたいな。
その時期は本当起きて仕事して子どもの面倒見て隙間ができれば寝て……みたいな繰り返しで、結構大変でした。

子どもと関連する内容で、仕事で不安を感じたことはありますか?

-あります!
フリーランスって収入が不安定なんですよね。今はだいぶ落ち着いてきましたけど、ライター1本にした頃はかなり不安定で。
クライアントとの契約が終わって、一気に数十万円近く収入が落ちたときとかは「ごめん……今月少し助けて」って奥さんに助けてもらってました。
「またアルバイトしようかな」って思った頃もあります。
ただ、毎月固定収入の社員ではないので「いつ収入が減るか」っていう不安は、常に抱えてます。

子育てで苦労したことってありますか?

-今上の子が5歳なんですけど、3~4歳位で、ちょっとヤンチャになった時期は少し悩みました。
保育園に通わせているんですけど、保育園の先生から「今日〇〇ちゃんとケンカしてつねった」とか「先生に注意されると反対に怒ってふてくされる」とか。そういうの聞くと、育て方に悩みますよね。
結構そういうときは奥さんとちゃんと話し合いましたね。

子育てで工夫していることはありますか?

-とくべつ工夫していることっていうのはないかもしれないです。というか、実際周りがどんなふうに子育てしてるかって、全然わからないんですよね。
保育園もやっぱりママが多いんで、パパと仲良くなったりってなくて。
ただ周りから「そういうの良いね」って言われたのは、小さい頃、言葉がまだ通じない頃から、怒ったときは何が悪いのかちゃんと説明するようにしてました。
「こういうことすると、相手がこういう気持ちになっちゃうからやったらダメなんだよ」みたいに。
今でもそこは継続してやってますね。

子どもにどう育ってほしいですか?

-僕が自由人なので、自由に育ってほしいですね。「周りがこうだから」ではなくて、自分の意思で動ける人間になってほしいです。
ただ、僕自身自由に生きてきて苦労も経験しているので、ある程度要領良く立ち回ってほしいな~っていうところもあります。

子どもの成長を感じるときってどんな瞬間ですか?

-最近だと、上の娘が5歳で、だいぶしっかりしてきたんですよね。なので、結構上の娘に注意というか、指摘されることが多くなってきました笑
この前も、子どもを習い事に連れていくときに、習い事のためのバッグを忘れちゃったんですよね。そしたら「パパ、バッグは?」って娘に言われて、忘れてるの気づきました笑
「パパおっちょこちょいなんだから~」って言われましたけど「もうそんなことにも気付けるんだなぁ」って思いましたね。

パパならではの子育ての悩みってどんなところですか?

-やっぱり仕事と育児の両立じゃないですかね。最近はママも仕事しながらなので、パパ特有のってわけではないと思うんですけど。
お金のことも気にしないといけないし、家族との時間も作らないといけない、仕事もしないといけない、となると結構時間とるのが難しいです。

子どもができて変わったことってありますか?

-めちゃくちゃ泣くようになりました笑
今まで思いっきり感動を狙っているような番組とかでまったく泣かなかったんですけど、最近はすぐ泣きます。後、虐待とか小さい子が巻き込まれる事故とか、そういうのも悲しくなるようになりましたね。
基本的に目線が自分ではなくて子どもになったからかもしれないです。ドラマとか見てても「自分が主人公だったら」ではなく「これが子どもだったら」に置き換えてみちゃってます。

パパとしての自覚はいつから芽生えましたか?

-実際生まれたばかりの頃って、そんなに自覚はなかったです。こんな言い方すると良くないかもしれないんですけど、ペットを飼い始めました位の気持ちというか。
たぶんハッキリ自分がパパって思えたのは、会話できるようになってからかもしれません。「パパとどっか行く?」とか「パパと遊ぼうよ」とか、そういう風に自分のことを「パパ」って言うようになる機会が多くなってからなんじゃないですかね。

子育てで大事にしていることや他のパパに大事にしてほしいことはありますか?

-きれいごとみたくなっちゃいますけど、とにかく愛してあげてほしいなと思います。結局、大事なのって愛情だと思うんです。
僕自身、振り返ってみると親にたくさん愛情もらって育てられたと思っていて。その時は気づかないかもしれないんですけど、ちゃんといつか気付けるものだと思うんですよね。
特別なことは用意しなくて良いと思うんですけど、とにかく愛してあげることを大事にしてます。

パパは育児に対してどうあるべきだと思いますか?

-それぞれの事情があるので「こうあるべき!」っていう断言はないんですけど、積極的に育児には参加してほしいです。
仕事の事情で育児に参加しづらいとかってあると思うんですけど、それでも少しの時間でも触れ合ってほしいですね。
前に計算したことあるんですけど、子どもが生まれてから20歳で一人暮らしすると考えた場合、ちゃんと接していられる時間ってそんなに長くないんですよ。
だから、できるだけ子どもが起きている時間に接してあげて、話してあげて……ってしてほしいです。

子育てのために今からしてることはありますか?

-生命保険……笑
子供が生まれる前まで生命保険入ってなかったんですよ。でもやっぱりいざ何かあったときを考えたら、保険入っておかないとなって思って。

子どもが生まれてから何か諦めたことはありますか?

-僕は割と奥さんがなんでも許してくれるので、趣味とか好き勝手やってます笑
なので、あまり諦めたことはないかも……。音楽も子どもができたからっていう理由ではなく、自分の判断でやめただけなので。
唯一あげるなら海行くことですかね。僕サーフィンするんですが、子どもが生まれる前は、好きな日に始発で海行って~みたいな感じだったんですけど、今はさすがに自由気ままに始発でサーフィンは行かなくなりましたね。

諦めたことについて後悔はありますか?

-まったくないですね。趣味とか仕事とか、全部合わせても基本は家族第一なので。

ちなみに育児や子どもとの生活のなかで、なにか恥ずかしい話ってありますか?

-子どもの将来を勝手に想像して泣くことです笑
何歳になったらパパと遊ばなくなって、何歳になって家を出て、そのうち彼氏連れてきて結婚して……とか想像して泣いたことあります笑

どんなパパになりたいですか?

-いつまでも愛され続けるパパですね。結構大人な女の子でも「自慢のパパ!」とか「パパ大好きです!」みたいな女の子いるじゃないですか。
そう言われるパパになりたいなーと思います。
大人になって疎遠になったり、嫌われたりはしたくないですよね。今は比較的パパっ子なので、いつまでもこんな風にパパ好きでいてくれたらいいなーなんて思います。
あと、かっこいいパパでいたいですね!そのためもあって、今ボクシングジム通ってるんですけど。「お父さん臭い」とか「お父さんデブ」とか「お父さん弱っ」みたいに言われないように気を付けてます笑

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名城政也
・Twitter:https://twitter.com/ma_a_a_sa6969
・HP:https://happyjunkyfairy.wixsite.com/msy-writing


【特集】世の中のパパの育児参加率は?

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昨今SNSを見ていると「旦那が家事をしてくれない」「育児をしてくれない」という声も見られます。

では、実際に世の中のパパは、どのくらい育児に参加しているのでしょう。

少し前のデータにはなってしまいますが、2019年に日本労働組合総連合会が「男性の家事・育児参加に関する実態調査」として、働く父親1,000人に調査行ったところ、以下のような結果になりました。

【1週間の家事時間】
・0時間……4.7%
・1時間……13.7%
・2時間~3時間……21.9%
・4時間~5時間……18.3%
・6時間~7時間……11.4%
・8時間~9時間……4.5%
・10時間~19時間……20.9%
・20時間以上……4.6%

一番多いのは、2~3時間ですが、意外にも10~19時間が2番目の結果です。

一週間の家事平均時間を見ると、6.2時間になるので、約1日1時間は家事を行っているということになりますね。

育児時間に関しては、以下の結果になりました。

【1週間の育児時間】
・0時間…….13.5%
・1時間……5.9%
・2時間~3時間……11.2%
・4時間~5時間……15.1%
・6時間~7時間……7.5%
・8時間~9時間……3.9%
・10時間~14時間……20.0%
・15時間~19時間……7.1%
・20時間~29時間……10.7%
・30時間以上……5.1%

一番多いのは、10~14時間でした。

1週間の平均をみると、9.3時間育児を行っています。

0時間の方が13.5%というのは、少し悲しい結果ですね。

ただし、どうしても仕事の環境に左右される場合もあります。

実際に同アンケートで「仕事と育児の両立」について調査したところ、以下の結果になりました。

【仕事と育児についての理想と現在の状況】
・仕事を優先……56.5%
・育児を優先……6.8%
・仕事と育児を両立……30.4%
・わからない……6.3%

このように、仕事を優先しているパパが多いのです。

ただ、決して育児を犠牲にして仕事に費やしているわけではありません。

理想についてのアンケートでは「仕事と育児を両立」を理想としているパパが、62.7%もいました。

つまり、育児に参加したいけれど仕事を優先せざるを得ないパパが多いということです。

しかし、現状は変わっているかもしれません。

今回は「男性の家事・育児参加に関する実態調査」を参考にしましたが、コロナウイルス感染症の影響により、現在はリモートワークが増えています。

自宅で仕事をする方も増えたため、育児をしながら仕事をするパパも増えたのではないでしょうか。

リモートワークの普及によって、育児に参加したいパパが十分に育児の時間を作れる社会いなっていくと良いですね。


【パパとお金】子供にかかる食費ってどの位?

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子どもが生まれた喜びを感じた後、パパが気になるのは子どもにかかる費用ではないでしょうか。

子どものための貯金や生活用品、医療費など、子育てにはお金がかかります。

今回はそのなかから、食費にかかる費用を見ていきましょう。

ちなみに筆者は、収入のなかから「子どもにかかる費用」や「食費」として分けて管理しています。

毎月どのくらいの食費がかかるかわかっていれば、管理もしやすくなりますよね。

では、実際に子どもにかかる食費はいくらかというと、およそ年間16万円~22万円です。

具体的には、以下のようになります。

・未就園児(0歳児~5歳児)……16万6,387円
・保育所・幼稚園児(0歳児~5歳児)……22万4,627円
(参照元:子育てに必要な費用ってどのくらい?0歳~22歳までの合計金額とは|Like U ~あなたらしさを応援するメディア~【三井住友カード】

上記はあくまで年間ですが、単純計算で12で割ってみると、以下のようになります。

・未就園児(0歳児~5歳児)……月およそ1万3,000円
・保育所・幼稚園児(0歳児~5歳児)……月およそ1万8,000円

子どもの食事のみで毎月2万円用意しておけば、足りないということにはならないでしょう。

ただし、子どもにかかる食費と一言でいっても、何歳児かによって大きく異なります。

0歳~1歳児であれば、離乳食やミルクになりますが、3歳以上になれば大人と同じ食事でも問題ありません。

ミルクや離乳食の量は、一概にどのくらいとは言えませんが、さまざまな例を聞くと、月に1万円分位です。

パパは子どもの食費として、毎月1万円~2万円用意しておきましょう。


月刊「パパが知りたい子育て」について

月刊「パパが知りたい子育て」は、毎月15日に更新します。

現在2児のパパの筆者が自身の経験も合わせて発信しています。

現在このnoteは有料化にする予定はありませんが、応援頂けるとありがたいです(サポート・RTなどなんでも良いです!)。

またパパに関する育児のなかで「こんな情報が知りたい」「こんな悩みがある」という方は、ぜひご連絡ください。

パパインタビューに関しても「我こそは!」という方は、ぜひご連絡ください。オンラインにて取材を行います。

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