小鳥遊みちるの創作メモ

[創作メモ]音楽を元に小説を書く

ここ最近はショートショートをお休みして、短編小説に手を付けていました。

というのも、とある音楽アルバム2枚を聞いてイメージが膨らみ、それを小説にしよう!と思ったからです。

普段はツインボーカルとして同じグループで活動する二人が出したソロアルバムなのですが、とてもコンセプチュアルなもので、それぞれのキャラクターが浮き上がってくるような感じを受けました。

そこから連想を受けて、「これは殺し屋と吸血鬼だな」と勝手に妄想し、約三万字の小説を書き上げることができました(まだ推敲などがあるので完全に完成はしていないのですが)。

音楽を元に書くというのはとても面白い体験でした。私の場合、頭の中に浮かんだ映像を文章化することで小説を書いているのですが、音楽を聴いているといろんなシーンが浮かんできて筆が進むし、曲のイメージのおかげでキャラクターに一貫性を持たせられるような気がしました。

作業用BGMとしてシーンの雰囲気に合った曲を選んで聞く、ということは今までもしてきましたが、まるでキャラソンのように登場人物に合わせた曲を聞きながら書くというのもなかなか面白いなと思いました。

曲調や歌詞に影響されてキャラクターが出来上がり、その曲をBGMにキャラクターが動き出す。それを文章として書きとめる。これはとても楽しい作業でした。

頭の中の映像を文章化するタイプの人には、音楽選びに凝ってみるのもオススメかもしれません。

因みに書きあがった小説は11月の文学フリマ東京で出す予定です。気になる方はチェックしていただけると嬉しいです。

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