Miki Uesato

グーテンターグ! 2001年11月ドイツへ渡る。 山あり谷ありのドイツ生活の間、夢だっ…

Miki Uesato

グーテンターグ! 2001年11月ドイツへ渡る。 山あり谷ありのドイツ生活の間、夢だったシュタイナー教育幼児教育者となる。 自転車が好きで、どこに行くにも自転車。 ケセラセラの精神の持ち主。 2023年10月、22年ぶりに熊本に帰郷。

最近の記事

未来は思いも寄らなかったりするもんだ Unvorstellbare Zukunft wartet auf dich

20歳くらいの頃、ある新聞記事に目が止まった。 “芸術教育“ “芸術“と“教育“??? え、どう繋がるの? 「ミュンヘンの小学生」などシュタイナー教育を日本に周知させた立役者でもある子安美知子さんの記事だった。シュタイナーの芸術教育について書いてあった記事で、読んだだけではよく分からず、でも惹きつけられ、私のような日本では異端児になってしまう子供にはピッタリの学校だと思った。 あの頃の日本は、学校でも暴力が許され、子供というだけで理不尽な立場に立たされることも多かっ

    • これからを決定づけたドイツ1年目 Mein allererstes Jahr in Deutschland ist für mich ein bedeutsames Jahr geworden.

      前回の続き。 素晴らしいホストファミリーとかけがえのない大切な友人たちとの出会いがあったドイツ1年目。 この一年目を思い起こせば起こすほど、出会い、別れ、失恋などなど、人との出会いをテーマにしたら、この一年ほど色々とあった年はない。 イギリスに留学したり、成り行きに任せてドイツに来たりしている私は、一見、社交的で、オープンな性格のようだけれど、実は引っ込み思案で人見知りするタイプ。 人の輪に入るのが、昔から苦手。 友達は、たくさん欲しいタイプでもないし、信頼できる友人が数

      • ドイツ一年目で得たかけがえのない人たちとの出会い Schon im ersten Jahr habe ich in Deutschland meine liebste Menschen kennengelernt.

        2001年11月にオーペア(オーペアについては前の記事で詳しく書いてます)としてミュンヘンにやってきた私だが、家が職場?で、最初からやるべきことが毎日色々とあり、だからある意味、ドイツ生活に早く慣れていく事ができた。 オーペアというだけで、ホストファミリーと彼らの家族や友人たちとの付き合いもあり、お世話をしていた子供ナタリーの保育園関連のいろいろ、午後の公園通い(砂場でママパパとのお付き合い)、週に1度のドイツ人の親子との遊びのグループ、そして、その他にも日本人親子との遊び

        • 生命が芽吹く春!今日はイースター日曜日!Heute ist der Ostersonntag!

          今日は、イースターサンデー。 イースターは、特にプロテスタントにとってはクリスマスよりも重要なお祭りで、クリスマスと同様、ドイツではみんな家族と一緒に過ごす。 日本で言うならば、お正月とお盆という感じ。 帰省ラッシュでてんやわんやする時期でもある。 日本語でイースターは復活祭。 その2日前の金曜日をKarfreitag(聖金曜日)といい、イエス・キリストが受難を受けた日。 聖金曜日からキリストが復活するイースターサンデーは、死から生へと移る重要な祭日。 季節も、冬から春と映

        未来は思いも寄らなかったりするもんだ Unvorstellbare Zukunft wartet auf dich

        • これからを決定づけたドイツ1年目 Mein allererstes Jahr in Deutschland ist für mich ein bedeutsames Jahr geworden.

        • ドイツ一年目で得たかけがえのない人たちとの出会い Schon im ersten Jahr habe ich in Deutschland meine liebste Menschen kennengelernt.

        • 生命が芽吹く春!今日はイースター日曜日!Heute ist der Ostersonntag!

          動物の生態を理解し、尊重し、共存すること Das Wesen der Tiere verstehen und respektieren, und zusammen leben

          ドイツ人は、環境問題に関する関心も高いが、同時に動物保護に対する意識も高い。 ミュンヘンのような都会であっても、子供の頃から動物に触れ合える環境であるのも理由の一つだと思う。 街中でも至る所にリスや、ウサギ(ピーターラビットの世界!)、いろいろな種類の鳥達もそこら中に飛んでいる。 大きな公園には、その中を流れる川にビーバーが生息していたり、羊や鹿がいたり、少し足を伸ばすと牛や馬達がいる。 都会であっても緑が多く、いい形で動物達と共存していて、幼稚園の子供達も(私よりもずっと)

          動物の生態を理解し、尊重し、共存すること Das Wesen der Tiere verstehen und respektieren, und zusammen leben

          日本とは違ったドイツの公共交通システム Die öffentliche Verkehrsregeln sind anderes als Japan

          ドイツでオーペアを初めてすぐに、ベビーカーと一緒に公共交通機関を乗る練習をしよう!と言われ地下鉄へ。 チケットを買う場所までは階段、またはエスカレーターで降りないといけないのだが、ウズラはベビーカーごと、エスカレーターへ!!! でも、最初に見たときは、いやー本当にびっくりしたし、危なっかしすぎて。 日本では見かけたことがなかったが、ドイツ人はベビーカーを上手くエスカレーターに乗せて移動する(2010年頃から禁止になったところも多いけれど、いまだに頻繁に見かける)。エレベー

          日本とは違ったドイツの公共交通システム Die öffentliche Verkehrsregeln sind anderes als Japan

          最初の試練は自分の意思をはっきり言うこと Ja oder Nein muss man klar sagen

          オーペアとしてドイツ・ミュンヘンにやってきた私だが、言葉の壁はもちろんのことだけど、最初に苦労したのが Ja oder Nein(Yes or No)をはっきり言うこと。 ホストファミリーのお母さんであるウズラはドイツ人とニカラグア人のハーフで、どちらからと言えばラテン系の気質が強いタイプ。 欧米人は、そもそも自分の意見をはっきり持っていって、言葉ではっきりと表現する。でも、ウズラはそれを上まる正直さ?があり、私に対しても意見・意思をはっきり述べるように要求してくる。

          最初の試練は自分の意思をはっきり言うこと Ja oder Nein muss man klar sagen

          スイスに住むつもりがドイツへ Statt in Deutschland wollte ich eigentlich in der Schweiz wohnen

          2001年、ドイツではなく、予定ではスイスでオーペアとして滞在するはずだった。 ドイツに住むなんて全く考えてなく。 人生、思いもよらない方向に進むこともあるのだ(私は人生の岐路という岐路で必ずオチがある💦)。 1996年。1年間のイギリス留学を経て、福岡で就職し、私は忙しい日々を送っていた。 英語も生かせられる仕事で、やり甲斐もあり、尊敬できる上司と同僚に恵まれていたけれど、多忙を極める毎日で4年経った頃、疲れ果ててしまっていた。 そんな中、“またヨーロッパへ行きたい!“と

          スイスに住むつもりがドイツへ Statt in Deutschland wollte ich eigentlich in der Schweiz wohnen

          オーペアビザで海外へ Aufenthalt im Ausland mit Au Pair Visum

          2001年、私は、オーペアビザでドイツに来た。 1995年、イギリスに留学していた時の語学学校のクラスメートの数名が、オーペアでイギリスへやってきていた。 オーペア?? それは何?? 初めて聞く言葉に??? だったけれど、詳しく聞いてみると素晴らしいシステムで、私も次にヨーロッパに来るときは、オーペアとしてくるぞ!と決めていた。 オーペアとは、語学や文化を学ぶ目的で海外からやってきた若者が、子どものいる家族と一緒に住み、住み込みでベビーシッターとして働くというシステ

          オーペアビザで海外へ Aufenthalt im Ausland mit Au Pair Visum

          もうすぐ春! Der Frühling steht schon vor der Tür!

          3月もまだまだ寒ーいミュンヘンだけど、雪が少しづず溶け初め、最初に顔を出す花は、スノードロップス。 この白い可憐な花が咲くと、“春がくる!!!“のサイン。 スノードロップスを見つけると、まだまだマイナス気温で雪が降っていても、春の気分になってくるから不思議。 長ーく、寒ーい冬に飽き飽きしているし、だんだん日も長くなり、太陽を拝められる時間も増えていく。 太陽大好きドイツ人は、お日様が顔を出すと外に出ていく。 天気がいい日は、自然の中でできるだけ長く過ごしたいがために、幼稚園

          もうすぐ春! Der Frühling steht schon vor der Tür!

          人は生まれた時から人と繋がりたがっている Menschen sind von Geburt an soziale Wesen

          赤ちゃんを見ると人は、自然に笑顔になる。 つい、顔をまじまじと見たくなる。 赤ちゃんの泣き声も、人を動かす力があり、通りすがりの見ず知らずの赤ちゃんでも、何かしてあげたくなる衝動にかられてしまう。 赤ちゃんのその容姿・声自体が、人を惹きつける力を持っている。 すでに社会性を備えている。 赤ちゃんが生きていくために必要な能力なのだ。 それは、まだ立つことも、一人で食べることもできないからだけではない。 赤ちゃんは、たった一人だけでもいいから、愛情を持って接してくれる大人との関

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          猫と飛行機の旅 Part4 Fliegen mit Katze

          ドイツ出国日当日は、不安で不安でかなりナーバスになっていた。 獣医さんにお願いして、あーちゃん用の精神安定薬をもらえる予定だったけれど、薬が届かないという事態に。 薬を飲ませるのは嫌だけれど、これからの過酷な旅を思うと、安定剤なしで大丈夫??と確信が持てず。然れども、信じてやり遂げるしかない状況に、、、、。 友人、友人の旦那さん、私の元旦那さんと4人で空港へ向かう。 車の中で、かなりナーバスになっているあーちゃんは、口を開けて強烈な臭いの息を吐き始め、少しパニック状態に。

          猫と飛行機の旅 Part4 Fliegen mit Katze

          猫と飛行機の旅 Part3 Fliegen mit Katze

          180日間の待機中の間、あーちゃんに外の騒音や乗り物に慣れてもらおうと、リュックサックに入れ、何度も何度も一緒に出かけるようにした。 最初は、リュックの中で、落ち着かずにぐるぐるしていたけれど、慣れてくると静かに座って外を眺めたるようになって、連れて行く時も抵抗しなくなり、練習の成果あり! 5. 事前届出 Vorabbenachrichtigung 次のステップは、出発の40日前までに、到着予定空港を管轄する動物検疫所へ届出書を提出する。 http://www.maff.

          猫と飛行機の旅 Part3 Fliegen mit Katze

          猫と飛行機の旅 Part2 Fliegen mit Katze

          なんの根拠もなく、前準備は数ヶ月前くらいで大丈夫でしょ!と思っていたけれども、かかる準備期間は約9ヶ月。 その情報を知ったのが帰国しようと考えていた9月の丁度9ヶ月前。 急いで獣医さんに予約をいれ来てもらうことに! 余談になるがドイツには、動物のストレスを少しでも減らすために、自宅に直接来てくれる全国規模の動物病院がある。オンラインで予約ができ、時間も選べ、来てくれる獣医の情報や遅れる場合の連絡などもくるし、あとどのくらいで到着するなど知ることができ、とても便利。料金も良

          猫と飛行機の旅 Part2 Fliegen mit Katze

          猫と飛行機の旅 Part1 Fliegen mit Katze

          日本帰国にあたって、私の頭と心を痛めたのは、私の愛猫あーちゃん(13歳♀)を日本に連れていくことだった。 ミュンヘンの気候は乾燥していて、夏でもクーラー要らず。 高温多湿の九州の気候に耐えられるのだろうか? しかも、日本へ行くには飛行機は避けられない。大丈夫なのだろうか?(陸路や船は無理だし)。 普段、家の中で過ごしているあーちゃんを病院へ連れていくのも一苦労なのに、飛行機だなんて。 日本までの飛行時間だけでも12時間かかるのに、空港までの移動時間や待ち時間などを含め

          猫と飛行機の旅 Part1 Fliegen mit Katze

          冬のミュンヘンもいいものです Zauberhafte Winterzeit

          ミュンヘンの冬は、寒くて暗い。 冬至の頃は、日の出は8時過ぎで、日の入りは16時前。 暗い中、家を出て、暗い中、家へ戻る。 ミュンヘン市内は緑が多く、森や広々とした公園が沢山ある。イザール川周辺やイギリス庭園はどの時期に行っても本当に美しい。冬は特に、異次元の世界で時が止まったような感覚になるほどの美しさ。 気温が低くとも、太陽が少しでも顔を出すと外に出ていくドイツ人。 幼稚園の外時間でも、私の同僚はみんな太陽の下に集まるし、公園は、貴重な太陽の恵みを求め日光浴する人で賑

          冬のミュンヘンもいいものです Zauberhafte Winterzeit