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戦いごっこの片隅で娘は何を想う

戦いごっこに明け暮れるバカ男子の隣でひっそり佇む娘の話

昨日は、妻が仕事で僕は実家で草むしりのお手伝いがあったので、朝から僕と娘と息子の3人で実家に行って過ごしました。
草むしり要員として、兄も招集されていたので、家族を引き連れて来ていて、兄の子ども(男の子・5歳)もきていました。
この兄の子どもが、動き機敏で体力有り余っているザ・男子!飛び回り走り回り元気がもりもり!
そしてその姿に憧れている男がいるのだ。
そう。我が息子だ。

ちょっと前からウルトラマンに憧れ、戦いごっこに力を注いでいる息子からすると、めちゃくちゃ機敏に動き、高いところからジャンプができる甥はかっこよすぎるらしく、甥の真似をしてはちっちゃいジャンプと弱いキックを繰り出している。
これがかわいいことかわいいこと。

運動神経抜群の甥と比べると雲泥の差でしかないんだけど、がんばって後をついて真似をする一途な姿。素敵だぞ!お前はいま輝いているぞー!
と父ちゃんはうれしい限り。
甥もそんな息子を弟子のように可愛がってくれて仲睦まじく遊んでくれていた。

草むしりで疲れ果てていた僕だったのだけど、和室でそんな戦いを繰り広げている2人に「ねぇ。一緒に戦いごっこしようよ!」と誘われたら混ざるしかない!
ホァチャー!と本気戦いで参戦。
パンチを食らっては雄たけびを上げ、投げ飛ばして遊びました。

そんな中、和室の片隅には、カチューシャをして、リュックを背負い。手には絵本を持っている娘がいた。
一体何をしているのかな?と戦いごっこをしながら気にしていると、なんかぶつくさ言っている。
何を言っているのか気になった僕は、戦ってやられた振りをしてそんな娘に近づき、聞き耳を立ててみた。

「ここは私の家なのよ。こんなに暴れられたらやんなっちゃうわ。もう。小学校に行かなくちゃいけないのに。」

ひとりでおままごとしていたー!
この状況も設定に活かしているー!
天才――――!

と、思わず爆笑。
「何か笑っているおじさんがいるわ。もう。困っちゃうわね。」
と追い打ちをかけられたのでした。
娘、一人で健気に遊んでてくれて、ありがとう。
おかげで父ちゃん、今日は戦いごっこに集中できたよ。
と感謝の気持ちで、夜ご飯からは娘にべったりして過ごしたのでした。
特別にソーセージも2本あげちゃう!小さな幸せ!

さて、余談ですが、息子は明らかに戦いスキルが磨かれたようで、今朝も朝から何かとずっと戦っています。
これが男子か。
これがバカ男子なのか。
この狭いアパートじゃ過ごし方に限界が見えてきたこの頃。広い賃貸なり安い中古物件なり探さねば…!!!

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