はじめて文章を印刷して赤ペンを入れてみた
3月の末に、とある公募にエッセイを出しました。
これまではnoteで書くと決めていたし、それ以上に広げる余裕がないと言い訳していたのです。でも、旅先でたまたま出会った募集に身を乗り出して応募してしまいました。
それだけでもちょっとした挑戦です。でも自分の書いた文章をはじめて印刷してみました。以前読んだライターさんの本に、印刷して何度も原稿を修正するとあり、それに憧れたのです。
家にコピー機なんてないから、わざわざコンビニまで行きます。
原稿なんてかっこつけられるものだったかわかりません。経済的にも時間的にも、私は何度も印刷するまでできなかったけれど、印刷した紙の温かさにすでに何かを得た気持ちにすらなったのでした。
誤字脱字はもちろん、文章のバランスとか流れとか、デバイス上だと読み飛ばすものをじっくり読んでいきます。気になったらいっちょまえに赤でチェックを入れて、再度読み返します。
自分の言葉が紙に並んでいること自体、新鮮でした。普段は改めて読むのが気恥ずかしくて、そのままネットの海に投げてしまうこともあるから尚更。
学生時代、先生の赤ペンが入ったことを思い出します。
波線が引かれていたり、花丸だったり、はてなマークだったり。懐かしいな。
「ここってどういうこと?」などのコメントが入っていることもありました。自分は分かった気持ちでも、人には伝わらない表現になってしまっていたのだと驚いたのを覚えています。
きっとそんな経験があるのは私だけじゃないはず。
でも今、多くの人はパソコンに規則正しく並んだ文字だけを追うのにずいぶん慣れています。私もその一人です。
一応noteの文章は、パソコンと携帯のどっちでもチェックすることもあります。だからデバイスがダメとは思っていないけれど、ただ媒体が紙に変わるだけでこんなにも客観的になれるのだから不思議でした。
公募の結果がどうなるのかはもうしばらくでわかりますが、すでに学びの多い機会となっています。新しいことをやってみるって、これだからやめられないんですよね。
毎日投稿の全部は無理だけれど、また印刷はやってみたいなと思います。それまでにもっと自信を持っていいと言える文章を書きたいものですね。
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