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人々に歌を届けにゆく旅人

どんよりと曇った暗い日曜日。フランドル地方の貧しい農村から美しい歌が聴こえてきた。
質素な服装の農夫や子供達が集まる。みな、手には日々働く為の道具を手にしたまま。その歌に聴き入った。
きらびやかでもなく、華やかでもない歌であったが、その旅人の歌は温かく優しく、貧しい生活ゆえ目の前も心も白黒だった農民達の視界が鮮やかに色づき、心が満たされる感覚になった。
その後、旅人は歌を人々に伝える旅を続け、村人たちに生きる希望を与えたという。

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