マガジン

  • 【Free Score】by Mune Sugimoto

    拙作のスコアをいくつか、現時点では実験的な作風のものに限りますが、無料公開しています。

  • 【バスクラ概説】管弦楽法のバスクラリネットの項を再考する

    バスクラリネットという楽器についての情報をまとめています。特に作曲の際に有益なマニュアルとなるようなものを目指しています。

最近の記事

【Free Score】《July 7th Is Unstoppable♡ feat. March》(for 2 Keyboard Percussions)

Attached on this page is a pdf file of my piece,《July 7th Is Unstoppable♡ feat. March》(for 2 Keyboard Percussions). 拙作《July 7th Is Unstoppable♡ feat. March》のスコアを公開いたします。既存の作品を鍵盤打楽器のために改定したものです。 ▼Score ▼初演音源 ▼楽曲解説 ある種ゲーム的な要素を内包する作品。ジョン・ケ

    • 【Free Score】《July 7th Is Unstoppable♡ #2》(for Bass Trombone Solo)

      Attached on this page is a pdf file of my piece,《July 7th Is Unstoppable♡ #2》(for Bass Trombone Solo). 先日、初演していただいた拙作《July 7th Is Unstoppable♡ #2》のスコアを公開いたします。 ▼Score ▼初演音源(ダイジェスト) ▼楽曲解説 ある種ゲーム的な要素を内包する作品。ジョン・ケージを潮流とした実験音楽にインスピレーションを受け、

      • 【Free Score】《July 7th Is Unstoppable♡》(for Bass Clarinet Solo)

        Attached on this page is a pdf file of my piece,《July 7th Is Unstoppable♡》(for Bass Clarinet Solo). 先日、初演した拙作《July 7th Is Unstoppable♡》のスコアを公開いたします。 ▼Score ▼試演音源 ▼楽曲解説 ある種ゲーム的な要素を内包する作品。ジョン・ケージを潮流とした実験音楽にインスピレーションを受け、核となるアイディアを創出。そこに私がか

        • 管弦楽法のバスクラリネットの項を再考する②:記譜法・音域編

          ※シリーズ「管弦楽法のバスクラリネットの項を再考する」第2回です。前回はこちら(↓) 今回のテーマは、「記譜法・音域」です。楽器法としては初歩の内容ですので、多著ですでに述べられていることも多いですし、それは当たり前のことなのでは…という箇所も多く文中に出てくると思います。よって、今回は論を複雑にせず、むしろ要点を絞っての解説を試みたいと思います。 ◎記譜法・前提の確認 まず基本的な事柄から押さえておきましょう。バスクラリネットはB♭管の移調楽器です。かつてはA管も存在

        【Free Score】《July 7th Is Unstoppable♡ feat. March》(for 2 Keyboard Percussions)

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        • 【Free Score】by Mune Sugimoto
          3本
        • 【バスクラ概説】管弦楽法のバスクラリネットの項を再考する
          2本

        記事

          《Living Room Music》におけるJohn Cageの楽曲構成法について(平方根リズム構造と比率をヒントに)

          この頃、John Cageについて研究しています。そんな最中、とある文献に… …と記載されているのを見つけました。私はこの記事の執筆時点で、この楽曲を実際に自分の演奏会で取り上げる予定があり、楽譜も入手していましたので、上記の引用にもあります「構造」について、少し詳しく分析してみるか…と、思い至ったわけです。 このテキストでは、こうして分析してみた結果みつけた、いくつかの発見を述べています(まあ、おそらくどこかに先行研究がありそうなものですが、すぐに出てこなかったので、自分

          《Living Room Music》におけるJohn Cageの楽曲構成法について(平方根リズム構造と比率をヒントに)

          管弦楽法のバスクラリネットの項を再考する①:歴史編

          ※シリーズ「管弦楽法のバスクラリネットの項を再考する」第1回です。今回は「バスクラリネットの歴史」について、こちらのページの後半から記述をしています。前半については、当シリーズ全体の前置きですので、結論だけ知りたい!という方は、飛ばしていただいて構いません! ・前置きの前置き たまに驚かれるのですが、私は短大の入学試験でも、卒業演奏会でも、バスクラリネットを演奏した、純然たる「バスクラリネット専攻」の学生でした(…と、言っている割には、通常サイズのクラリネットで演奏会に出

          管弦楽法のバスクラリネットの項を再考する①:歴史編

          拙作『3大シズ作品』についての備忘録的解題

          かつて「石津銀夏」という漢がいた…(注:ギンギンに存命です)。彼は「信号機」が趣味という特異な漢であった(確かに信号機の製造メーカーや種類等について、ディープに調べてみると、慮外に興味深い知識を得ることが可能である)。 さて、石津銀夏→イシズ、信号機→シンゴウキ、…として、表層のエッセンスを抽出した新たな概念、そして、そのコンテキストの構築/脱構築と異化を試行した一連の私的創作実験こそ、『3大シズ作品』と呼称される拙作群である。「イシズとは何か?」「シンゴウキとは何

          拙作『3大シズ作品』についての備忘録的解題