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公園の草刈りという体験学習

草刈り機使って草刈り

こすもす公園の草刈りをした。
草刈り機をウィーンと回して。

エンジン式の草刈りマシーンを動かすのは久しぶり。
小1時間ほど使ってみたが、
気温は都会よりも低いものの、
けっこうな湿気もあったため、それこそ汗が滝のようにでた。

でも、公園がキレイになって、わたしもさっぱりした。

翌日(今朝)、ちょっとした筋肉痛。
毎朝筋トレとジョギングはしているものの、
いつもとは違った身体の部分を使っていた。
たとえば、握力。
たとえば、背筋。
高速回転する刃物を使っているので、集中力も。

これは「クロストレーニング」だ

アスリートの世界では、「クロストレーニング」ということをやるらしい。
年に一度、自分の専門とは違った競技のトレーニングを数週間行う。
たとえば、陸上競技の場合は、水泳や自転車など。
(『アンラーン 人生100年時代の新しい「学び」』 p197)

いったん自分の競技から離れてほかの競技を行うことによって、
本業の競技が客観的に見えてきて、本質をより捉えやすくなる。
と、著者の一人で元陸上競技選手の為末大さんが書いている。

草を刈るという作業で、意外な発見があった。
公園自体もパーマカルチャー的にデザインされたものだが、
草刈りによってもデザインできる、ということ。

たとえば、全体を均一に刈り取るのではなく、
一部分を意図的に残しておけば、それはなにかの植物群なのか、と、
公園で遊ぶ人たちに錯覚を起こさせること。
道を作って誘導したり。

いやいやいやいや、雑草なんです。
雑草なんだけど、それはそれで利用価値がある。

仕事に置き換えてみる

仕事に置き換えれば、
すべてをデジタルにするのではなく、
アナログな部分も残しておく。
たとえば、メモは手書きにする。
すると、文字だけではなく、◯で囲ったり□で囲ったり、
線を引いて◯と□を結びつけたり。
メモがグラフィカルになる。

草刈りはわたしにとって、体験学習でもあり、越境学習でもあった。


thanks to 『アンラーン Unlearn 人生100年時代の新しい「学び」』 柳川範之、為末大 日経BP 2022年