「大学生文化」になじめず虚無感に襲われた大学時代

カレンダーをめくり、もう5月とは早いものだなと感じます。最近占星術も少し気になり始めているのですが、4月29日から約3週間、「水星逆行」という時期に入ったようで、物事の停滞、通信・機械のトラブル、何かを新しく始めるというよりは今までのもの、ことを振り返るのに良い時期だそうです。関係あるかは不明ですが、それで過去のこととか振り返ってたのかもしれません。この時期に便乗し、引き続き過去を振り返ってみようと思います。

進学校はコンプレックスの温床でしたの記事には高校時代のことを書いたのですが、私の人生最大の闇期間は大学時代でした。大学になじめなくて、今振り返っても何も印象的なことや楽しかったことが思い出せないのです。私の勝手な印象ですが、大学時代めっちゃ楽しくエンジョイしてた人と、ひたすら虚無感に襲われて私のような暗黒時代だったという人が極端にわかれる気がします。私が思うに、それは独特の「大学生文化」になじめるかなじめないかというところにあると思います。

まず、私は「大学生のサークル」というものに拒否反応を示しました。なぜ大学生というのはあんなに飲みたがるのか。安い居酒屋でコールをしてバカ騒ぎをして何が楽しいのか、1ミリもわかりませんでした。私は今でこそ改善していますが、「嘔吐恐怖症」という吐くのを極端に恐れる恐怖症があり、4~5月の夜の高田馬場とか見たくないものがたくさんある気がして、絶対に近寄りたくない場所でした。当時は今よりずっと体調が悪くて、いつもおなかの調子が悪かったと思います。それは精神安定剤の副作用なのか、大学でのストレスなのか、おそらくどちらもあったと思いますが、それもあって夜遅くまで騒いだりとかも体力的に無理で、サークルには所属せず、アルバイトだけをしていました。今も昔もお酒をほぼ1滴も摂取しないので(飲みたいと思わない)、大学生から始まる「お酒文化」、いわゆる「飲みニュケーション」に拒否反応を示しました。

大学の講義も、GW過ぎたあたりから人は少なくなり、大教室の講義などだと代返が横行していましたし、夜間の卒論ゼミにはほとんど人が来ていないという日もありました。私はさぼる理由もなかったので、特に何もなければ授業に出て、いつも通りそれなりに良い成績を取っていましたが、大学でいくら授業に出て良い成績を取っても、その先の就活に生かされることはありませんでした。卒論は12月に提出だったと思うのですが、前々からコツコツ準備して、直前で徹夜などに陥ることもなく坦々と書き上げましたが、周りは何日徹夜してどうのこうの、という話をしている人も結構いて、前々から準備してればそんな風にならないのに、と思ったりしてました。そういう人の方が就職ではいわゆる人気企業とかに内定してたりとかして、当時はまたそこで報われなさのようなものを感じていました。「コツコツ真面目にやる人って社会に必要とされてないのかな?」「代返して要領よく単位取ってサークルでバカ騒ぎして卒論を直前に適当に終わらせる人の方が報われる社会なのかな?」22歳のときはそんなことを日々思っていました。「就活の闇」が私の短い人生でも、いや社会全体でも一番深い部分ではないかと思うので、それはまた別途書こうと思います。

今振り返れば、この思考パターンを公務員時代にも繰り返していたわけで、「コツコツ真面目にやってきて良い成績をおさめている人が報われるべき」という思い込みが私を苦しめていたのだなぁと感じます。私が「納得がいかない、報われない」と思うことはいつもこのパターンだったのです。今はこれが単なる思い込みで、私の中だけの価値観だったことを客観的に見ることができていますが、それでも今も消えたわけではないなと思います。それでもやはり人生に無駄なことってなくて、この価値観があって報われない悔しい思いをしたことが、今の自然療法の勉強をするモチベーションや、自分の人生を切り拓いて生ききってやる!という情熱と覚悟につながっているわけなので、私の人生には必要なことだったんですね。就活でも公務員時代にも日の目を見なかったコツコツ真面目にやる自分の性質や特性が、自分の好きな、やりたい分野でついに人の役に立ち感謝されるということが、実現できる環境にいま来ている。ようやく自分の得意なことを生かし、世の中に還元できる時が来たのだということ。これは魂レベルで願っていたことであり、この上なく嬉しいことです。

そして今は、私が楽しめなかったのは「大学生文化」のせいでは決してなく、自分で自分を内観し、向き合うことをしていなかったから、そしてその必要性も感じていなかったからだと思います。やりたいことや目的意識もなく、漠然と過ごしていたように思います。若い頃ってそういうことに無自覚なことが多いし、2006~2009年くらいの時期は今ほどスピ系のことが言われていない時代でした。あの時気づいていれば!みたいな後悔もなく、あの時があったから今があると全肯定できています。同世代はそろそろ6~7年目の中堅社員、私のように人生を見つめ直している人も多いことと思います。最初の就職先で頑張るもよし、転職・独立、方向転換もよし、この水星逆行の期間を機にご自身の人生を振り返って考えてみるのも良いかもしれませんね。

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