他の人がやってることはむしろNG

昨日の自分にしかできないことをやるの記事の続きのような内容になります。誰がやっても同じことではなく、「自分にしかできないことをやりたい」という気持ちは誰しもあると思いますが、実際にすぐにお金になるのは誰にでもできるような仕事、均一性が求められる仕事であり、主に経済的理由で「自分にしかできないこと」を追い求めることなく、上から言われたこと、決まっていることを坦々とこなすような仕事を選ぶ人も多くいらっしゃいます。私もそうでしたし、これからもそういう仕事に就く可能性は大いにあります。しかしながらやはり、自分にしかできないことをやっていきたいという気持ちや意識はずっと忘れずにいたいと思っています。

おそらく、○○みたいになれたらなぁとか、○○という仕事ができたらなぁとか思うときって、必ずその仕事を今している人のことを思いますよね。以前の私なら、セラピストやカウンセラー、ヒーラーとして活躍している人のことを思い浮かべます。そして、そういう素晴らしい活躍をしている人を見て、「自分は●●でないからダメかも…」と思ってしまって、「自分には無理だ」と思うというパターンをずっと繰り返していました。いわゆる「ないものねだり」ですね。自分で自分を苦しめる「ないものねだり」にも書きましたが、あるものではなく、足りないものにフォーカスしてしまって自信を失うパターンは多くの人が潜在的に持っています。上を見たらきりがないし、今までの人生や経歴を変えることはできないので、いかに自分のやってきたことや能力に気づいてそれを活かしていくかが重要なのですが、「セラピストとはこうあるべき」的な固定概念が強いと、そうでない自分を否定的に見てしまうことは大いにあります。

確かに、活躍している人にはある共通点があるとか、同じポイントを押さえているとか、外せない部分はあると思います。しかしながら、昨日の記事にも書いたとおり、他の人と全く同じではダメで、これからはどんどん差別化することを考えていく必要があります。ということは、今活躍している人と自分が違う部分があるからといって、「だからなれない」ということではなく、「だからむしろそれで良い」とも言えると思うんですね。私もこの発想に至るまでずいぶん自己否定していましたが、ようやく少しずつ、活躍している人と違う自分の特徴を活かし、大切にしていこうと思えるようになってきました。違うことはむしろ良いことかもしれないと。同じであれば、パイの奪い合いになってしまう可能性もありますからね。

パイの奪い合いといえば、セラピー業界あるあるな感じがすごくします。結局パイの奪い合いっぽくなってしまうのですが、それをあからさまにするのは誰しも嫌なので、馴れ合いのように群れたり、お互いに参加し合ったりするというのは、本当によくあることのようです。私も始めるとしたら仲間同士でコミュニティを作っただろうと思うので、それが悪いとは全然思っていません。ただ、どう差別化するかとか、他の人にはない強みはなんだろう?ということをよ~く見極める必要はあったなと感じています。

とある起業セミナーに行った時に伺った大事なポイントとして、「四方良し」という言葉がありました。四方、つまり自分良し、相手良し、地球や世界全体にとって良し、ともう一つが「同業者良し」なのだそうです。見逃しがちなポイントですが、それを満たすビジネスを展開しようというお話でした。どうしてもパイの奪い合いになりがちな資本主義社会ですが、永続的にビジネスを成立させるためにはその視点は大事だなぁと勉強になりました。これからの私がどんな仕事をしていくのかはわかりませんが、自分がしっかり自分の個性やオリジナリティを際立たせていくことができれば、つぶし合いになることなく、「共同創造」の時代に対応していけるんですよね。ともすれば相手が悪い、といった思考パターンになりそうなものですが、やはり大事なのは自分の「在り方」であるのに変わりはありません。

「今活躍している人が○○だから、○○でないと△△という仕事はできない」。私はずいぶんこのパターンを強く持っています。目標があるとすぐこの固定概念がブロックとなって、自分に言い訳をしたり、無理だと諦めてしまいそうになるのです。しかし、そんな自分とも、この9月を機におさらばです。これからは今までの常識が良い意味で通用しなくなってくると思います。「これまでこうだったから○○だろう」というエゴのささやきをスルーして、「私のやることは(根拠はないけど)とにかく素晴らしく価値があるものだ」と100%思えるよう、いつも通り内観を続けていこうと思います。

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