変化が起きるのは本人の「気づき」によってのみ

他人にいくら言っても聞かない、ということは日常でよくありますよね。明らかに変な男性・女性とお付き合いしているのに、なんだかんだ言っては別れないとか、何度言っても遅刻癖が直らないとか、飲みすぎないでって言っても飲みすぎてベロベロになるとか、いろいろありますよね。人は他人にいくら何を言われても変わりません。自分で「気づき」を得ないことには何も変化が起きないんですね。同じことを何度も何度も繰り返す。

人にはパターンというものがあって、同じ行動パターンとか思考パターンというものを過去からずっとずっと繰り返しているわけです。それは自分では記憶のないほど幼い頃に形成されたパターンだったりします。似たようなことを「気が利く人」ほど癒しが必要の記事にも書きました。幼い頃からのパターンというのはそうそう変えられるものではないのですが、私が学んでいる自然療法フラワーエッセンスの中には、過去からのパターンを解放するエッセンスがたくさんあります。禁煙やダイエットに良いものもあったりします。そうでなくても、自分で「気づき」を得ていけば、パターンを手放していけることもあります。

結局、過度なお酒、たばこ、過食などは、自分の中のエネルギー的な何かが逸脱した状態であるから起こる問題であり、それを見て見ぬふりをするために、そういった依存状態が起きたりします。恋愛関係の共依存もそうだし、何かあるとすぐお腹を壊すとか、そういう身体の反応でさえ、何かエネルギー的な問題が隠れていたりします。この場合のエネルギー的、というのは感情とか思考とか魂的なものとかそういうことです。自分の中の内側にある問題と真摯に向き合っていないわけですね。

「気づき」が起こると意識が変わるので行動が変わっていきます。以前世の中を変えるのは、政治ではなく人々の「意識」の記事にも書きましたが、行動が変わる前には必ず意識の変化があります。意識の変化の前には「気づき」があるということです。「気づき」というのは普通の気づく、という意味ではなく、自分の中にある問題として、当事者としてその問題と向き合うということです。いままでたくさんの「気づき」を得て、意識が変容し行動も変わってきた私ですが、今も日々いろんなことに気づいて、意識や行動の変化が起きています。この学びは一生終わることがないし、「気づき」を止めた時点で人間として、魂としての成長は止まってしまうのだろうと感じます。

28歳にして年の割には達観してしまっているので、世の中をクールに見ている部分はありますが、外の世界に振り回されていると「気づき」というものは起こりにくいです。外の世界に振り回されている、とは、つまり「何でも他人のせい、環境のせいにして生きている」ということです。誰々が悪い、こんな環境だから●●できない、みたいなこと。本当はそうではないと。自分がその状況を招いている部分があるということを、内観できなければ、状況は変わらないどころか、気づくまで試練のようにその状況が続いたり、体調不良に陥ったりするわけです。辛いことに見舞われていたら、何か「気づき」を得なさいよ、ということなんです。これは例外なくそうです。

一方で、一見辛いことのように見えても実は本人が望んでいる場合もあるし、その方がその後の流れがスムーズにいったりすることもあるので、やっぱりいちいちジャッジしないことが大切です。やりたくない仕事に就いてて、職場の周りの人がすごく嫌な人ばっかりで辞めざるを得なくなってしまった、それで辞めたら、たまたま知り合いになった人が自分のやりたいと思っていたことでお手伝いさせてくれる、っていう話をくれて、それが仕事になった、とか。一見嫌なことがあったように見えても、その後のステップのために必要なことであったりすることもあります。「●●だから○○だ」というのは、本人の作った戯言、ストーリーに過ぎず、そういう世界を自分が創造しているというだけなんですよね。人それぞれ違った世界を生きているというのはそういうことで、人の数だけ違う世界がある、つまりパラレルワールドを生きているってことです。

なんだか壮大な話になってしまいましたが、「気づき」を得なければ状況の変化はありません。「誰々のせい」「○○が悪い」と外の世界に振り回されていないで、すべての原因は自分にあると自分自身をよくよく内観し、パターンを解放して、望む現実を想像し創造していきましょう。

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