「名は体を表す」名づけの重要性

昨日は最近興味があって仕方ない「縄文文字(古代文字)」のワークショップに参加してきました。マニアックすぎてわかる方は少ないと思うのですが、縄文時代の人はすごく知能が高いとされており、縄文文明なるものがあったとも言われています。昨日はさわりの部分をほんの少し学んだだけですが、太古の日本の叡智に触れ、「音韻」「音と言葉」「音のエネルギー」などについて深く考えさせられました。

文章で説明するのは非常に難しいのですが簡単に説明すると、漢字が大陸から伝来する前から日本で使われていた文字(ヲシテ文字)は、森羅万象のエネルギーを記号、音韻化したものであり、当時は48音(今は50音ですが)あったそうです。それぞれの音にエネルギーが宿っていて、あらゆるものの名前は、そのエネルギー状態からそう呼ばれるようになったということなのです。

例えば「ア」は万物のはじまり、これから始まる循環のエネルギーを表していて、「ワ」は終わり、終息とそこから始まる循環のエネルギーを表しているそうです。「アワ」踊りとかもその辺りが起源なのではないかと。そんな感じでそれぞれの言葉(音韻)にエネルギーがあるらしく、私たちがいつも使っている言葉も、その名残の影響を大いに受けているそうなんですね。つまり、日本語を話すことで縄文時代から脈々と続く古代の叡智を無意識的に受け継いでいるということです。

しかしながら、それを意識している人はほとんどいません。私も昨日の講義を聞くまでそこまで深い意味があるとは知りませんでした。音韻にエネルギーがあるということであれば、自分の名前のエネルギーというのは非常に気になりますよね。そのエネルギーを常にまとっていることになるわけですからね。「名は体を表す」とはよく言ったものですが、本当にそうで、「名づけ」というのは、私たちが思っている以上にその方のアイデンティティを表す非常に重要な行為だと思います。

日本ではとかく字画を大切にする文化がありますが、読み方、音韻というのもかなり重要ですね。日本人女性に多い「○○子」という名前も、「コ」という音自体に「次世代へつなぐ」というエネルギーがあるそうで、子孫繁栄を願ってつけられた名前だったことが伺えます。名づけというと「キラキラネーム」のことが気になる方も多いと思いますが、それももはや時代の流れなのかもしれません。やはり昔と今ではエネルギー状態が変わっていますので、時代に合わせた名前に徐々に変わっていくのでしょう。ただし、あまりにもへんてこりんな名前を付けてしまうと、その名前のエネルギーの影響を受けてその名の通りの子に育ってしまう可能性は高く、やはりしっかりと考えて名づけをする必要はありますね。

最近占星術を学び始めて、自分の出生図を読んだりしていたことと、私のアイデンティティを決定づける「名前」に意識が向いたことは偶然ではないと思っており、今は非常に自分の「ルーツ」というか、根本的なところが気になっています。よく、魂レベルでは生まれる日、時間、場所を決めて生まれてくると言いますし、もしかしたら名前すらも自分で決めて生まれてくるのかもしれません。そう考えてみると、この世に何一つ偶然というものはなく、すべてが必然で予定調和であり、地球に生まれる以前から決めてきたシナリオ通りに今の人生を歩んでいるのかもしれませんよね。自分のルーツを探ることで、宇宙の神秘にますます心惹かれていくのを感じています。

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