大学時代の部活の先輩に会ってきた。待ち合わせは地下にある喫茶店の建物の前である。先に着いたので待っていたのだが、寒かったのでLINEを送り中へ入ることにした。

私がウェイターにナポリタンとブレンドコーヒーを注文している最中に、先輩が到着してついでに自分の分も注文していた。

まずコーヒーが来た。その際に砂糖が運ばれてきたのだが、数分も経たないうちに持っていかれてしまった。なぜなのか訳が分からなかった。先輩と2人で推理すると、コーヒーが覚めたら砂糖が溶けないから不要と判断した、砂糖が席数と比べて少ないので使い回しているということが考えられた。だが、本当はどうなのかは謎のままである。

喫茶店内には水槽があった。中で熱帯魚がヒラヒラと泳いでいた。魚同士で唇をチュッチュチュと触れ合わせていた。それが気になるらしく、会話の合間に先輩がチラチラと何度も水槽の方を気にしていた。唇の周囲を互いに掃除し合っているのか、それとも求愛行動なのか。検索したら分かるのだろうが、そうするのもなんだが馬鹿馬鹿しいので調べていない。

更に、伝票を見て気付いたのだが、高級純喫茶（店名）と記載があった。これも違和感がある。喫茶店としては良心的な価格帯だからだ。ナポリタンと飲み物をセットで頼むと900円である。お得である。コーヒーも一杯500円くらいと普通の喫茶店と比べても高級とは言いがたい。恐らく、数十年と続いている店なので昔は高級路線で攻めていたのかもしれない。

上の写真がナポリタンである。少し食べた後に、撮り忘れたことに気付いてからのものなので盛り付けが崩れてしまっている。粉チーズをかけて食べるのが個人的な好みである。