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『嵐が丘』に触れる

『嵐が丘』に出会う

飛行機で『嵐が丘』聴いた。

飛行機久々乗ったけど、昔と違って音楽やら動画やら好きなのを選べるんですね。

今回のこの『嵐が丘』はタイトルが気になったという理由だけで聴いてみた。

あっ、これ“恋のから騒ぎ”じゃん!

おむらいす。青春時代を思い出す

この曲のタイトル『嵐が丘』だったんだ!

恋のから騒ぎだけのオリジナルテーマソングだとばかり思ってた(笑)

音楽をもっと聴いてみる

家に帰ってこの『嵐が丘』についていろいろ調べてみた。

ケイト・ブッシュさんが歌っておられ、

この妖艶な歌声とメロディに魅了された。

嵐が丘の映画を見て、この曲を作ったらしい。

映画を観てみる

早速映画があったので、見てみた。

1932年のラブロマンス映画。

恋愛ものの映画とかほぼ見ないうえ、モノクロ映画自体も最後まで見るのが初めて。

感想はというと、

ヒースクリフとキャシーのラブロマンスなのだが、

お互い好きなはずなのに、
ヒースクリフは馬丁としてこき使われたりとコケにされた復讐からイザベラという女性と結婚するわ、
キャシーは上流階級に憧れて、エドガーという男と結婚するわ、
召し使いのエレンは『馬丁(ヒースクリフ)の言うことは聞きません!』と言いながらも、2人の関係を知ってるのか何気に応援してるわで、

登場人物のほとんどの心情が揺れまくってる感じで、共感には至らなかった。

だけど、ヒースクリフが上流階級となり、コケにしてた男を見返したのはなんかスカッとできた。

この時代の背景、心情の揺れ、すれ違いがありながらも、本心はお互い愛し合ってて最後には結ばれる

この時代だからこそのラブストーリーなのかなと。

上流階級などの時代背景はロミオとジュリエットに近いものを感じた。

小説を読んでみる

図書館で借りてきた。

児童文学コーナーにあったのが驚き。

エミリ・ブロンテによる1847年の小説。

映画との1番の違いは子どもが登場すること。

そして、ヒースクリフがとことん悪者として描かれていること。

もちろん映画でも悪者扱いされてる描写はあるが、恋愛要素も強くそこまでは感じられなかった。

ヒースクリフを悪魔呼ばわりしてるけど、

『そーさせたのあんたらだよ!』

と言いたくなる。

ヒースクリフと結婚したイザベラも小説と映画では違う人生を歩んでいる。

登場人物の中ではイザベラが性格はそのままだけど人生を考えると1番変わってる印象がある。

おおもとの部分はそのままにしながらも、映画自体ちょいちょい脚色されてた。


そして、小説でも映画でも共通して言えるが、

エレンよ。

召し使いが赤の他人にそこまでご主人様のことを話していいのか???

まぁちょっとしたつっこみどころもあったけど、

1800年代イギリスの世界線で考えたら、こういうことが普通だったりするのかも。

そこんところはよく分かってないが。

『嵐が丘』を歌ってみる。

もうこの際だからカラオケで歌ってみた。

もちろん、あんな声出るわけないのでオクターブ下げて。

タイトルは【Wuthering Height】だけど、

ちゃんと『嵐が丘』でヒット。

結果…。

はじめてにしてはええんちゃう?

洋楽ほぼ歌わないから、口が追い付かなかったけど、

それなりに歌ったつもり。

小説、映画を通して、久々に違う国、違う時代のことを知ることができた。

今の時代だったら、ヒースクリフとキャシーもお互いに結婚して幸せになれてたはず。

そう考えると、時代の変化ってすごいよね。

ちなみに車の中で【嵐が丘】聞きまくってます。

朝の出勤前に聴くと心がリフレッシュされた気になる。

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