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【4/21広島戦△】石山がそこで一人、戦うその姿が

石山のマウンドの表情に、自信があるのかないのかなんだかよくわからないけれどもとにかく画面のこちら側からも祈らずにはいられないその表情に、いつしかなぜか、励まされている自分に気づく。そこで一人、何かと戦うその姿が、孤独であるはずのその姿が、ここにいる私たちを、鼓舞していく。

そこはとても、不思議な場所だ、と思う。


「石山はさ、ランナーを背負ったときのほうが、被打率ががくんと下がるのよ。だから、ランナー出しても、大丈…夫…」と、息子がデータつきの選手名鑑を片手に励ましてくれる。息子によると、走者なしのときよりも走者ありの方が、さらに得点圏に走者をおいた方が、石山の被打率ががくんと下がるらしい。なるほど、体感としても間違っていない。クローザーとしてもおそらく間違っていない。しかし私の胃はどんどん収縮するばかりである。

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