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耕作放棄地を自然栽培畑に③

5月30日
実験 人参の種を蒔く

前回は畝は3つ完成させて、集めた枯れ草を畝の上に被せた。その後、水やりをしてから、畝にポリマルチを敷いた。マルチの上に乾燥を防ぐ目的で溝の土を削ってはのせてゆき、重しにしている。暑くなり雨が降らず土が乾燥しても土をのせた部分は適度な湿り気を保つことができる。完成した畝は2ヶ月放置させる。なのでこれは秋蒔きの野菜を育てる用。

そして、実験として、何も手を施していないところ。畝の溝の横に人参の種を蒔く。
特に最初に育てる野菜としてこだわりはなかった。2歳の娘が人参を育てたいと言っていた、ネットで有機種子(スーパーで売られているものはF 1種
が圧倒的に多い。これは固定種)のものを購入。
F1種について、はじめて知った時はびっくりしました。遺伝子操作された種を使って形や大きさが揃うようになっていること(その方が買ってもらえる)、種子消毒や雄性不念の問題(おしべがない株を使って作られた野菜。人間でいうと精子がないような状態の野菜を食べていること)、F1種ではできなくないが、一代が最も栄えるようになっているため二代目、三代目と種を毎年とっていくことが難しいこと(大手の農家さんは種を種苗店から毎年買って育て規格の揃ったものを売っている、種のほとんどが海外のもの)など未来のことを考えると健康面でも日本の持続可能な農業の面でも、考えさせられる、、、と話は少し膨らんでしまったので種問題についてはまた改めて書いていきたい。

私は、一代、二代、三代と命の歴史がつながっていくところをみたいし、子どもにもみせたいなと思っている。同じ形のものばかりじゃなくて、いろんな個性あるものをみせてあげたい。そして人の手で操作させていない、本来のもの、神様が与えてくれたものを使いたいなと思って固定種で育ててみたい。言うのは簡単だけどやるのは大変なのかな?やってみなきゃ分からないね。
ちなみに隣は慣行栽培の農家さん。
同じ野菜を植えてみてその違いも知りたいなと思ってる。

さて栽培日記に戻る。
人参の種植えたところには籾殻をしいた(保温と乾燥防止目的) あと、一粒だけ残っていた枝豆の種も蒔いた。姪っ子も娘ちゃんもイキイキ。とても楽しそうだ。こどもには野菜や植物を育てる経験をさせて自然いっぱいの中で育ててゆきたい。自然とのつながりをいっぱい感じてほしいな!

夫も手伝ってくれて、これからの暑さに備えて休憩スペースを作ってくれた。草刈りをしてパラソルを挿した。これで暑さも安心かな^_^
木陰の下につくったので意味あるのか分からないけど笑。雨除けにはなるし涼しいはず。

毎日のように畑にくるようになって、
夫や子どもも顔を出してくれる。そして手伝ってくれるようになって、夫も毎日畑が気になるようになってきたようだ。しめしめ。
こんなふうにみんなを巻き込んで行きたいな。

7年前はワーキングホリデーでオーストラリアにいっていた。私は養豚農家さんにファームステイをしていた。ウーフというシステムを利用してボランティアでお手伝いする代わりに宿泊費や食費は無償で提供してもらっていた。そちらで3ヶ月働き、セカンドビザもとることができた。こちらのお宅では、ネイティブの英語も勉強できたし、循環型の野菜作りや雨水を濾過して家中のお水に使っていたり、薪割りをして薪ストーブで暖をとり、それでお料理したりと、貴重な体験を沢山させてもらった。
そんなふうに、今度は招く側で同じことをしたいな。こどもにもいろんな国の文化や言葉に触れさせてあげることもできたら一石なん鳥になふんだろうか!

今日はここまで。

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