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弱いからこそ、一人になる

一人っ子で両親・親戚にも溺愛されながら実家で過ごしていた自分にとって、地元を離れた一人暮らしはたくさんのことを分からせてくれるキッカケになった。

言われすぎて擦り切れている「親のありがたみ」も勿論感じたが、一人暮らしをして僕が一番に感じたのは違うことだった。

それは、「一人でいること」の重要性だった。

今までの自分は実家に暮らさせてもらっていたため、今考えてみればいつでも近くに味方がいて、逃げ場があって、心の拠り所と妥協の行き先が常に手の届く範囲にあった状態だった。

仲の良い友達とは会おうと思えばいつでも会えるし、いつでも自分の両親に情けない愚痴なんかをいうことで自分のひ弱なプライドを保つこともできた。

実家暮らしは、経済的にもすごく助かっていたと今にも痛いほど実感している。

しかし、両親へのありがたさは勿論あるのだが、今の自分のフェーズにおいては絶対に一人の時間を圧倒的に多くした方が良いと強く感じたのも事実としてある。

両親が常に近くにいて、仲の良い友達が常に手の届く範囲にいる地元の暮らしは、弱い人間である自分をより弱くする方向にしか導かないように感じた。

勿論、それは周りがいけないのではなくて、あくまでも自分の弱さゆえのものであり、本当に強い志があって自分を律することができる人ならば、場所なんて関係ないんだろうと思う。

ただ、僕のような弱い人間は誘惑があればそっちに流れてしまうし、「今から変わる」という誓いを何度も言ってはまた元に戻って自分を責めるということを繰り返してしまう。

何かを続けるのもすごく難しいし、すぐに易きに流れてしまう。本当に情けない限りであると毎日のように感じている。

ただ、これを自分が弱いからという理由で片付けてしまうのもどこか違う気はしている。だが、周りが変わったところで完全に良い方向に向かうかどうかわからないが、間違いなく一人でいた方が得るものは多いとも感じている。

自分は決して強い意志があるから地元を離れるのではなくて、弱い人間だから離れる必要がある。誘惑にも打ち勝つことができないくらい弱いから、あえて自分の心地よい場所からあえて距離を置くようにする。

今の自分はなるべく地元に帰らない方がいい。なるべく心地良い場所から離れた方がいい。心の底から怖くなってしまうようなところに飛び込ませてしまうようにしないと、自分はマジで何もやらない。

こうやって自分の弱さを場所にせいにするのがなくなるまで、自分は地元から日本から離れた方がいいことが今回ので帰省でわかった。

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1997年の日本生まれ。