ちゅうまん

ぶたいをつくっています。

ちゅうまん

ぶたいをつくっています。

マガジン

記事一覧

私は小劇場演劇を好きになってしまった

 知らないことに惹かれてしまう。私は小劇場演劇を知らなかった。生まれ育った鹿児島で私が見ていたのは、子供ミュージカル、ときどき来る劇団四季と、学校の体育館で上演…

39

公演記録#5

 高校時代の友達の話だ。彼女は先生が好きだった。それは恋愛の好きではない。彼女は良い父親として先生を見ていた。クラスメイトの私たちはみんなそれを知っていた。先生…

14

劇団中馬式第4回公演を終えて

 決めた順番としては、タイトル→会場→脚本です。脚本の全篇書き直しという暴挙に応えてくれた出演者のみなさま、ありがとうございました。  なぜ書き直したか、という…

5
私は小劇場演劇を好きになってしまった

私は小劇場演劇を好きになってしまった

 知らないことに惹かれてしまう。私は小劇場演劇を知らなかった。生まれ育った鹿児島で私が見ていたのは、子供ミュージカル、ときどき来る劇団四季と、学校の体育館で上演される地方巡業の公演。もちろん劇団や演劇サークルの学外公演などはあったが、小さなまとまりで会場を借り、公演をうつことが、珍しいことだと思っていた。

 私が”小劇場演劇”にハマったのは、18歳のときだった。演劇サークルの先輩にオススメしても

もっとみる
公演記録#5

公演記録#5

 高校時代の友達の話だ。彼女は先生が好きだった。それは恋愛の好きではない。彼女は良い父親として先生を見ていた。クラスメイトの私たちはみんなそれを知っていた。先生はクラスの子供たちを自分の子供のように見ていた(と感じた)。もちろん、彼女のこともだ。気にかけ、優しく導いた。さて、もしも先生と恋人になれるとしたら、彼女はそれを望んだろうか。

 大学入試で泣かなかった話を何度だってできる。私の先生は良い

もっとみる
劇団中馬式第4回公演を終えて

劇団中馬式第4回公演を終えて

 決めた順番としては、タイトル→会場→脚本です。脚本の全篇書き直しという暴挙に応えてくれた出演者のみなさま、ありがとうございました。

 なぜ書き直したか、というと、私はこの話をミステリにしたくなかったからです。私は推理小説が好きです。#様嫁は、ミステリではありません。探偵として機能しない探偵。現象が起こっている「理由」がセリフとして明確にされないのは、それが解く必要のない謎だからです。

 みん

もっとみる