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介護から見つけた本当の幸せ

親の介護が始まると自分の生活はどうなるのか、仕事は続けられるのか、家族との生活はどうなるのかと、不安が頭に過る方が多いのではないでしょうか。
私も母の介護が始まると、これからの自分の人生がどうなるのか不安でいっぱいでした。しかし、その不安は無くなり介護の時間がとても幸せに感じる事が出来ました。


介護と自分の人生

日本は超高齢化社会に突入しています。
介護離職や老老介護、高齢者施設の数が足りないなど、介護の課題は沢山あります。
介護される人が「80~89歳」の場合、介護する人の年齢は50~59歳 全年齢の31%と断トツで多くなっています。


母の介護が始まったのは、私が40代後半の頃でした。
40代後半から50代は子育ても落ち着いて、仕事やこれからの人生について考える頃かと思います。

そうなんです、介護はご家族の人生と直結していると言われています。
ある方は生活環境や職、働き方を変え、ある方は自分のキャリアが犠牲になるイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
反対に今まで出来なかった親孝行をする時間だと捉え有意義に過ごす方、それぞれ介護に対する想いはあると思います。

私は介護に直面した時、真っ先に向き合わなければならなかった事は親子関係と自分自身でした。そしてこの先の人生をどのように生きていけばよいのか不安を抱いていました。

表面的には親子関係は良好でしたが、幼少期のネガティブな記憶を思い出し、親に対して素直になれずにいました。
そして親の介護をすると自分の時間が持てず、自分の人生にマイナスの影響が出ると思い込んでいました。

皆様は介護に対してどのような気持ちを抱いていらっしゃいますか?
皆様にとって介護をするうえで一番の課題は何でしょうか?

介護を通して得られたこと

現在は介護と看取りは私の人生の糧になっていますが、始まった当初は母の介護に消極的でした。その理由は自分自身の事が手に負えなかったからです。同じ悩みを繰り返していました。
●人間関係の悩み(仕事も恋愛も躓く)
●不眠
●鬱症状
●未来が見えなくて不安

私は母の前で素直な気持ちを言えず、自分自身に苛立ちを覚えました。母に感謝の気持ちを伝えたいのに心を込めてその言葉が言えずにいました。詳しくはメルマガで説明していきますが、この出来事から私はコミュニケーションと認知科学、日本文化を学びます。
具体的には脳の仕組み、心と身体の仕組みを学んでいきました。
現在は仲間たちと共にwellnessナースとして活動しています。


学びを通して変化した事
①自分自身、母、家族との関係性が良好になった
②問題解決が自分で出来るようになった
③コミュニケーションを大切にするようになった
この学びは母の介護の場面、介護方法や治療方針を決める時、様々な場面で役立ちました。

時に色んな葛藤や悩みはありましたが、学びを生かしながら介護を続け、2022年3月20日兄妹全員で母を在宅で看取りました。

私達兄姉は母が今世で思い残しがないように満足して旅立った事を安堵していました。そして母の姿を見て、母の様に「 最期まで自分らしく生きていこう。」と思えたのでした。

その時を思い出すと悲しさもあるのですが、その空間にあった感謝と尊敬と母に対する愛と、母が私達に与えてくれた愛、お互いの気持ちがエネルギーとなって周囲を囲んでいる感覚でした。
そこには確かに温かな魂の交流があったのではないかと感じています。
そして母の旅立ちは、私自身が初めて自分を認めた瞬間でした。自分を認めるという事は目に見えないけれど、確かにそこにある幸せと安心を実感出来たからでした。

介護は辛くて精神的、肉体的に負担そして自分の人生を左右する不安だらけのものというイメージがあるかもしれませんが、介護していた私達も介護をされる立場になっていきます。
誰でも平等に老い、介護され、死は訪れます。目の前で親はその姿を見せてくれています。

その姿から何を受け取り、何を感じ、どのように行動していけば良いのかしっかりと向き合って、ひとつひとつの出来事から答えを出すことが大切ではないかと感じています。


介護と看取りの中の幸せ

私は仕事でも沢山の方を介護させて頂き看取りを経験してきましたが、介護や看取りは残された家族の為にあると思っています。

日頃の介護の過程では転倒したとか、物忘れが多くなったとか、歩けなくなったなど、目に見えるものに意識が向きがちですが、是非その背景にあるもの、心にあるものに着目して頂きたいと思っています。
それは私が経験したように、残されたご家族の人生がより幸せに、より豊かに過ごせると思うからです。

私の経験から紐解くと介護と看取りを通して

・自分自身というものを更に確立
・後半の人生の過ごし方を考える時間
・心と体と魂の役割を体感できる

この3つを経験し私達は更に成長、進化していくのだと思います。

そして、旅立っていくご両親、あるいはご家族もそれを望まれているのではないかと感じます。

人生を豊かにするヒント

ここ数年で社会、世界の常識が大きく変わっていきました。
私自身、様々な情報や周りの変化で自分の幸せがぶれそうになる時があるかもしれませんが、介護と看取りを通して得た幸せの感覚を思いだし、自分らしく過ごしていきたいと思っています。
介護や自分の人生に不安を抱いている方に、このメルマガが少しでもお役に立てれば嬉しいです。

人生を豊かにするメールマガジンは最初の16日間はメール講座になっています。
内容は周囲に祝福された介護と看取りの体験を書いています。
親子、家族関係に悩んでいる方の課題解決のヒントにもなる内容となっています。親の介護と老い、そして看取りという現実に向き合う中で自分の人生後半からの真の幸せについても述べています。メール講座最終日にはプレゼントもご用意していますので楽しみにしていて下さい。


16日間のメール講座の後も人生を豊かに過ごすヒントや介護や看取りの情報などを配信しています。
宜しかったらお付き合い下さいね。



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