感覚を掴むとは

【感覚を「掴む」とは?】

例え話を一つ

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気合い充分、やる気満々で
プロスポーツ選手に俺はなる!
と自分の将来の夢に向かって
鼻息荒く、意気込んでいる少年がいるとします

そんな彼があなたに相談に来ました

僕、全然成長しないし上手くなれないんです
プロになる為に毎日毎日一日中努力してます!
本当に寝る間も惜しんで全力で取り組んでいるんです!
なのに、全然上達出来ないですし、レベルアップしていかないんです
僕はどうしたらプロになれますか?

どうやら本気で取り組んでいて
その熱意はこちらが圧倒されるほど
伝わってきます

これは凄いなぁと感心しながら
話を聞いていたあなたは
こんなに本気になっている彼を見て
「才能が努力を上回るという事もある」
「彼は努力の天才なのかも知れない」
という気持ちになって来て
彼を応援したい気持ちが強まって来ました

そこであなたは彼に向かって言います

私に出来る事があるなら力になるよ!
ちなみにいつもは
どんなトレーニングをしているの?

そして彼は答えます

はい!
来る日も来る日も
一日中、全力で
そりゃもう本気で!

自宅の椅子に座って
机の上に何十冊もの参考書を
所狭しと広げて
事細かに説明されている
フォームや技術を分析して
イメージトレーニングをしています!

そらもう
ありありとイメージしていますから!!

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さて、あなたはどのようなアドバイスするでしょうか?

プロスポーツ選手になるためには
彼にはどんな助言が最適だと考えますか?

そうですね私だったらまず

関西人でもなけれりゃ
なんだったら
思いっきり東北の青森県出身の私が

「なんでやねん!!」

って思わず
自分でもビックリするほどの
関西弁でツッコんでしまうでしょう。。。

というか
この文章を読んでいらっしゃる方の中にも
ついうっかり
「なんでやねん!」と
口走ってしまった方もいらっしゃったのではないでしょうか?

いやいや、まず身体動かそ?
勉強は大事!
イメージトレーニングももちろん大事!
大事ではあるんだけれども…
大事なんだよ?
大事なんだけども〜

身体動かして練習しよ!
とりあえずやってみよ!
そこから君の成長は始まるから!
ねっ!
身体動かすのがスポーツだから
何度も何度も反復練習して
身体で覚えていかなきゃ!
身体に染み込ませていこう!
ねっ!
そしたらさ
上達も成長も
実感できないじゃないかな〜?
って私は思うよ!

えー
文章でお届けする小劇場
お読み頂きありがとうございますm(_ _)m(笑)

そういう事なんです

おもしろおかしく例えていても
これは決して大袈裟ではないんです

頭を使って練習するのも
もちろん大切な要素ではあるんですが

身体も一緒に動かして
体験して経験を積んで
全身で覚えていく

人間はこの身体、肉体を存分に使って
体験する存在
経験する存在なのです

思考から始まるのも事実なんですが
それを行動に移す事で
初めてこの世界に
新たな創造物が形作られていく

それがこの世界の
摂理の1つでもあると思います


このように
実際に身体を使って
体験・経験をしなければ
【感覚】は得られないわけです


それは
体験・経験を通ることで
私という存在の中に
新しい感覚や思考、価値観を
創造している・創り出している
と言い換えることが出来ます

創り出すという過程を踏むことで
私たちの中に初めて
感覚が備わっていくんだと
私は考えています

この感覚が備わっていくことを
【感覚を掴む】
とここでは表現しているわけです


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