掃除したくないから結婚した(600文字)
嫁「ちがう。パパが結婚してくれって言うから結婚した。」
私「イヤイヤ、結婚してって言ったのはそっちじゃん。
仕事イヤで辞めたいって言ったじゃん。」
嫁「それは言ったね。
でも結婚していいってその前から 言ってたのはそっちやん。」
私「で、これ何の話?何年前の話やねん。
結婚して20年以上経ってする話か?」
嫁「そっちが結婚した理由とか言いはじめるからやん。」
私「ほんまやな。
そう言われれば、そう聞こえるわ。」
嫁「私もお金運んで来てくれるから結婚した。」
私「それは知ってるから言わなくていいよ。」
嫁「いや、ちゃんと言っとかないと勘違いするやん。」
私「もうええやろ。勘違いしてようがしてまいが。
子どもが大学生になる程の時間が過ぎてやり直しも効かんやろ。」
隔離明けで部屋から出てきたママとしょうもないことをしゃべる。
ほんとにしょうもない。
私「一足早い介護は大変やったわ。
ママ頼むから老後元気でいてな。」
嫁「私もパパの面倒見るのイヤやわ
介護がいるなら実家に帰って。」
私「実家に帰っても私より大年寄りしかいないからムリやろ。」
私「バァさんや。おむつ替えてくれってていねいにたのむわ。」
嫁「絶対イヤや!」
くだらない話をしながら、やっぱり健康でいられるのは幸せだと実感。
掃除が苦手な私は隔離中掃除機を触らなかった。
結婚21年目の私達は今も利害が一致しているので一緒にいる。
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