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エッセイはたった5つのポイントを押さえれば誰にでも書ける

エッセイは誰にでも書けます。

テーマ選びに苦労することもありません。
文字数に悩むこともありません。


たった5つのポイントさえ押さえれば誰にでもエッセイを書き続けることができます。




こんにちは、エッセイストの君野ユウです。

現在、僕はnoteを中心にエッセイストとして活動しています。スキの累計も4,000を超えました。(2020年10月現在)
いつもたくさんの方に読んでいただき、たくさんの方の感情に触れていただいています。
エッセイを書くうえで大変励みになっております。ありがとうございます。


皆さんはエッセイを書くうえで、自分の文章つまらないなぁ、と思ったことはありませんか?
何を書こうかなと思いながらも、こんな日常にドラマはないよ、と思ったことはありませんか?



僕はあります。
正確には以前はよくありました。


文章の構成である起承転結を意識してもなかなかうまく書けなかったり。
一日を振り返っても書けるような出来事は何もなかったり。


しかし、エッセイを書いていくうちに自分の「型」というのが見つかり、"読める文章"が書けるようになりました。
最近は自分が以前書いた記事を読み返してニヤニヤしたりしています。気持ち悪いですね。


以前「エッセイストになるための7つの秘訣」という記事を書いたのですが、一年以上経った今も尚、反響をいただいております。
エッセイを書くということは決して難しいことではなく、自由に書いていいものです。



しかし、エッセイストになるための方法は書いたのですが、エッセイの書き方を書いていないというところになんとなく無責任さを感じていました。
なぜなら、エッセイストになることは簡単ですが、エッセイストであり続けるのは簡単ではないからです。


どういうことかを説明します。



エッセイストであり続けるにはエッセイを書き続けなければなりません。


そしてエッセイを書き続けるにはエッセイを書いていて楽しいと思える環境でなければなりません。
この楽しいと思える環境のひとつに読んでくれる人がいるということがあげられます。

なぜなら読んでくれる人がいると励みになるからです。いくら書いている本人が楽しくても読んでくれる人がいないと寂しいです。


つまり、エッセイは自由文と言えども読んでくれる人も楽しいと思える文章でなければ書き続けることは難しいということです。



そしてこの読んでいて楽しいと思える文章というのが"読める文章"です。



今回、この記事ではエッセイを書いていて楽しいと思えるようになるため、エッセイの具体的な書き方を説明します。実際にテーマを選び、構成を考え、例文としてのエッセイも掲載しています。


僕が3,500を超えるスキをいただけるようになったのは、自分の「型」を身につけることができたからです。(一般的な型というよりは独学によるものです)


あなたがエッセイを書くうえで少しでもお力になれば幸いです。

この記事を読めばわかること
・エッセイとブログの書き方の違いがわかる
・テーマ選びに苦労しなくなる
・導入文の書き方がわかる
・タイトルの付け方がわかる
・エッセイの例文があるのでテーマを元にどんな風に書いているかわかる

目次

0.エッセイのタイプ ~"読めるエッセイ"とは~
 ◼️体験/経験 感情
 ◼️ニュース 考察

1.テーマを選ぶ

2.文章の構成
 
2-1.構成のタイプ
 2-2.エッセイの構成

3.導入文の書き方
 
 3-1.導入文のパターン
 3-2.エッセイの例文

4.タイトルの付け方
 4-1.ブログのタイトルの付け方
 4-2.エッセイのタイトルの付け方

5.最後の仕上げ



(この記事単体での購入よりマガジンでの購入の方がお得です。
マガジン「知識と理論」に入っている作品は、

▪️エッセイはたった5つのポイントを押さえれば誰にでも書ける 
▪️あなたは大丈夫?「怒り」の正しい使い方                                
▪️「ネガティブな要素は全体の一部」と「想像する未来」           
▪️母に気づかされた、相談しなければいけないという本当の意味


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0.エッセイのタイプ ~"読めるエッセイ"とは~


まず、エッセイとブログの違いは何かというと、

エッセイは最後まで読ませる文章。
ブログは掻いつまんで読んでも内容が理解できる文章。

と言えます。
これはエッセイとブログでは性質が違うためです。

ブログは情報を伝えるものなので、どこから読んでも読者に伝えなければなりません。なので、前後の文章を読まなければ理解できない、こそあど言葉(これ、それ、あれ、どれ)の使用はあまりよろしくありません。


一方、エッセイは情報としての文章ではなく、作品としての文章になります。
次の文章を読ませるための文章を書かなければいけません。

どちらが良い悪いではなく、ブログ、エッセイはにはそれぞれの性質があるということです。


エッセイは作品としての文章だということはわかりましたが明確な定義というものはありません。
短歌のように5・7・5・7・7というルールがあればわかりやすいのですが、エッセイにはルールというものが存在しません。
強いていうならば自由文というところです。
しかし、自由文というとあまりにもざっくりしていてわかりませんね。


自身の半生を綴った自叙伝、映画の批評、子育て日記、主婦の日常。ジャンルは違えどそのどれもがエッセイです。
ジャンルは様々ですが大きく分けるとエッセイには2つのタイプがあります。

◼️体験/経験 感情
これは自分が体験したことに関する書き方です。
身をもって体験しているためリアリティのある内容が書けます。

・初めて一人暮らしをした時の気持ち。
・バイトで失敗した時の気持ちetc.

誰もが経験したことのある内容でも感じ方は様々です。
初めての一人暮らしでも、楽しいと思う人もいれば、寂しいと思う人もいます。
筆者が人生で培った経験によっても感じ方が違います。



◼️ニュース 考察
これは主観的ではない出来事に対しての自分なりの考察です。

・一般的なニュース記事を読んで感じたこと。
・映画を見た時の感想、考察。etc

僕自身も時々、ニュース記事をピックアップしてその時に感じたことを綴っています。ニュース記事に対する考察は誰も同じようなことを書きがちなので、独自の視点は少し難易度が高いです。

独自の視点で切り込もうとするあまり、奇をてらった文章になったり、読者を刺激するような文章になりがちです。
そのような文章はウケはいいかもしれませんが諸刃の剣であり、次第にエスカレートしていくのであまりオススメはできません。



上記のようにエッセイはとても自由度が高いです。
書き方やスタイルは人それぞれですが、そのどれもに共通していることがあります。



それは筆者の視点を持つということです。

筆者が今まで生きてきたうえで培った知識や経験をもとに考察することができれば、文章に深みが増します。


焼肉屋に行った時の感想でも、焼肉店で働いたことがある人とない人では感想が違います。
一年ぶりに行く焼肉と一週間ぶりに行く焼肉。
好きな人と行く焼肉と嫌いな人と行く焼肉。
状況や体験により、持つ感想は様々です。


焼肉に行くという何気ない出来事でも人によって視点が違います。


この”視点”を意識して書くことが"読めるエッセイ"を書くポイントです。

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