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テラサカトモヒロの表現力について


歌詞に出てくる主人公の年齢層。これって広くないですか?

「魚のあたまで」幼年期「醜く輝いて」思春期「五本の指」青年期「針のない時計」中年期「最期の手紙」壮年期

幼年期・思春期・青年期に関してはある程度の経験などからありだと思うんです。
中年期・壮年期に関してはそれはもう想像力で書くしかないわけですよネ。

例えばいろんな人から聞いた話しから膨らんだものかもしれないんだけど、そこをここまで書ききる「想像力」はすごい。

そんで、それを表現する「技術」これもすごいんじゃないか?

「想像力」がすごいだけではただの「妄想家」 「技術」がすごいだけではただの「技術者」じゃないですか。

ものすごい想像力でいろんなこと考えていたってそれを形にできる技術力が無ければ人に伝えることは不可能です。 ちなみに僕はこれですネ。

「妄想家」(笑) で、どんなに技術があったところで想像力が無ければ「表現」することなんかできないんです。これ役者の世界でも言えるんですけどネ。

現実には無い世界をあたかも自分の経験みたいに書く。
それは詩人であり小説家の様でもあり。 その虚構を演じきる役者的な所もあり。
聴くものをその世界に引きずりこむ音を創り上げる音楽家であり。
そしてその音を奏でるギタリストであり歌手なわけですネ。

世の中にはいろんなタイプの「シンガーソングライター」がいると思います。
僕は音楽に関しては知識不足なので、よくわからないんですが。
ここまで広い世界を一人で作って歌ってる人っているんだろうか。

「醜く輝いて」や「五本の指」の様に内面的なところを歌った人かと思いきや。
「最期の手紙」「虚構の花」「サクラサカズ」のようなまるで小説や映画のような世界まで。

若干25歳168cm53kg男性としては小柄な体で。僕達と同じ脳と二本の腕から。
ここまでのものが産まれてるってすごい。
脳内宇宙(笑)果てが無いです。
「テラサカトモヒロ」に関してジャンル分けするのはもしかしたら不粋なことかもしれない。

テイストとしてはロックとかなんだろうけど。


「テラサカトモヒロ」の音楽はもうそこにしかないんだ。

2003年(テラサカトモヒロ25歳当時) 非公式ファンサイト 負け犬が遠吠えより抜粋


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