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ヨガと出会ったきっかけ

こんにちは。板岡奈央子です。
島根県松江市でyoga salon feelという小さな自宅スタジオでヨガを伝えています。



今回は、私がヨガと出会った頃のお話をします。
(ちょっとネガティブなお話や子育てのお話しになります。苦手な方はここで退出してください)





今から10年ほど前。
夫の転職で、転勤族となった私たち一家は、地元の関東からも、結婚後住んでいた関西からも離れ、徳島に住んでいました。



その後、上の子2歳半、下の子が生後2ヶ月の時(8年前)に、岡山へ転勤となりました。

徳島もでしたが、岡山も、まったく初めての土地で右も左もわからず、知り合いもいない環境。



一人で子どもを連れて出かけることもままならず、家に閉じ籠る日々。
(2歳半の息子はイヤイヤ期真っ盛り&好奇心旺盛で笑顔でどこへでも駆け抜けていく子でした。岡山の住まいは、自宅の周りにかなり深さのある、蓋もフェンスもない水路がいっぱい。いつか息子が落ちるのではと夢に見るほどでした…。)


人との交流がなさすぎて、次第に自分の心のバランスが崩れていくことを感じていました。
息子のイヤイヤにカッとなってしまったり、大泣きする息子と一緒に自分も大泣きしたり…


体型も崩れ、姿勢も悪く、いつも疲れていたし、自分への自信は微塵もありませんでした。

今の私を知る人からは、想像もつかない姿かもしれません。




このままこうして、ピークはすぎて下り坂でどんどん衰えていくんだ、と思いながら、若かった頃のキラキラしていた自分の写真や、SNSや雑誌で笑顔で輝く素敵な女性を眺めては、劣等感に苛まれる日々。

(今から思えば、この頃なんてめちゃくちゃ若い。20代!お肌も何もかもピチピチじゃないか。それに、40代、50代、60代と歳を重ねて、より綺麗に楽しくなっている人が周りに溢れていて、歳を重ねることが楽しみしかない!当時の自分に教えてあげたい…)



そんな中、引越しから3ヶ月ほど経った頃。
日に日に精神のバランスを自分でコントロールできなくなっていることに流石にまずいと危機感を感じ、このままでは自分も子どもたちも不幸にさせてしまうのでは、と、外の世界とのつながりを持とう!と、動き始めました。




当時は子どもを預けられる環境もなかったため(友人も知人もなし、夫は仕事で不在、仕事もしていなく保育園も利用不可)、
子どもたちを連れて参加できる場所はないか?探し始めました。

(今思えば、これも執着していたんだと思います。子どもを預けずに一人で子育てをやり切っている自分でいること、や、自分が子育てするという役割を放棄してお金を使うことはいけないことだ、という自分が作り上げた思い込みやエゴに。
ファミサポや一時保育など、受けられるサービスはあったはず。利用したら負けだ!くらいに思っていたのです。なんて浅はかなのか…

今はそんなエゴは必要なかったと気づいたので、夫に子どもたちを預けて、一人で東京へ出張へ出かけたり、自分の時間も大切にしています。夫、ありがとう)



そんな中、たまたま出会った、託児付きのヨガ教室。
託児の先生が教室の2階で子どもたちを預かってくれて、1階でお母さんはヨガに集中できるというもの。
(別の子連れのヨガは動き回る我が子を追いかけて全く楽しめなくて2回で断念)


子どもを産んでから初めての、母親ではなく、たった一人で過ごす1時間。

初日こそ、泣いてないかな?本当にいいのかな?と不安や申し訳なさを感じたけれど、次第に、その週に1度のヨガの時間が、自分にとってかけがえのないひとときになりました。



これまで人と接する時間がなかった私にとっては、先生や他の生徒さん、託児の先生と会えること、お話しできることも、自分の居場所をようやく見つけられたような気持ちになり、心の救いでした。


1年半ほど通い、転勤で今住む島根へ移ることになり、そのお教室には通えなくなりましたが、一生忘れることのない、わたしのヨガとの出会いであり、わたしを救ってくれた場所です。



長くなりましたのでヨガの先生になるまではまた次回、綴ろうと思います。




最後まで読んでいただきありがとうございます。


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